LION’S GATE PROJECT3

日時: 2016年9月1日(木) 18:00開場　19:00開始
会場: 東京・新宿FACE
観衆: 467人（超満員札止め）

第2試合 20分1本勝負

川人拓来
大原はじめ

境界線

MATCH REPORT

　2016年1月デビューの新日本プロレスで最も若い川人が、数々の団体を渡り歩いた大原と対戦。

　試合開始直後、川人が鋭いタックルを見せるも、大原が切り返して腕を取る。そして、川人の両腕を固めたままブリッジを披露し、場内を沸かせる。
　その後、川人がクリーンブレイクせずにチョップを浴びせ、エルボー合戦へ突入。そこから川人がカウンタージャンピングエルボーを食らわせ、大原の胸板めがけてローキックを連射する。だが、大原が蹴り脚を受け止め、顔面かきむしりで報復。
　さらに大原は、ロープを悪用して川人の自由を奪い、観客に写真撮影を煽る。そして、顔面を痛めつけると、背後から低空ドロップキックを見舞う。
　大原の攻撃は続き、フライングメイヤー、スリーパーホールド、追走式スリーパーホールド。さらに、連続フォールで川人の体力を消耗させる。
　次に大原はブレーンバスターで川人を投げ捨て、逆片エビ固め、変型逆片エビ固めなどで攻め立てる。だが、川人がなんとか脱出し、カウンタードロップキックで逆転に成功。
　ここから川人は、トップロープからのミサイルキック、逆片エビ固めで追撃。だが、大原がハンマースルーを切り返し、顔面攻撃で逆襲。さらに、低空ドロップキック、串刺しジャンピングエルボー、串刺しジャンピングハイキックで追い討ちをかける。
　続いて大原は変型バックブリーカーで川人の背中を痛めつけ、最後はムイビエン（※変型逆片エビ固め）で勝利した。

　試合後、大原は敢えて川人に拍手を送り、握手の手を差し出すアクションで挑発。その後、拳王のタオルをかざして退場した。

COMMENT

大原「楽しかったです。やっぱり、若い子とやると、凄い刺激になるし。ああやって、まだ色が付く前の選手で、ガンガン来てくれて。普段なかなか、ああいう試合味わえない状況だからね。すごく新鮮だったし、さすが“新日本プロレスのヤングライオン”って感じがしましたね。何か質問ある？大丈夫？ありがとうございました。今日も、ムイ・ビエン」

川人「（よろめきながら）クソ……新しい技を用意して、先輩の選手にぶつかって、必ず勝ってやろうって思ってたのに、通用しなかった。でも、必ず、この新しい技と、4ヵ月溜まったこの思いは、これからもずっと、俺の相手になるヤツに晴らしてやる。次は必ず俺が勝ってみせる。ありがとうございました」