いよいよ間近に迫った6・19大阪のIWGPヘビー戦を前に、王者・内藤と挑戦者オカダが前哨対決。なお、外道とBUSHIは『SUPER Jr.』Aブロックにエントリーしており、5・21後楽園のリーグ初戦で外道が勝利を収めている。
　
　石井対BUSHIの場面。石井＆外道がダブルショルダータックルを食らわせ、石井がエルボー＆逆水平チョップ連射、カウンターショルダータックルでBUSHIに追い討ち。ところが、EVILが石井にトラースキックを浴びせ、内藤が顔面に低空ドロップキックをお見舞い。
　直後に乱闘が巻き起こり、内藤がオカダ、EVILが後藤、SANADAが外道を場外で痛めつける。一方、リング上ではBUSHIがTシャツで石井の首を絞める。
　ここからLOS INGOBERNABLES de JAPONが石井を捕まえ、長時間に渡っていたぶり続ける。しかし石井は、内藤＆EVILの合体攻撃から逃れ、パワースラムで内藤に逆襲。
　ようやくオカダの出番となり、カウンターバックエルボー、串刺しジャンピングバックエルボー、DDT、低空ランニングエルボースマッシュで内藤に追撃。しかし、内藤がマンハッタンドロップで流れを変え、スイングネックブリーカー、ミサイルキックで追い討ち。
　それでもオカダはリバースネックブリーカーに行くが、内藤が脱出してフェイント式延髄斬り。するとオカダは、ジャンピングエルボーアタックをかわし、レインメーカーを狙う。これは内藤が回避したものの、オカダがすぐにフラップジャックで後退させた。
　後藤対EVILの場面。エルボー合戦のあと、後藤がカウンターミドルキックをお見舞い。さらに、串刺しラリアット、バックドロップへ繋ぐ。だが、EVILがエルボーで巻き返し、串刺しローリングラリアット、変型スイングネックブリーカーで追撃。それでも後藤はロープへ走るが、内藤が乱入してマンハッタンドロップを見舞い、直後にEVILがラリアットを食らわせる。
　続いてEVILはEVILを仕掛けるが、後藤が脱出して変型バックブリーカーに行く。これをEVILが逃れると、後藤は顔面へヘッドバットをお見舞い。そして、“滝って”からミドルキックを放つも、EVILが受け止め、フィッシャーマンバスターで挽回した。
　しかし後藤は、変わったSANADAにカウンターニールキックを見舞い、自軍コーナーへ帰還。スイッチした外道がSANADAの顔面にパンチを連発し、乱入したBUSHIにもパンチを浴びせる。
　さらに外道は、チンクラッシャー、トラースキックでSANADAに追撃。だが、次のコンプリートショットをSANADAが抵抗し、BUSHIがフェイント式ニールキックを浴びせる。
　続いてBUSHIはコードブレイカーを狙うが、外道が突き飛ばしてSANADAに激突させる。しかしSANADAは、前後の連続リープフロッグからドロップキックをお見舞い。そして、Skull Endの体勢に入るも、石井がラリアットでカットする。
　その後、EVILが石井にローリングエルボー、後藤がEVILにカウンターラリアット、BUSHIが後藤に浴びせ蹴り、オカダがBUSHIにフロントハイキック。さらに、オカダがドロップキックでSANADAを吹き飛ばし、外道が外道クラッチで押さえ込む。ところが、内藤がカットに入り、ロープを利用したスイングDDTでオカダを排除。
　それでも外道は、内藤のエルボーをSANADAに誤爆させ、パンチを食らわせる。ところが、直後にBUSHIが串刺しダブルニーアタックを見舞い、SANADAがエルボースマッシュ。さらに、BUSHIがコードブレイカーへ繋ぐと、SANADAがTKOからのSkull Endで勝負を決めた。

内藤「オカダの地元、愛知での大会ということで、今までと違ったオカダが見れるんじゃないかと思って、俺、すっげぇ楽しみにしてたんだけど、結局な、何も変わらなかったな。いやあ、ちょっとがっかりだなあ・・・。これはもう、明日の後楽園で全力疾走に期待するしかないな。頼むぜ、オカダ、しっかりしてくれよ。てかさ、あのIWGPのベルトがくすんで見えるって？ オイオイ、なんか自分の調子が悪いから、目も悪くなってきちゃった？ こうなったら、しっかり目を見開いて、目薬をさしてくれよ。そしたらさ、ピッカピカに見えるよ。とりあえず、薬局に行って、目薬を買って来いよ。ネセサリオ・ラピド、カブロン（※早くしろクソッタレ）」
EVIL「見ての通り、俺の完封だ。後藤、もっと危機感を持って、俺にかかって来い。全部、俺が上から目線で受け止めてやる。This is EVI。E〜verything is EVIL。すべては・・・・・・EVILだ」
BUSHI「おい、勘違いしてもらっちゃ困るよ。（『SUPER Jr.』決勝進出が）俺は可能性は0％、ゼロじゃないんだよ。残りすべての試合が、俺にうまいようにさ、俺のうまい条件のようにさ、事が運ぶことを願うよ。99.9％、決して可能性がないわけじゃないんだ。俺はね、フィンレーを熱く応援するよ。とりあえず次は後楽園。ノー・プレオクパード。心配ないぜ」
※SANADAはノーコメント
 
オカダ「まあ、別に愛知県じゃなくてもな、俺とYOSHI-HASHIさん、焦ってるよ。ベルトが懸かる試合の前なんだから、内藤さんが焦ろうがなかろうが俺の知ったことじゃないけど。まあ、『何か言え』って言ってたけど、ここであえて言ってやる。あなたになんか、特にありません」
YOSHI-HASHI「（5・31）広島？ 俺、負けてないよ。ただ、一旦引いただけ。俺は負けてない。あいつを倒す過程、途中だから。俺はあきらめてないから。いいか、おい、俺はお前と違って、ここに来る過程、1度もあきらめたことないんだよ。わかったか？ 明日、後楽園ホール、また行ってやるからな。覚悟しとけよ、いいか。負けてねぇからな、俺は」
後藤「渡辺（EVIL）、お前、俺のことチャレンジャーって言ってるみたいだけど、お前の何に挑戦すればいいんだよ？ お前、ベルト持ってたっけ？ 何かリーグ戦で優勝したっけ？ 寝ぼけんな。お前は、俺の完全復活への通過点でしかないんだよ。『亀の甲より、歳の功』って言葉知ってるか？ 年上をからかっちゃダメですよ」
※石井＆外道はノーコメント