『戦国炎舞 -KIZNA-Presents Road to POWER STRUGGLE』開幕戦の後楽園大会。11月5日(土)大阪大会の前哨対決と「Super Jr. Tag Tournament」1回戦を主軸に、全8試合が組まれた。
試合開始前、尾崎仁彦リングアナウンサーがリコシェの欠場(※渡航手続きの不備)と対戦カードの一部変更を発表。
そこから始まった第1試合は、第三世代の天山&小島&永田がトリオを結成し、本間&金光&川人と対決。なお、永田は2日後の10月23日(日)に東金大会をプロモートする。
天山対金光で試合が始まり、天山がショルダータックル。すると、金光がエルボー連打で反撃に出るが、天山が受け止めてエルボーを返し、ヘッドバット、モンゴリアンチョップをお見舞い。しかし金光は次の串刺し攻撃から逃れ、ドロップキックで逆襲した。
永田対川人の場面。川人がエルボー連打で攻め込み、フロントハイキックをかわしてカウンタージャンピングエルボー。さらに、エルボーを連打して行くが、永田がエルボー、ニーリフト、サッカーボールキックで報復。
これで川人の動きが止まり、小島が逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップ。しかし川人は、ショートレンジドロップキック2連発で挽回。
タッチを受けた本間は、ボディスラム、串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、小こけしで小島に追撃。さらに、逆水平チョップ連打、ジャンピングエルボーへ繋ぐが、小島が腕にラリアットを見舞い、コジコジカッターで逆転。
永田対本間となり、永田がフロントハイキックから張り手を食らわせる。しかし、本間がカウンターこけしロケットで黙らせ、自軍コーナーへ帰還。スイッチした金光が串刺しジャンピングエルボー、ボディスラムで永田に追い討ちする。
続いて金光はブレーンバスターを仕掛け、抵抗した永田に張り手を浴びせる。そして、金光が永田を羽交い絞めにすると、川人がミサイルキック、本間が小こけしでアシスト。
次に金光は逆エビ固めを繰り出すが、永田が脚力で逃れ、カウンターキチンシンクをお見舞い。さらに、エクスプロイダーで追撃すると、天山&小島がテンコジカッターで本間を排除。ここで永田が逆エビ固めを極め、金光を仕留めた。
戦国炎舞 -KIZNA- Presents Road to POWER STRUGGLE
- 日時
- 2016年10月21日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,627人(超満員)
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第1試合 20分1本勝負
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
永田「金光、川人、初めてやりましたけどね、まぁやる気と元気は、それなりにあったかなと。ただ、俺を激怒させるまでにはいかなかったな。それはちょっと残念だったな。まぁ俺がカッカさせる前に終わっちゃったな。彼らがそうさせられなかったのか、つけ入る隙を与えなかったかは、見ていた人が判断してくれればいい。ただ、こういう試合で、俺たちに向かって来るには、並大抵な覚悟じゃダメですよ。もっと元気があっても良かったな。それを望んでるよ、後楽園のお客さんは。やっぱなにか一つをやった時のお客さんの反応が物凄かったんで、そういう客の期待を裏切らないようなファイトをしてほしいです」
——明後日は、東金大会を控えてますが、コンディションはいかがですか?
永田「いや、見ての通りですよ。天山、小島、両名と一緒に組んでみても、みんな肌ツヤもいいし、動きもいいし、気合も入ってますし。いい形で、いい結果で終われると思います」
天山「東金だ、東金!」
永田「明後日、よろしくお願いします(※天山、小島とガッチリ握手)この調子で」
天山「バリバリ調子いいね、永田はやっぱり。東金、楽しみですよ。しっかりと全力で盛り上げたいと思いますよ」
永田「25年ですからね。俺は24年だけど、もう25周年ですからね、2人は。しっかりとパワーを見せてほしいですね」
天山「東金、ガッチリいこう(※永田、小島と手を合わす)。ありがとうございました」
小島「川人、金光がね、たぶんアイツらにしたら、大ベテランの俺たちから、いろんなものを吸収したいとか、たぶん思ってるかもしれないけど、ハッキリ言って逆だから!俺が、アイツら2人の養分、全部吸い取ってやる。そうしないと、俺だって、しぼんでしまうから。そういうことで、頑張ります」
※川人が金光の肩を支えながらコメントブースを通り過ぎる
本間「オイ、川人。オマエ言ってやれよ。言ってやれ、オマエの気持ち」
川人「クソ!永田、次は必ず潰して、もっと潰して、俺がピンフォール。いや、ギブアップ。勝ちを獲ってやるよ。見とけ。必ず強くなってみせる」
本間「いいねぇ。そういう師弟関係っていいね。俺も実はさ、知らない人多いと思うんだけど、今日“付き人対決”だった。天山と金光。永田と川人。小島と俺だからさ。実は俺、小島さんの付き人だったからさ、全日本時代。何を隠そう。だから、金光と川人の気持ち、スゲェ分かるし、いつか越えてやるって思ってると思うよ。俺も実際、小島さんに1回も勝ったこと無いし。もう潰されて。普段の生活は歯向かわず、試合では歯向かって、自分を出して。恩をアダで返すような気持ちでやっていかなかったら、嘘だしさ。そういうのって良いなって思うし。あと1つ。同期。川人と金光。同期って良いよね。『俺が、俺が』の気持ち。それを忘れたらプロレスラーじゃないし、スゲェ良いなって思う。切磋琢磨して。お互い相乗効果で上がっていく。これは良いですよ。だから、同期は、同期には絶対に負けないって気持ちでやってもらいたいし、仲良くやりつつも、アイツには負けないって気持ち、その気持ち忘れないでやってもらいたい。今日、第1試合、すごい考えさせられる試合だったなと思います。今シリーズは、実はそんなにテーマのない闘いが続くかもしれない。けど、その中で俺は、本間朋晃の存在意義。そして、こけしの存在意義を見せていくから。よろしくお願いします」
※金光はノーコメント