第53代IWGP Jr.タッグ王者組の田口&リコシェが、謎に包まれたロッポンギ3Kの挑戦を受けるタイトルマッチ。
田口&リコシェは9月16日広島で金丸&タイチを破り、同王座の初防衛に成功。その直後、バレッタとのロッポンギヴァイスを解散したばかりのロメロが出現し、田口&リコシェを挑発。新チームロッポンギ3Kによるタイトル挑戦をブチあげた。
試合開始前、ロッポンギ3KのイメージVTRが場内に流れ、ロメロと謎の2人がゴージャスな車内で酒を酌み交わす。
そのVTRが終わると、ロメロが場内に登場し、白いスモークをまき散らす。すると、いきなり田中翔と小松洋平が姿を現し、場内が騒然となる。そんな中、尾崎仁彦リングアナウンサーが、田中をSHO、小松をYOHとコールした。
続いて田口&リコシェの入場となるが、エプロンへのぼった直後にSHO&YOHがドロップキックで急襲。田口たちを場外へ落とし、2人同時にノータッチトペコンヒーロを食らわせる。
これで試合の幕が開き、田口&リコシェが鉢合わせ攻撃を切り返す。そして、田口がSHOにカウンタージャンピングヒップアタックをお見舞い。
続いてリコシェがYOHにカウンターバックエルボーを食らわせ、田口がスライディングケツ、リコシェがブファドーラで追撃。さらに、2人がYOHへ連続トレイン攻撃を敢行し、田口が串刺しジャンピングヒップアタックを食らわせる。
次に田口がニュートラルコーナー2段目にのぼって尻を突き出し、リコシェがYOHをスローイングする。ところが、切り返されてリコシェが田口の尻へ激突し、YOHがその尻へドロップキックをお見舞い。そして、SHOがエプロンからジャンピングハイキックを浴びせる。
これで田口の動きがストップし、SHOが串刺しラリアット、脇固め、YOHが首4の字固め、SHOがカウンターキチンシンク、変型フロントネックロック、低空ドロップキックなどで攻め立てる。
だが、田口は体を90°回転することでSHO&YOHの突進をすり抜け、開脚式ドロップキックで逆転に成功。ようやく出番となったリコシェが、フライングフォーアームでSHOをなぎ倒し、カウンタードロップキックでYOHを吹き飛ばす。
リコシェの攻勢は続き、SHOをコーナーへ激突させ、619を食らわせる。そして、SHOの首をトップロープへ打ちつけ、飛びつきネックブリーカーを見舞う。
さらにリコシェは、YOHに対してノーザンライトスープレックス→ブレーンバスターの連続攻撃、その場飛びシューティングスタープレス。だが、YOHがリコシェの足に絡みつき、ラ・マヒストラルで丸め込む。これをリコシェが返すと、YOHは間髪入れずにクロスフェースを極めた。
ここでYOHとSHOが交替し、2人がリコシェに合体攻撃を仕掛ける。しかし、リコシェが回避してYOHをSHOに激突させ、SHOに飛びつきネックブリーカーを敢行。これにより、SHOがYOHにDDTを誤爆してしまう。
田口対SHOとなり、田口がブレーンバスターの体勢に入る。これをSHOが脇固めに切り返すも、田口がさらに切り返してアンクルホールドを繰り出す。
そこからSHOが脱出すると、田口はスリーアミーゴを開始。だが、3回目のブレーンバスターをSHOがこらえ、フロントネックロックに切り返す。
次にSHOはショックアロー(※クロスアーム式パッケージパイルドライバー)を狙うが、田口がバックスープレックスに切り返し、延髄斬りで逆転。
だが、YOHがエルボーで田口のタッチを妨害し、リコシェが前転からのショートレンジドロップキックで報復。そして、SHOにはカウンターフロントハイキックを見舞うが、直後にSHOがラリアットでお返し。
SHO&YOHの攻勢は続き、田口へダブルジャンピングニーアタックをお見舞い。さらに合体カナディアンハンマーで豪快に叩きつける。だが、リコシェがカウンタージャンピングヒップアタックでYOHをなぎ倒し、場外のSHOをノータッチトルニージョで押し潰す。
これでリコシェ対YOHとなり、リコシェがエプロンからのジャンピングハイキック、スワンダイブフライングフォーアーム。そして、ベナドリラー2pointからフォールするも、YOHが跳ね返す。
続いてリコシェは、コーナー最上段からYOHにシューティングスタープレスを敢行。だが、SHOが乱入してリコシェをぶっこ抜き、3連続ジャーマンで大ダメージを負わせる。
さらにSHOは、田口のジャンピングヒップアタックを受け止め、またもや3連続ジャーマンをお見舞い。しかし、リコシェがカサドーラでSHOを丸め込み、その体勢からその場飛びフットスタンプを食らわせる。
ところが、YOHがリコシェにトラースキックを浴びせ、SHOがバッククラッカーで追撃。最後はSHO&YOHの合体技3K(※SHOのフラップジャック&YOHの変型コンプリートショット)が炸裂し、リコシェが轟沈。YOH&SHOが1発でIWGP Jr.タッグ王座を獲得した。
試合後、ロメロがマイクアピールを行ない、ファンの「ロッポンギ」コールを煽った。