第2試合は『WORLD TAG LEAGUE 2017』Bブロックに出場しているマイケル・エルガン&ジェフ・コブ組とウォーマシン（レイモンド・ロウ&ハンソン組）が、それぞれ北村克哉と岡倫之とトリオを結成して激突。

　先発は岡と北村。気合をみなぎらせる両者は、レスリングの攻防を見せる。そこから北村は強烈な逆水平チョップ。続くショルダータックル合戦では共に倒れず。すると岡はエルボーからショルダータックルで北村からダウンを奪う。そして、サイドスープレックスを狙うが、北村が逆に投げ捨てる。
　ここでタッチしたエルガンが岡に串刺しラリアットを連発。しかし、ハンソンが乱入してダブルのブレーンバスターの体勢へ。すると、ここに両チーム全員が加わり、エルガン組が相手チームを全員まとめてブレーンバスターで投げきる。
　続いてエルガンが岡にトップロープ越しのボディプレス。次はコブが岡に豪快な変形スラム。そして、北村が逆水平チョップから串刺しエルボー。捕まった岡だったが、北村に意地のスパインバスターで反撃。
　次はロウとコブが対峙。ここから両軍入り乱れる中、ハンソンが北村とコブに、対角線を走るかたちで交互に延々と串刺しラリアットを連発。すると、岡がタッチをアピール。岡が北村に串刺し攻撃を狙うが、これはエルガンが捕らえてスープレックス。しかし、ハンソンがエルガンを打撃で排除。
　ならばと北村がハンソンをスピアー。だが、ロアがニーで北村を排除。しかし、コブがそのハンソンを変形のスープレックス。すると、岡がコブをフロントスープレックスで投げ捨てる。だが、コブは岡を振り子のように振り回しながらバックドロップ。続けてツアー・オブ・ジ・アイランドを決めて、岡から3カウントを奪った。

岡「（※若手に肩を抱えられてコメントスペースに戻って来るなり、頭を抱えてヒザを着く）もっともっとスープレックスを……スープレックス勝負がしたかった。次はシングルで闘いたい。ジェフ・コブとスープレックス勝負をしたい。もっと強くなってきます。（※立ち上がって、ウォーマシンに向かって）ソーリー、負けてしまって」
ロウ「お前の力も大したもんだ。コーラクエンでもチームを組んだよな。その時よりも強くなっている。だけど、もっと強くなれ。もっともっと強くなれ。前にも言ったけどな、もう1度言っておく。お前がパートナーを得たなら、手助けを必要とするなら、そこにウォーマシンを呼びつけろ」
岡「（※英語で）よろしく頼みます」
ロウ「俺たちはジャパンに戻ってきた。IWGP（タッグ）タイトルを落としてしまったけどな。俺たちのIWGPタッグ王座を取り戻しに来た。俺たちはそれしか見ていない。リベンジすることだけしか考えてない。そのためにも俺たちは、このタッグリーグをものにする。それだけ。そう、それだけでしかないんだ！ 俺たちのものである王座を取り戻す」
ハンソン「俺に見えているのはそれだけだ。俺が見ているのはそれだけだ。そうだ、お前らK.E.Sだ。お前ら、このウォーマシンとタイトルを懸けて、タイトルマッチで闘え。（1・4東京ドーム）『WRESTLE KINGDOM（12）』で俺たちがそのベルトを取り戻す。『WORLD TAG LEAGUE 2017』は……」

※とまで言ったところでエルガンとコブが割り込んで来る。
エルガン「ヘイ、ヘイ、ヘイ、ウォーマシンよ、さっきから裏で聞いてたけど『WRESTLE KINGDOM』でなんだって？ K. E.Sとタッグタイトルマッチをどうこうって？ それは違うぞ。K.E.Sの相手は俺とジェフ・コブだ。まず俺たちがあいつらと闘うんだ」
ロウ「なにをバカなこと言ってるんだ？」
エルガン「俺が言ってることがどういうことかわからないのか？ 『WRESTLE KINGDOM』で闘うっていうことはだな……」
ハンソン「ゴチャゴチャ言うなら一緒に闘ってもいいぞ」
エルガン「いや、俺たちが（タッグリーグに）勝って、俺たちが『WRESTLE KINGDOM』の舞台に立つんだ。俺たちにはもう、そのイメージが出来上がってる。それを頭に入れておくんだな」
ロウ「お前らも『WRESTLE KINGDOM』を目指してるのか？ なら、追い払うだけだ。その体にわからせてやる」
エルガン「そこへの道はほかにない。一つだけだ。邪魔はさせないからな」
コブ「（※腕時計を指す仕草をして）チックタック、チックタック、チックタック……」
ハンソン「そういうことか。まあいい。でも、俺たちはウォーマシンだ。俺たちが世界を制圧する」
ロウ＆ハンソン「ウォーーー!!!!」
北村「（※遅れてコメントスペースにやって来て）今日組んだビッグ・マイク、そしてビッグ・ジェフ・コブも、対戦したウォーマシンもみんなリスペクトしている。そんな選手に囲まれて闘えたこと、とても価値がある。そして今日、闘ったメンバー全員、新日本プロレスのスーパーヘビー級の選手だ。とても価値のあること。だから、スーパーヘビー級で闘い続ける」