バディファイト Presents G1 CLIMAX 26
- 日時
- 2016年8月13日(土) 17:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 7,477人(超満員)
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第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 26」Bブロック公式戦レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
序盤、本間が張り手で永田をダウンさせ、小こけしを発射。しかし、永田が回避して自爆を誘発し、張り手をお返し。さらに、浴びせ蹴りで動きを止める。
ここから永田は、本間が痛めている左の脇腹に集中攻撃を開始。テーピングを引き剥がし、膝蹴り連射、ストンピング連射、ナガタロックII、ミドルキック連射などで攻め立てる。
続いて永田はブレーンバスターの体勢に入るが、本間が反対に投げ捨てる。そして、逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、小こけし、低空シャリマティーと得意技を連発。
しかし永田は、カウンターキチンシンクで流れを引き戻し、ネックスクリュー、エクスプロイダーで追撃。だが、本間が左のローリングラリアットで逆転し、逆水平チョップ連射へ繋ぐ。
ところが、永田がカウンターの腕固めで本間を黙らせ、バックドロップで叩きつける。それでも本間はカウンターこけしロケットで逆襲し、コーナー最上段へのぼる。しかし、永田が張り手で動きを止め、雪崩式フロントスープレックスで叩きつける。
永田の攻撃は続き、タイナーからバックドロップを仕掛ける。これを本間が抵抗して張り手を見舞うと、永田も応戦して張り手合戦が勃発。左右の連打で永田が押し込み、大☆中西ジャーマン(第1段階)で投げる。
ここで永田は再びバックドロップに行くが、本間が体重を浴びせて押し潰す。そして、カウンターこけしロケット、こけし落としに繋ぐと、最後はこけしを炸裂させて劇的勝利を収めた。
COMMENT
——宣言ですね。
間「出場宣言してやる。来年は、3勝、4勝、それだけじゃ終わらないぞ。出るからには優勝だ。まだ決まってねぇけど、出るからには優勝だ。俺は今年、3勝6敗。精一杯頑張りました。ありがとうございました」
——ファンは、”勝つ”以上のものを感じたんじゃないかと思います。
本間「そうだったとしても、結局勝ち星ですから。そんなね、勝ち星以上の、『頑張ったな』っていう試合は、YOSHI-HASHIに任せておけばいいんだよ。俺は、勝ちに貪欲に、どんどん勝ちを狙っていくだけだから。最高の試合をして、勝つ。最高です。そうやっていきたいです。ありがとうございました。……ただ、脇腹は痛かったです。エルガンのパワーで折れちゃって。新日本、強敵だらけで。幸せです、僕は。もう39歳、今年40歳。プロ入りデビュー20年。まだまだやりたいことがいっぱいある。この業界でやりたいことがいっぱいある。俺は幸せですよ。まだまだやってやります」
——昨日の試合後、本間選手への厳しい言葉もありましたが、今日リング上で闘ってみていかがでしたか?
永田「まぁなかなか掴みどころのないヤツだったんで、腕一本、足一本、体一本取るのに、すげぇ苦労しちまったよ。ちょっとだけ、桜庭の気持ちがよくわかったよ。ただのしばき合いをしたのさ。しばき合いで、ちょっと墓穴掘ったかなってところで。あぁ、効いた。だからどうした?本間に言っといてやるよ。この勝利は重いぞ。俺様に勝ったことで、こえれから本間に、多大な期待がいくわけだから。それに応えた試合をした者が、どんどん上に登っていけるし。その期待に応えられねぇヤツらは、どんどん落ちていくんだよ。たかだか俺に勝っただけで、無駄な敗戦にさせんなよ、本間。それにしても、『G1』3勝6敗か……厳しいな。IWGPがますます、俺から遠ざかっていくよ。なんとか手繰り寄せようと思っても、どんどんどんどん遠くに行っちゃうみたいだから。本腰入れるしかねぇかもな。今日の敗戦がどうした?こんなことごときで、永田裕志の価値観が、地に落ちるわけがない。本間よ、これからプレッシャー大変だよ。以上」