KIZUNA ROAD 2016
- 日時
- 2016年6月27日(月) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,648人(超満員)
-
第4試合 30分1本勝負
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
柴田と本間の対決で試合が始まり、柴田がロープ際でクリーンブレイク。さらに、本間を挑発しながらエルボーを連発し、エルボー連打、エルボースマッシュを見舞う。
すると本間は、ショルダータックルで柴田を倒し、小こけしを放つ。だが、柴田が回避し、背中へローキックをお見舞い。さらに、足4の字固めでギリギリと絞り上げた。
永田対真壁の場面。真壁のショルダータックルに対し、永田がカウンターフロントハイキックで報復。そして、両者がそのまま引かず、もつれ合って青コーナーへ雪崩れ込む。
永田対ロビンソンとなり、永田がフェイント式低空ドロップキック。これで天山が登場し、ショルダータックル合戦でロビンソンに競り勝つ。すると、ロビンソンが顔面パンチを連射し、モンゴリアンチョップで追い討ちして行く。だが、天山は“本家”モンゴリアンチョップで巻き返し、串刺しラリアットをお見舞い。
ところが、ロビンソンがジャンピングラリアットで天山に逆襲し、セントーンで追撃。これをきっかけに天山がローンバトルへ追い込まれ、真壁組が徹底的に痛めつけて行く。
しかし天山は、カウンターニールキックで真壁に逆襲。ようやくタッチを受けた永田が、ミドルキック3連発、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダーで真壁に追い討ちをかける。
だが、真壁は串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、 ノーザンライトスープレックスホールドで逆襲。その後、永田がフロントハイキックを見舞うと、真壁がラリアットで対抗。それでも永田はフロントハイキックを浴びせるが、真壁がカウンターラリアットでなぎ倒した。
柴田対本間の場面。本間が逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャーと畳みかけるが、次の小こけしは失敗。柴田が追走式串刺しフロントハイキック2連発、エルボー連打、串刺し低空ドロップキック、フロントネックチャンスリーで巻き返す。だが、本間は負けずにバックドロップで柴田を叩きつける。
ここで真壁組がトレイン攻撃を敢行し、ロビンソンと真壁が串刺しラリアット。その直後、本間が小こけしを浴びせる。続いて柴田と本間がエルボー合戦を展開し、そこから柴田がスリーパーホールド、ミドルキック。
次に柴田がローキックを放つと、本間が蹴り脚をキャッチ。すると、柴田が張り手を浴びせるが、本間はカウンターこけしロケットで報復した。
天山対ロビンソンの場面。ショルダータックルの打ち合いから、ロビンソンがカウンタートラースキック、河津落とし。そして、ブレーンバスターを予告するも、天山が反対に投げ飛ばす。
続いて柴田組のトレイン攻撃となり、永田と柴田の串刺しフロントハイキックから天山がマウンテンボム。そして、アナコンダバイスを極めるも、真壁がカットに入る。だが、そこから天山がムーンサルトプレスを炸裂させ、ロビンソンを葬った。
COMMENT
天山「チキショー。なんなんよって!『G1』発表したよな?オイ、俺の名前ないよな?俺の耳悪かったんちゃうやろな?どこにもなかった。ほんまに、名前が出なかったとき、その場で力抜けたよ。こんなことあんねんな。ありえないよ。俺にとったら、『G1 CLIMAX』今年ももちろんメンバー入ってる。当たり前や。それをなんやねん。嫌がらせかって。ふざけやがって。ほんま試合どころちゃうわ、こんなもん。ふざけんなって、オラ!『G1』ある意味目標にしてる、新日本の一番のイベント。このイベントに出れへんって、おかしないかって。俺じゃあかんのかって。確かに、力は落ちたかもしれない。認めるわ。でもな、俺がプロレスやってる以上、新日本にいる以上、『G1 CLIMAX』絶対出なあかんやろって。何としてでも、出るからな。こっからやぞ。見とけよ」
——天山選手は、まだ今年の『G1』を諦めていないということですか?
天山「あんなもん、ふざけんなって、オラ!まだまだ返してやるよ。絶対、この『G1 CLIMAX』出る。出るって断言しとくわ、絶対な(※天山は控え室に戻る)」
——数か月前は、このトリオが見られるとは誰も想像してなかったと思いますが?
永田「まぁそうですね。だからこそ、今日は喜びもあり、複雑な気持ちもありって感じかな。今、天山も言ってましたけど、この半年でNEVERの価値観を、ボクら世代と柴田との闘いで、盛り上げてきた中で、やっぱ天山の気持ちってのは、痛いほどわかるし。俺も『どうしちゃったの?』って感じに思います。この半年、俺ら闘ってきて、天山が『G1』出れなければ、もしかしたら俺たちの上半期の闘いは、敗北だったのもしれない。そういう無念は、自分のこと以上に、やっぱ悔しさが凄いありましたよね」
——『G1 CLIMAX』での永田選手の試合は、主要カードとして、いくつも発表されましたが?
永田「いや、でもNEVERでの闘いは、俺たち4人で闘ってきたってありますから、その中で天山が出れない、エントリーされないって、これは僕自身もおかしいと思うし。でも、上半期は俺らの敗北とは思いたくないので、ここで天山が訴えたのは、大正解だし。強引に流れを引き起こしてでも、なんとか食い込んでほしいなと。ちょっとおかしいなっていう部分はありましたしね。今日は、柴田と天山とトリオを組めた、ある意味一つの喜びと、もう一つの悔しさというか、そういうものが残る試合だったかなと。以上です」
ロビンソン「今日の6人の中から、4人が『G1』に行く。この4人の中から誰かが優勝するんじゃないか。『G1』に勝って、レッスルキングダム11に進むだろう。それ、ちゃんと書いておいてね」
真壁「いいねぇ。燃えてきたねぇ。いいんじゃね?面白くなってきた!」
本間「柴田!柴田!柴田、俺はオマエのNEVERに対する気持ち、思いなんか聞いたことねぇんだよ。そのくせして、チャンピオン?笑わせんじゃねぇよ。俺はね、俺が言ったことで、ちょっと変な方向になってるから、今日は、俺の気持ち言うよ。俺が新日本プロレスに復帰して、1番最初に挑戦したベルト、それがNEVERだ。その後、何回も何回も挑戦したけど、その度に打ちのめされて、心折られて、負けたのが、NEVERだ。でも俺は、ネバーギブアップ。みんなが、『頑張れ!頑張れ!』、『いつか獲れるぞ!』って、そういう応援を背に、今日まで頑張ってきた。真壁さんがチャンピオンの時、石井が挑戦して、石井が勝った。その石井に、何回も挑戦して、何回も挑戦して、叩き潰された。涙を流したのは俺だ。そして、その石井から、簡単に、たった1回、たった1回のチャンスで獲った柴田、確かにスゲェなって思ったよ。スゲェなって思ったし、カッコイイなって思ったよ。俺に無いものをすべて持ってるなって、思ったよ。いつの間にか、アイツ、新日本プロレスの所属にもなってるしさ。それはスゲェ羨ましかったよ。羨ましかった反面、俺にはジェラシー、アイツに対してジェラシーしかないから。今の俺、ジェラってるからさ。分かる?ジェラってる。ジェラシーの現在進行形。ジェラってる。ジェラってるからさ。あと、NEVERのベルトは、第三世代と闘うための道具じゃねぇってんだよ。前に言った、『柴田がカッコイイ』、『俺がブサイク代表』、『永田さんがブサイクだから挑戦しない?』。そんなもんはどうだっていいんだよ!そんなもんは関係ないんだよ。俺がブサイクだろうが、永田さんがブサイクだろうが、そんなのは関係ないんだよ。ただ、柴田。オマエがカッコイイのは事実だ。ただ、そのカッコイイ、オマエから、俺の大切なNEVERのベルト、そろそろ返してもらうから。地元の、岩手で、返してもらうから」