7月27日(水)長野・ビッグハット大会『G1 CLIMAX 26』Bブロック公式戦で対戦する、本間朋晃とケニー・オメガが、タッグマッチで前哨戦。
ゴング前から、BULLET CLUBが本隊を襲撃し、場外で鉄柵攻撃を敢行。
戦場がリングに戻ると、高橋がキャプテンの顔面を叩き、キャプテンを挑発。キャプテンは、オメガと高橋へダイビング・ショルダー・タックルを狙うが、これはかわされ、誤爆。続けて、高橋は、キャプテンへエルボーの連打から、ギロチンドロップを見舞っていく。
かわったオメガは、来ていたTシャツを脱ぐと、Tシャツでキャプテンの首を絞める。
苦しい状況のキャプテンは、オメガと高橋へ、カウンターのダイビング・ショルダー・タックルを的中させると、本間とタッチ。
本間は、オメガをボディスラムで寝かせ、小こけしを放つも、これはかわされ誤爆。
ならばと、本間は串刺しジャンピングエルボーから、フェイスクラッシャーを決めると、再び小こけしを発射。これは、見事にオメガに的中。
続けて、両者逆水平チョップ合戦に入ると、オメガはトラースキックから、カミカゼ、さらにセカンドコーナーからのムーンサルトプレスを敢行。しかし、これは本間がカウント2で返していく。
さらに、オメガはヘッドシザース・ホイップで本間を放っていくと、高橋とタッチ。
高橋は本間へフィッシャーマン・バスターを狙うが、本間はこれをこらえ、逆に高橋を持ち上げ、ブレーン・バスターで、高橋を投げ捨て、キャプテンとタッチ。
キャプテンは高橋へ、串刺し攻撃を狙うが、高橋はこれをかわし、オメガとトレイン攻撃を見舞っていく。
だが、キャプテンも地獄突きから、ヒラ・ボトムで応戦。
カットに入ったオメガを、本間がこけしロケットで場外に蹴散らすと、リング上では、キャプテンが高橋へダイビング・ヘッドバットを発射。
しかし、高橋はこれをかわし、誤爆を誘うと、フィッシャーマン・バスターから、変形DDTを炸裂させ、キャプテンから3カウントを奪った。
試合後、本間はエプロンサイドにあがり、リング中央のオメガにアピール。しかし、オメガは本間を挑発すると、そのまま花道から去っていった。
オメガ「まあ、何も恐れるものはないな。(この『G1 CLIMAX』では)すべてのシングルマッチの前に、同じ相手と闘うカードが組まれている。まあ、それも面白いな。シングルマッチでどう闘うか考えられるし、作戦を試すこともできるからな。だけどアイツには大した作戦なんか必要ない。基本的なケニー・オメガで十分だ。なんたって相手はホンマだからな。お前と俺で『G1』だって? お前はそれでいいかもしれないけど、俺にしてみたらクソみたいない試合だ。お前が頭を使ってくるのはミエミエだ。頭を使うっていっても、考えて闘うってことじゃない。頭の中身のことじゃない。お前に脳ミソなんてないからな。単純に頭を使ってくるんだ。その頭をぶつけてくるだけさ。まあ、お前相手なら、俺も何も考えなくとも、優れてるけどな。ホンマ、お前とは何度やっても結果は同じさ。それにしてもホンマが相手って……。ホンマ(本間)ってホンマ? まあ、お前相手に作戦を明かしておいてやるよ。お前にほかの作戦を考えることなんてできないからな。なあユージロー、お前はどう思う?」
裕二郎「Oh……俺に聞くのか?」
オメガ「そうさ。ホンマのバカに聞かせたってくれ。あのヘッドバットさえ気をつけとけばいいんだ。みんな、わかってるさ。よければいいだけさ。そうすればいいだけ。アイツが何回(ヘッドバットを)打ってこようとも、全部よけてやるさ。俺の作戦はそれだけ。それで勝てるんだから。簡単なことさ」
裕二郎「Boring(つまんないな)」
オメガ「でも、それしか考えつかないんだから、つまらなくても仕方ないさ」
裕二郎「I think absolutely you beat him(絶対にそれであいつを片づけられると思うよ)。Then after the match、they have lost(その後の試合も、みんな負けるさ)」
オメガ「ところで、明日はOFFだよな。オイ、目の前に素敵な女性が2人いるじゃないか」
裕二郎「Ok。Let's get action for you late night baby(よし、今夜のために声を掛けようぜ)」
ケニー「キスでもしようぜ。(※カメラに向かって)じゃあな。Good bye & Good night」
本間「ケニー、明後日、俺はケニーとやりますよ。お前さ、今までお前はほうきで、何でも掃いて、何でも欲しい物、手に入れてきたかもしれない。でも、今回の俺は、いや、今回のこけしは、お前のほうきには負けないよ。お前のほうきじゃ掃けねえからな。絶対、掃かせねえから。今の俺、永田さんと一緒で2勝0敗。突(と)っ走ってますよ。俺みたいな男がいてもいいでしょ。ましてや俺みたいな男にさ、『こけし!』って応援する人が、“もしかしたらいけるんじゃないの?”って。最初だけでも、いや、最後の方でも、思えれば幸せだと思うし、それを実践していく。そのためにもお前には負けるわけにはいかない。今、永田さんと同じBブロック、2勝0敗で並んで首位ですよ。単独首位になるために、お前に負けるわけにはいかない。いや、お前のほうきに負けるわけにはいかない。お前どんなラフ殺法、どんな(闘い方)でくるかわからないけど、何でも対応できるように、頭、柔らかくしとくから。今の俺の頭皮、軟らかいからさ。何でかわかる? もうね、(※ここでコメントを撮影しているカメラマンが、本間の頭頂部をアップで撮ろうとする)撮るな! コラッ! もう、マッサージというマッサージ(を施してる)。それと同時に、毛根が開いたうえに、毛が細いのが太くなり、プロレス頭まで柔らかくなって、どんなプロレスにも、今の俺は対応できるんだ。確かにお前は凄いと思うよ。ジュニアの方からヘビー級に来て、いきなりインターコンチネンタルのベルトを獲った。確かに凄ぇよ。でも俺だって、先に新日本に上がってやってきた意地、お前に見せてやる。長野では、こけし・イズ・ハッピー、幸せになろうぜ」
※キャプテンはノーコメント