BEST OF THE SUPER Jr.XXIII

日時: 2016年6月7日(火) 17:00開場　18:30開始
会場: 宮城・仙台サンプラザホール
観衆: 2,167人（超満員）

第1試合 20分1本勝負

ジェイ・ホワイト
デビッド・フィンレー

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　『BEST OF THE SUPER Jr.XXIII』最終戦の仙台大会。『SUPER Jr.』優勝決定戦に加え、6月19日（日）大阪城ホール大会の最終前哨戦がラインナップされた。
　
　オープニングマッチは、ホワイトvsフィンレーのシングル対決。

　フィンレーが腕を取ると、ホワイトが切り返して丸め込む。しかし、フィッシュが跳ね返し、ドロップキックで吹き飛ばす。そして、ストンピング連射、カウンタージャンピングエルボーで追撃。
　さらにフィンレーは、ホワイトをニュートラルコーナーへ叩きつけ、スリーパーホールドで絞め上げる。しかし、ホワイトがリープフロッグからのカウンターバックエルボーで逆転。
　続いてホワイトは、串刺しエルボースマッシュ、ミサイルキックで追撃。そこから逆エビ固めを狙うも、フィンレーがロープへ逃れる。
　さらにフィンレーは、カウンターエルボースマッシュで巻き返し、串刺しエルボースマッシュ、ワンハンドバックブリーカーで追い討ち。ここから両者がエルボーを打ち合い、ホワイトが連打で押し込む。すると、フィンレーがエルボースマッシュ連打で報復に出るが、ホワイトが下からスモールパッケージホールドで丸め込み、一気に3カウントを奪った。
　
　試合後、両者はお互いに言葉をかけ、最後に拳を合わせて退場した。

COMMENT

ホワイト「スイマセン、チョットマッテ。（※息を整えてからコメントし始める）（『BEST OF THE SUPER Jr.』に出場した）フィンレーがうらやましかった。彼は素晴らしくなっている。俺たちはほぼ同じぐらいにニュージャパンに来て、ドージョー（道場）に入った。そこで一緒に頑張ってきた。節目では闘ってきたし、彼が『SUPER Jr.』に出るとなったらバックアップもしてきた。俺たちはそういう関係だ。時には闘い、時には組む。どちらかが少し先にいくと、もう1人が追いつき、追い越す。互いにその時点でのベストをぶつけ合っている。それはこれからも続いていく。今日の勝ち方を卑怯だというのか？それは負け惜しみだ。どんな形だろうと、今日は俺が勝った。レフェリーがそうジャッジしたんだ。ジェイ・ホワイトが勝ったことに変わりはない。丸め込みだろうと、なんだろうと。いろんな勝ち方があるものだ。文句があるなら、また闘えばいい。俺たちの闘いはどこまでも続くんだ。そのなかで、お互い上がっていこうじゃないか。フィンレー、次はお前が勝てばいい。そうはさせないけどな」

フィンレー「僕はこのシリーズ、『BEST OF THE SUPER Jr.』に集中してきた。でも結果はゲドーに勝っただけに終わった。そして今夜は、僕にとってベストフレンドが相手だった。それはみんなもよく知ってる。ジェイ（ホワイト）は俺のことをよく知っている。僕もジェイのことをよく知っている。お互い、心の内も含めてね。俺たちは、時にはタッグチームとして一緒に闘う。そういう関係はこれからも続いていく。今日はジェイが勝った。前にも彼は勝っている。だけど、クリーンな勝利じゃない。こんな卑怯な勝ち方でいいのか？僕たちの闘いは、これで終わったわけじゃない。次は僕が勝つ」