SUPER J-CUP 2016

日時: 2016年7月20日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,606人（超満員）

第5試合無制限1本勝負
「SUPER J-CUP 2016」トーナメント1回戦

ティタン
ウィル・オスプレイ

境界線

09分14秒　オスカッター→片エビ固め

※ウィル・オスプレイが2回戦に進出。

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　『BEST OF THE SUPER Jr.XXIII』覇者のオスプレイが、CMLLのスペルエストレージャであるティタンと激突する好カード。

　序盤、ティタンが腕を取ると、オスプレイが連続ヘッドスプリングで切り返す。そして、ドロップダウンを繰り出したティタンを前方宙返りで飛び越えるも、ティタンが倒立から回転式ヘッドシザースホイップ。
　その直後、ティタンはトップロープを利用してアラビアンプレスを繰り出すが、オスプレイが回避。しかし、ティタンは下からのオーバーヘッドキックでオスプレイを場外に落とし、トップロープのリバウンドを利用してフェイントを披露。ところが、オスプレイがいち早くリングへ戻り、トップロープとセカンドロープのあいだからミサイルキックをお見舞い。そして、エプロンからボディアタック式シューティングスタープレスを敢行。
　リングへ戻り、オスプレイが変型卍固めで追い討ち。さらに、スワンダイブ攻撃を狙うティタンをスピンキックでダウンさせる。続いてオスプレイはロープへ走るが、ティタンがロープを利用して場外へ追いやる。そして、トップロープ上からラ・ケブラーダを敢行。
　これでティタンのペースとなり、スワンダイブボディプレス、ドラゴンスクリュー、足4の字固めなどで追撃。しかし、オスプレイがティタンをコーナー最上段へ固定し、顔面付近へトラースキックをお見舞い。これでティタンが場外へ落ちると、トルニージョ式サスケスペシャルを食らわせる。
　オスプレイの攻撃は続き、スワンダイブフライングフォーアーム、その場飛びシューティングスタープレス、コーナー2段目からのトルニージョ。さらに、トルネードキックを放ち、当たりが浅いとみるやすぐさまハイキックをお見舞い。最後はオスカッターで決着をつけた。
　
　試合後、オスプレイがイギリス国旗、ティタンがメキシコ国旗の旗を掲げ、互いの健闘を称え合った。

COMMENT

オスプレイ「（上機嫌で歌いながらコメントブースに現れる）『SUPER J-CUP』が遂にやってきた。俺は、この大会に出るのは初めてだけど、ここでイギリス人として歴史を創りたい。『SUPER J-CUP』初のイギリス人レスラーであり、そして、初めて優勝する、なおかつ、１番若くして優勝する、イギリス人レスラーになってやる。世界中でこういうトーナメントはたくさんあるけれど、俺はこの大会に出たいと思っていた。だから、ここで必ず優勝する。（ベンチに寝転がって、後ろに貼ってある『SUPER J-CUP』の旗を見ながら）それに、この『SUPER J-CUP』は俺のことを選ぶさ。（再び上機嫌で歌いながらコメントブースを後にした）」

ティタン「もう負けてしまったのは、事実。これは残念で仕方ないけど、自分の名誉にかけて闘った。でも、彼は本当に凄い選手だ。メキシコとイギリスの名誉にかけて、闘った。そこで、俺は負けてしまったが、どこであろうが、もう一度彼とやりたい。俺は、100%の力を出して、いつも闘っていたが、今回負けてしまった。でも、どこであろうと、彼ともう一度闘いたいし、あんな素晴らしいレスラーが、ここにいたということは、ほんとに嬉しいことです」