BEST OF THE SUPER Jr.XXIII

日時: 2016年5月23日(月) 17:30開場　18:30開始
会場: 新潟・燕市民体育館
観衆: 1,156人（超満員）

第3試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦

マット・サイダル
BUSHI

境界線

（1勝1敗＝2点）
（2敗＝0点）

09分20秒　エアーサイダル→片エビ固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　共に0勝1敗のサイダルとBUSHIが対決する『SUPER Jr.』公式戦。5月21日後楽園の開幕戦では、サイダルが田口、BUSHIが外道に敗れている。

　試合開始のゴングが鳴ると、BUSHIはコーナー最上段へ座って闘おうとせず。そして、いきなりトーキックで不意打ちし、ヘッドロックからショルダータックルを見舞う。
　するとサイダルは、ヘッドシザースホイップ、ショートレンジドロップキックで逆襲。だが、BUSHIがサイダルを場外へ追いやり、リング中央へ寝転んで頬杖をつく。
　さらにBUSHIは、フェイントをかけてサイダルを翻ろうし、Tシャツで首を絞める。そして、スイングネックブリーカー、顔面かきむしり、チンロック、首4の字固めなどで一方的に試合を進める。
　だが、サイダルはカウンターニールキックで逆襲。さらに、BUSHIの左脚にローキックを2連発で見舞い、頭部をハイキックで撃ち抜く。そして、変型ギロチンドロップ、変型オートマティックミッドナイトなどで追撃して行く。
　続いてサイダルはその場飛びムーンサルトプレスを繰り出すが、BUSHIが両膝を立ててブロック。さらに、トップロープを支点にしたバク転キック、ミサイルキック、トペスイシーダと畳み掛けると、またもリングに寝転んで頬杖をつく。
　サイダルがリングへ戻ると、BUSHIが水面蹴りから低空延髄斬りを浴びせる。しかし、サイダルはショートレンジジャンピングニーアタックで巻き返す。
　するとBUSHIはブシロールに行くが、サイダルが脱出してショートレンジニーアタック。ところが、BUSHIがパサーダで投げ飛ばしてサイダルを赤コーナーへ激突させ、顔面付近へ串刺しダブルニーアタックを浴びせる。
　続いてBUSHIはコーナーへのぼってエムエックスを狙うが、サイダルがその場飛び雪崩式フランケンシュタイナーでマットへ叩きつける。そして、即座にエアーサイダルを炸裂させ、3カウントを奪取した。

COMMENT

サイダル「なあ、みんな、俺の友達よ、今日もまた勝ったぜ。『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦をエアーサイダルで締めくくって連勝だ。“リボーン”マット・サイダルでの勝利で、また明日からの期待も高まったはずだ。俺はまだまだ勝ち続けるぜ。俺が突き進んでいくところをしっかり見てくれよ。このIWGP Jr.タッグのベルトを持ったまま、KUSHIDAの持つ（シングル）ベルトも手に入れてやる。そのためにも、この『BEST OF THE SUPER Jr.』で最善を尽くす。その先に運命が待ち受けている。それまでの一瞬一瞬が大切だし、勝負だ。そのひとつひとつをクリアしていけば、必ずやいい結果につながる。俺と一緒に喜ぼうぜ。そして最後に待ち受けているものを分かち合おう。それはPEACE＆LOVEだ」

BUSHI「やれやれ、これで2敗か。でもな、俺はこの2年ぶりの『BEST OF THE SUPER Jr.』、2年ぶりだぜ、楽しんでるんだよ。今が一番楽しいよ。負けて悔しくないヤツなんていないよ。でもね、サイダル、ヤツはこの新日本のJr.ヘビー、Jr.タッグのチャンピオンでしょ？勝ったら違う景色が見えたんじゃないか？ガイジン天国のJr.タッグ、何とかなったかもな。ま、“たられば”を負けて言うのはカッコ悪いから、次だよ。ノー・プレオクパード。心配ないよ。カイル・オライリー、待ってろよ」