DESTRUCTION in HIROSHIMA
- 日時
- 2016年9月22日(木) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 広島・広島サンプラザホール
- 観衆
- 2,801人
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第9試合 60分1本勝負
東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦- (チャレンジャー)
- (権利証保持者/G1 CLIMAX 26優勝者)
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
権利証保持者のケニー・オメガに、YOSHI-HASHIは挑戦。
YOSHI-HASHIのセコンドには、後藤洋央紀がつくと、ケニー・オメガはヤングバックスを引き連れ登場。
ゴングと同時に、両者のコールが沸き起こる中、ロープ際、オメガはYOSHI-HASHIの顔面を張り、挑発していく。
これに怒ったYOSHI-HASHIは、ヘッドロックでオメガの頭部を締め上げると、オメガはYOSHI-HASHIの髪を引っ張り、YOSHI-HASHIの腰にエルボーを振り下ろす。
さらに、グランドの攻防から、オメガは三角締めを狙っていくが、YOSHI-HASHIはロープへエスケープ。
続けて、オメガはショルダー・タックルでYOSHI-HASHIをぶっ飛ばすと、YOSHI-HASHIもアームホイップ、バックエルボー、ボディスラムで応戦。
さらに、YOSHI-HASHIは逆水平チョップを見舞い、オメガをロープに振ると、オメガはそのまま場外にエスケープ。
YOSHI-HASHIはオメガを追って場外に行くが、オメガはYOSHI-HASHIに鉄柵攻撃を敢行。さらに、オメガは場外のマットをはがすと、YOSHI-HASHIの腰をエプロンサイド、解説席のテーブルにYOSHI-HASHIを叩きつけていく。
続けて、オメガはマットをはがした床に、パワーボムを狙っていくが、YOSHI-HASHIはこれをこらえ、逆にオメガを床に叩きつける。
そして、YOSHI-HASHIはオメガをリングに戻し、自身もリングインすると、そこをヤングバックスが妨害し、YOSHI-HASHIの顔面にスプレーをふりかける。
直後に、オメガはジャンピングフロントハイキックを放つと、YOSHI-HASHIは場外に転落。さらに、ヤングバックスが合体のスーパーキックを、YOSHI-HASHIの顔面に見舞うと、オメガは鉄柵を利用してのムーンサルトプレスを的中させる。
戦場がリングに戻ると、オメガは強烈な逆水平チョップの連打、ストンピングの連打、串刺しバックエルボーを連続で見舞う。
さらに、オメガはYOSHI-HASHIの腰を狙い、バックブリーカーをも決めると、逆方エビ固めを極めていく。
YOSHI-HASHIは力を振り絞り、サードロープにエスケープ。
それでも、オメガは攻撃の手を緩めず、YOSHI-HASHIの腰を打撃の連打、コーナーマットに腰を何度も打ちつけていく。
苦しい状況のYOSHI-HASHIは、ロープに振られながらも、カウンターのヘッドハンターで反撃に出ると、ヘッドシザース・ホイップでオメガを放り、串刺し逆水平チョップ、オメガをトップロープに固定し、オメガの後頭部にランニング低空ドロップキックを的中させる。
続けて、YOSHI-HASHIはパワーボムを狙うが、腰の痛みで動きが止まると、オメガは自信の腰を振り、YOSHI-HASHIを挑発。
オメガは、蒼い衝動の体勢から、牛殺しを決めると、YOSHI-HASHIの腰へガレージ缶を叩きつけていく。
さらに、オメガは場外で、ヤングバックスを合体のインディーテイカーを敢行。
オメガはYOSHI-HASHIをリングに戻すと、コーナートップから、YOSHI-HASHIの後頭部へミサイルキックを発射。
続けて、オメガはすぐさまドラゴン・スープレックスで、YOSHI-HASHIを投げ捨てると、片翼の天使の体勢へ。
しかし、YOSHI-HASHIはこれをDDTで切り返すと、バンカーバスターも決めていく。
さらに、逆水平チョップ、トラースキック、オメガの後頭部へスライディングニー、オメガの顔面へスライディングダブルニーを、連続で叩き込んでいく。
YOSHI-HASHIはここでスワントーンボムを狙っていくが、オメガはこれを間一髪でかわし、誤爆。
オメガは力ずくでYOSHI-HASHIを持ち上げると、そのままパワーボムを放ち、YOSHI-HASHIに蹴りを何度も打ち込む。
さらに、オメガはYOSHI-HASHIの顔面を張り挑発すると、YOSHI-HASHIは逆水平チョップで張り返し、張り手の連打を見舞う。
これに対し、オメガも強烈にYOSHI-HASHIの顔面を張り返すと、ロープへ走っていく。
YOSHI-HASHIは、ここで向かってくるオメガに、カウンターのかち上げ式ラリアットを見舞うと、ジャックナイフ式エビ固めから、スワントーンボムも放っていく。
直後に、YOSHI-HASHIはバタフライロックでオメガを締め上げると、スリーパー、バッククラッカーも決め、カルマの体勢へ。
だが、オメガはこれを嫌い、膝を当て逃れると、YOSHI-HASHIにリバースフランケンシュタイナーを敢行。
続けて、オメガはランニングニーも的中させると、最後は片翼の天使を炸裂させ、YOSHI-HASHIを破り、権利証を防衛した。
COMMENT
ニック「いいよ、このまま真っ直ぐタクシーで(ホテルに)帰ろうぜ」
オメガ「(※テーブルの上に権利証のブリーフケースを置いて)これを見ろ。誰がYOSHI-HASHIが勝つと思ってたんだ? YOSHI-HASHIが勝つなんてあり得ないのに」
マット「いかれてるんじゃないのか?」
オメガ「アイツはどこまでいっても、俺たちTHE ELITEのはるか下だ。何でこう名付けたのかわかってるのか? 昨日勝ったからといって、いつも勝てるってわけじゃないんだぜ。俺たちは(※節をつけながら)THE ELITE、ELITE、THE、THE ELITE。OK、YOSHI-HASHIはこのタイトル(権利証)の手にして、どうしようと思ってたんだ? まあ、そんなあり得ないことはどうでもいい。25分かかったのか? 10分ぐらいで終わると思ってたから、まあ、あいつにしては頑張った方だな。といっても、幸運だっただけだ。こんなことは初めてだ。俺の調子が悪すぎた。まあ、それでも俺の手の内で遊ばせてただけだけどな。まあ、ズルして手に入れたチャンスだしな。さて、これからどうするかな? 次のチャンスを求めるのかな? そんなことはどうでもいい。このケースを持って、俺はトーキョードームのメインイベントに向かう。さて、(IWGPヘビー級)ベルトの行方は……。オカダか? マルフジか? どちらが手にしようとも、俺が向かう先は一つ。そこで会おう。その時が過ぎれば、Tシャツも飛ぶように売れるし、俺のギャラも青天井で上がっていくことになる。すべてのカネが俺のもとに集まってくるようになるのさ。まあ、見ていてくれ。しかもすべての国のマネーがな。いやあ、素敵な瞬間が待ち受けているなあ……。さて、何か質問はあるか? ないのか? つまらないヤツらだ。(※女性記者に向かって)そういうことなら、この後、ホテルで会おう。みんな、GOOD BYE & GOOD NIGHT」
後藤「両国の屈辱は忘れてねぇよ。次、俺がいってやるよ。俺しかいないだろ」