レスリングどんたく 2016

日時: 2016年5月3日(火) 15:30開場　17:00開始
会場: 福岡・福岡国際センター
観衆: 5,299人（超満員）

第5試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合

（チャレンジャーチーム）
（第70代チャンピオンチーム）

真壁刀義
タマ・トンガ

境界線

12分12秒　ゲリラ・ウォーフェア→片エビ固め

※タマ・トンガ＆タンガ・ロアが初防衛に成功。

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　4月10日両国国技館でIWGPタッグ王座を獲得したトンガ＆ロアが、前王者組の真壁＆本間とリターンマッチで激突。
　
　真壁組の奇襲攻撃で試合が始まるも、トンガ組が巻き返し、いきなり本間へゲリラ・ウォーフェアを仕掛ける。だが、真壁がカットに入り、両腕ラリアットでトンガ＆ロアを蹴散らす。
　ここから真壁は、ロアを場外で徹底的に痛めつける。そして、リング上では本間がトンガにカウンターバックエルボー、低空シャリマティー。さらに、小こけしを狙うも、トンガが場外へ逃げる。
　それを本間が追いかけて場外戦になり、トンガがカウントアウト寸前で辛うじてリングへ生還。そして、ロアとの合体バックフリップで本間を黙らせる。
　これで王者組のペースとなり、ロアがブレーンバスター、ギロチンドロップで本間に追撃。さらに、トンガが控えの真壁をドロップキックで落とし、本間を痛めつけて行く。
　しかし本間は、トンガたちのトレイン攻撃から逃れ、トンガにバックエルボー、ロアに小こけしで逆襲。ようやくタッチを受けた真壁が、パワースラムでトンガを叩きつけ、串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射でロアに追い討ちをかける。
　だが、ロアがカウンタースパインバスターで逆襲し、アバランシュホールドで追撃。続いてロアはラリアットを放つが、真壁が2連続で受け止め、ラリアットの相打ちへ持ち込む。それでもロアはラリアットを浴びせるが、真壁が右ラリアットを放ち、かわされた直後に左ラリアットをヒットさせた。
　本間vsトンガの場面。本間が串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、小こけしと得意技を連発。しかし、トンガが次のこけし落としから逃れ、両者が高速のロープワークで何度も交錯。そして、トンガがドロップキックを命中させるが、本間が倒れずにラリアットで報復し、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。
　その直後、真壁とロアがエルボー合戦を繰り広げ、真壁がロープ際のラリアットでロアを場外へ落とす。続いて本間＆真壁が、サンドイッチラリアット、こけしインパクトでトンガを追い込む。
　ここで本間がトンガをボディスラムで投げ、真壁がコーナー最上段へのぼる。ところが、ロアがチェーンを盗んで真壁を殴打。そして、場外でパワーボムホイップを繰り出し、真壁の背中をエプロンへ激突させる。
　これで本間が孤立してしまい、ロアのパワーボム＆トンガのネックブリーカーという合体技が火を噴く。それでも本間は、ロアのバックドロップから逃れ、こけしロケットで逆襲。
　続いて本間はトンガにもこけしロケットを放つ。ところが、トンガがカウンターでガンスタンを炸裂させ、最後は合体技ゲリラ・ウォーフェアで本間が轟沈した。

COMMENT

ロア「マカベ、ホンマ、何か言うことはあるか？あるのか？」
トンガ「（※割り込んできて）これでお前らを完全にやっつけた。この前と同じ結果だったな。さあ、次は誰が来るんだ？誰が挑戦してくるんだ？（新日本の）他からでもいい。ROHでもいいぞ。どこからでも来い。アメリカでも、アフリカでも。誰でもいい。いつでもいい。俺たちはゴッド(G.O.D）だ。日が昇る国を制圧するゴッドさ」

真壁「（※フィンレーと金光に肩をかり、コメントブースに登場）オイ、一言だけ言っといてやるコノヤロー。今日は勝てなかったかもしれねぇ。勝てなかったな。いいか、俺たちは必ず立ち上がるからな。オイ、必ずだ！必ず2人で立ち上がってよ、リベンジしてやる。ただ、それだけだ。いいか！俺ら見てろ！必ず立ち上がってやる。それだけだ」
本間「（※川人に肩をかり、コメントブースに登場すると、そのまま床に倒れ込む）もうチャンスはないのか？違う。チャンスはないかもしれない。でも、自分の力。いや、俺と真壁の力で、もう1回チャンスをつくってみせる。それこそ、“GBH魂”、1回や2回負けたぐらいで終わるわけねぇよコノヤロー。“兄弟愛”より、“絆”だ。絶対負けねぇ。チャンスくれねぇんだったら、リマッチ組まないっつうんだったら、力で奪い取ってみせるだけだ。今日のところは、俺の夢はついえたけど、絶対諦めない」