SUPER J-CUP 2016

日時: 2016年7月20日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,606人（超満員）

第1試合無制限1本勝負
「SUPER J-CUP 2016」トーナメント1回戦

マット・サイダル
梶トマト（K-DOJO）

境界線

07分56秒　エアー・サイダル→片エビ固め

※マット・サイダルが2回戦に進出

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　2009年12月以来、約6年半ぶりに『SUPER J-CUP』が復活。新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、KAIENTAI-DOJO、DRAGON GATE、琉球ドラゴンプロレスリング、ROH、CMLLから16選手が結集し、トーナメントで頂点を決める。

　第1試合は、新日本プロレスマットで活躍中のサイダルとK-DOJOの梶が対決。

　梶が軽快な“トマトダンス”を披露したあと、サイダルが入場し、試合開始のゴング。梶が後転から回転式ヘッドシザースホイップでサイダルを投げ捨て、ドロップキックで場外に落とす。そして、プランチャをお見舞い。
　続いて梶は、コーナー最上段からウルトラタイガードロップ。しかし、サイダルが梶を捕まえ、変型ギロチンドロップで逆転。そこから鎌固め、カウンターフライングニールキック、脚を固めながら極める変型バックブリーカー、その場飛びムーンサルトプレスなどで畳みかける。
　次にサイダルは串刺し攻撃を狙うが、梶がフロントハイキックで阻止。そして、セカンドロープからのミサイルキックで逆襲する。
　さらに梶は、サイダルのラリアットを連続でかわし、カウンターバックエルボーを打ち込む。そして、串刺しスピアー、串刺しジャンピングエルボー、低空ドロップキックへ繋ぐ。
　続いて梶はコーナー最上段にのぼるが、サイダルがその場飛びフランケンシュタイナーで逆転。そして、今度は自分がコーナーにのぼるが、梶が立ち上がり、オースイスープレックス、タイガースープレックスホールドで挽回。さらに、サイダルのハイキックを受け止め、高速の首固めで押さえ込む。
　しかし、サイダルがこれを返し、ジャンピングバックキックで逆転。さらに、串刺しジャンピングラリアット、コーナー最上段からのダイビングダブルニーアタックに繋ぐと、最後はエアーサイダルで勝負を決めた。

　試合後、サイダルが握手を求めるも、梶が拒否。しかし、梶がダンスで使用したトマトをサイダルに手渡し、ノーサイドとなった。

COMMENT

サイダル「間違いなく戦争だ。これこそ、まさに俺が求めていた闘いだったと思う。自分のキャリアの中で、俺は『絶対に勝つ』という目標を掲げて、この『SUPER J-CUP 2016』に出場している。そして、息子が生まれて、この『SUPER J-CUP』での闘いは、ファンのみんな、自分自身のためでもあるが、息子のために、本当に捧げたいと思う。（※掌を合わせて）ナマステ」

——試合には敗れましたが、かなりインパクトを残したのでは？
トマト「インパクト残すことは、凄い大事ですよ。僕はね、今回の『J-CUP』、勝利はもちろん、1番目立ってやろうと思ってましたよ。だけどね、悔しい。負けたのが、凄い悔しい。最後に、マット・サイダルに、このミニトマト渡して、日米でまた何かあった時に、『トマトタッグでやろうよ』って挨拶したつもりだったんですけどね。まぁ（ミニトマト）返されたんでね。でもね、今日負けたけど、お客さんに僕、梶トマトがどう伝わったのか分からないけど、1つだけ、1つだけ言わせてください。ハイテンショントマト！梶トマトの！勢いは！トマ！らない！」