1・4東京ドームで行われるIWGPヘビー戦オカダvs内藤の前哨マッチ。なお、10・9両国国技館では、オカダがEVILを破ってIWGPヘビー王座を防衛。内藤は石井に勝ってIWGP挑戦権利証を守っている。また、SHO&YOHは同所で田口&リコシェを破り、IWGP Jr.タッグ王者組となった。
先発したYOHとヒロムがチョップ合戦を繰り広げ、競り勝ったYOHがカウンターフライングフォーアーム。さらに、YOHがカニばさみでヒロムを転倒させ、SHOが低空ドロップキックを見舞う。
これでヒロムの動きが止まり、石井がヘッドバットで追い討ち。しかし、ヒロムが石井を突き飛ばしてニュートラルコーナーへ激突させ、控えの内藤がトップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを食らわせる。
これによって石井が孤立し、セコンドのロメロがリングへ飛び込む。しかし、BUSHIがTシャツで首を絞めて撃退し、SANADAが石井にカウンターバックエルボー、低空ドロップキックで追撃。さらに、EVILセントーン、BUSHIがミサイルキックなどで続く。しかし石井は、内藤が仕掛けたスイングDDTをこらえ、ブレーンバスターで逆転。
タッチを受けたオカダは、カウンターバックエルボーで内藤を後退させる。そして、フラップジャックでBUSHIを叩きつけ、EVIL&ヒロムが仕掛けたトレイン攻撃から脱出。EVILにフロントハイキックを見舞うと、2人を激突させ、DDTでEVILに追い討ちした。
SHO対BUSHIとなり、SHOがローキック連打、トラースキック。続いてショックアローの体勢に入るも、BUSHIが抵抗してバックスープレックスで投げ飛ばす。
その直後、BUSHIはロープへ走るが、SHO&YOHがダブルカウンタージャンピングニーアタックをお見舞い。そして、SHOのバッククラッカーからYOHが低空ドロップキックを食らわせる。
しかし、ヒロムが背後からYOHを捕まえ、ジャーマンスープレックスホイップで叩きつける。すると、SHOはBUSHIにジャーマンを仕掛けるが、BUSHIが変型ネックブリーカーに切り返した。
外道対SANADAの場面。外道が顔面パンチを連射し、乱入したEVILにもパンチを浴びせる。そして、チンクラッシャーからSANADAへトラースキックを放ち、蹴り脚を取られるとサミングで奇襲。
だが、SANADAが連続リープフロッグからカウンタードロップキックを食らわせ、Skull Endで外道を捕獲。そこへ石井が飛び込み、ラリアットでSANADAをなぎ倒す。
その後、オカダがカウンタードロップキックで内藤を排除すると、外道が外道クラッチでSANADAを押さえ込む。だが、ヒロムがカットに入り、トラースキックを見舞う。
さらに、BUSHIのコードブレイカーからSANADAがTKOで外道に追撃し、BUSHIがトペスイシーダでSHO&YOHを分断。最後はSANADAがSkull Endで外道を仕留めた。
内藤「今日から開幕した『Road to POWER STRUGGLE』。要するに11月(5日)、大阪大会、『POWER STRUGGLE』への前哨戦なわけでしょ? なのに、ほとんどの大会のメインイベントが、内藤vsオカダの前哨戦。もうすでに、『Road to TOKYO DOME』ってことですか? まだ2ヶ月以上も先だぜ。こんな時こそ、新日本プロレスにはあの言葉を思い出してほしいですね。そう、まさに、トランキーロ、あっせんなよ……。まあ、『POWER STRUGGLE』主要カードに、内藤の名前は入ってないですが、このシリーズ、しっかりインパクトを皆様に残したい。そして『WORLD TAG LEAGUE』も僕は優勝を狙ってますよ。まあ、要するに2017年の内藤哲也、まだ終わらないから。皆様、いろいろと想像しながら、内藤が何をするのか、楽しみに待っててください。では皆様、また新潟でお会いしましょう。Hasta Viernes(アスタ・ヴィエルネス=また金曜に)。アディオス」
EVIL「俺は、自分が思うように、欲望のままに必ずIWGP(ヘビー級王座)を手にし、新日本を支配していく。オカダだけじゃねぇ、いまあるすべてをブッ壊して、すべてをのみ込めるのは、この俺だけなんだよ。だから(10・9)両国でのことは、いまとなってはどうってことねぇんだよ。今年の最初に言っただろ? EVILの進化をさらに見せていくから、そこのところよ~く覚えとけ。This is EVIL。E~verything is EVIL。すべては…………EVILだ」
BUSHI「今日、初めてロッポンギ3K、当たったよ。この先の予定、『Super Jr. Tag Tournament』、当たる可能性があるからね。とても楽しめそうだよ。まずは初戦、ドラゴン・リーとティタン、お前らに勝って、次、3K、お前らが(準決勝に)上がって来いよ。スッゲェ楽しみにしてるぜ。En Serio(エン・セリオ)、マ・ジ・で……」
ヒロム「お帰りなさい、3K。(※指を3本立てたサインをいろいろと作りながら)こうだったけ!? こうだったっけ!? どうだったっけ!? わかんないけど、帰ってきたんだね。楽しみに待ってたよ、この時を。SHO&YOH、いや、3K……」
※SANADAはノーコメント
ロメロ「SHO、YOH、ゼンゼンダイジョーブ、ゼンゼンダイジョーブ。なぜなら、今日、ロッポンギ3Kは初めてLOS INGOBERNABLES de JAPONと闘ったんだから。だけど、より以上に大切なことは、この『Super Jr. Tag Tournament』でもっと暴れることだ」
SHO&YOH「OK」
ロメロ「お前らは(IWGP)Jr.タッグチャンピオンなんだ。お前らはトーナメントに出ている中でナンバーワン・タッグチームだ。誰もお前らを倒すことはできない。お前らにはこの先、とても素晴らしい計画があるし、素晴らしい戦力を有してる。このままの調子をキープしておけ。作戦は今のところは秘密にしておく。それは俺のポケットに中にしまい込んでおく。あとで教えてやるから。3Kは最強のタッグチームだ。プロレス史においても最強の技を持っているし、それが事実であることをこれから証明していく。とにかく優勝するんだ。この『Super Jr. Tag Tournament」でな。SHO、YOH、わかったか?」
SHO&YOH「YES!」
ロメロ「さあ、行こうぜ」
YOH「クソッ…。まあ、高橋ヒロム? メッチャ面白い存在だよ。あいつらとこのJr.、絶対盛り上げてみせるから。俺らがJr.のハイスタンダード、見せてやるよ。俺たちの時代を。『Super Jr. Tag Tournament』、面白いじゃん。(新日本プロレス)生え抜きの川人と…KUSHIDAは…“ライオンの血”は入ってないよね? あいつはあんまり興味はないけど、まあ、『やってやろうかな?』ぐらいの気持ちッスね」
SHO「ま、今日の結果はどうでもいいよ。(IWGP Jr.タッグ)ベルトを持っているのは、ロッポンギ3K、俺らだから。『Tag Tournament』、ま、ベルトを持っているということは、最強のタッグチームということなんで、ま、優勝でしょうね」
オカダ「まあ、まだ東京ドームまで時間もありますし、今日はロッポンギ“サンケー”。“サンケー”が活躍してくれれば。まあ、まだ、内藤さんの言いたいこともわかりますんで、それを聞かなくても僕はわかってますし。まだまだ時間はあるんで。“サンケー”、期待して下さい」
※石井&外道はノーコメント