第3試合は「北村克哉 7番勝負第1戦」として、昨年復活した「ヤングライオン杯」の優勝者である北村が、1.4ドームで凱旋試合を行なったジェイ・ホワイトにチャレンジ。
ゴング前、北村は気合の雄叫びを上げる。開始のゴングが鳴ると、バックの取り合いへ。北村は力尽くで組み伏せ、マッスルポーズで威嚇。続いてロックアップで組み合うと、ジェイはエルボーとハンマーパンチを連発。
だが、続くロープを使った展開では、北村が力強いショルダータックル。すると、ジェイは逆水平チョップを返し、北村にも同じ技を促す。しかし、スキをついてジェイは前蹴りを叩き込み、ダウンした北村の足をひねっていく。
さらにジェイは逆水平チョップから串刺しエルボー、バックドロップとたたみかける。そして、北村を場外投棄。そこから場外戦に雪崩込むと、ジェイは鉄柵に北村を叩きつける。そして、逆水平チョップを連発し、客席に北村を放り投げ、自身はリングに戻る。北村はカウント18でリングに生還。
北村はエルボーを連発するが、ジェイは右ヒザに蹴りを入れ、相手の動きを止める。だが、北村もブレーンバスターで応戦。そして、逆水平チョップで快音を響かせ、串刺しエルボー、ショルダータックル、サイドスープレックスと怒涛の攻撃。
そして、北村はスピアーを決めると、ジャックハマーの体勢に入るが、ジェイは足をバタつかせて切り抜ける。そして、ジャストフェイスロックで捕獲。さらに両足で北村の腕を固定すると、エルボーを頭部から肩にかけて連打。これでグロッキー状態の北村に対し、最後はブレードランナーを炸裂。ジェイが3カウントを奪取した。
ジェイ「この俺の胸についたキズを見てくれ。キタムラは凄く大きなハートを持った良いファイターだ。ヤツはいつか素晴らしいファイターになるだろう。だが、俺のターゲットはタナハシだ。昨日は敗れたが、明日、半年後、何年後でも、俺のターゲットがタナハシということに変わりない。IWGPインターコンチネンタルベルトに挑戦し、昨日は敗れた。そして、今日、俺の相手はキタムラのような若手だった。しかし、どんな相手が前に立ちはだかろうとも、俺はそれを倒し前進するのみ。誰も来ないんだったら、自分から追っていく。そして、倒してすべての選手たちの亡骸を、俺の後ろに残して前進していく。みなが“スイッチブレード”ともに、恐怖、そして怖れを吸い込むだろう」
※北村は肩を借りてインタビュースペースに辿り着くと、ベンチに倒れこむがそのまま床に落ちてしまう
北村「(※体を起こしながら)ジェイと闘えて、光栄です。だけど、ボクはまだ、次があるんで、まだ終わりじゃないです。(※起き上がる)まだ終わりじゃない。(※再び倒れこむ)進化して、もっともっと進化して、このシングル戦、進化していきます(※這って控室へ)」