INVASION ATTACK 2016
- 日時
- 2016年4月10日(日) 14:30開場 16:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 9,078人(超満員札止め)
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第5試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権- (第73代チャンピオン)
- (チャレンジャー)
※KUSHIDAが3度目の防衛に成功レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
KUSHIDAが腕を取ると、オスプレイが連続ヘッドスプリングで切り返す。その後、両者がロープワークで交錯し、KUSHIDAのヘッドシザースホイップをオスプレイが側転で切り返す。しかし、KUSHIDAも同じようにオスプレイのヘッドシザースホイップを切り返した。
その後、KUSHIDAがセルフ式タイムスプリッターズコンビネーションを繰り出すが、オスプレイが飛び起きてドロップキックで妨害。そこからハンドスプリングに行くも、KUSHIDAが腕にキックを浴びせて場外へ追い込む。そして、コーナー最上段からトペコンヒーロをお見舞い。
リングへ戻ると、KUSHIDAが腕への集中攻撃を敢行。それでもオスプレイはハンドスプリングを狙うが、腕の痛みで失敗してしまう。
しかしオスプレイは、フェイント式延髄斬りで逆転に成功。さらに、KUSHIDAのハンドスプリングエルボーをかわすと、セカンドロープでバウンドしてジャンピングスピンキックを浴びせる。
さらにオスプレイは、KUSHIDAをコーナーに激突させ、エプロンからの延髄斬り、ミサイルキックで追撃。これでKUSHIDAを場外へ追い込み、バク宙でトップロープを飛び越えてムーンサルトアタックを浴びせる。
リングへ戻り、オスプレイがプリンスズスロウン、その場飛びトルニージョでKUSHIDAを追い込む。そして、レインメーカーポーズからレインメーカーを繰り出すも、KUSHIDAが回避してホバーボードロックを極める。
さらにKUSHIDAは、ショルダーアームブリーカー、腕へのミドルキック連射で追い討ち。ところが、オスプレイが脚をキャッチし、ジャンピングニーアタック、その場飛びシューティングスタープレス、セカンドロープからのフェニックススプラッシュで逆襲。
続いてオスプレイはコーナー最上段へのぼるが、KUSHIDAがハンドスプリング式ニールキックで動きを止める。そして、トップロープ上から飛びつき腕ひしぎ逆十字固めを極め、オスプレイをロープエスケープさせる。
次にKUSHIDAは、オスプレイの腕にドロップキックをお見舞い。その後、オスプレイがKUSHIDAを踏み台にしてサマーソルトを繰り出し、エルボースマッシュ。即座にKUSHIDAはローリングエルボーで反撃するが、オスプレイがハイキック、顔面パンチ。これに対してKUSHIDAが張り手でお返しし、顔面へパントキックを連射。
エルボー合戦を挟み、オスプレイがフロントハイキックを浴びせると、KUSHIDAがマサヒロ・タナカで報復。続いてロープへ走るも、オスプレイがカウンタースパニッシュフライで巻き返す。
次にオスプレイがコーナーへのぼると、KUSHIDAが追いかける。しかし、オスプレイが脱出してKUSHIDAをコーナー最上段へ釘づけにし、顔面にトラースキックを食らわせる。そして、コークスクリューシューティングスタープレスを放つも、KUSHIDAが両膝でブロック。
それでもオスプレイは、ホバーボードロックから逃れ、コークスクリューキックで逆襲。そして、再びコーナー最上段からダイブするも、KUSHIDAが飛びついて三角絞めを極める。
これをオスプレイが強引に持ち上げてファイヤーマンズキャリーの体勢に入るも、KUSHIDAがホバーボードに切り返す。それでもオスプレイはロープへ近づくが、KUSHIDAがポジションを変えてさらに絞り、ギブアップを奪った。
COMMENT
——防衛おめでとうございます。
KUSHIDA「BUSHIでしょ。ACH、今日のオスプレイ、こんなに幅広い防衛戦できて、防衛戦の相手がひっきりなしってことに、幸せを感じますね」
——あえて空中戦の闘いを受けて立った感がありますが?
KUSHIDA「これがまた『SUPER Jr.』の公式戦だったらね、あるいは決勝だったら、戦法は違うけど、チャンピオンはその土地土地でベストを出す。挑戦者のベストも出す。そうじゃないとね、このベルト上に上がっていかないから」
——対戦したオスプレイ選手はいかがでしたか?
KUSHIDA「飛んだり跳ねたりだけが、プロレスじゃないとは言ってなくて、それじゃチャンピオンの域まで辿り着かないよっていう。ただ、飛んだり跳ねたりが凄すぎるからね。22歳でしょ?可能性を感じますね。恐ろしい」
——試合後、ライガー選手がリングに上がって、挑戦表明されましたが?
KUSHIDA「ライガーさんが、獣神サンダー・ライガーが、『挑戦したい』と言われるチャンピオンに、俺はずっとなりたいと思ってた。ずっとこのベルトを磨いてきた。その理由の1つでもあるから。2016年、今どっちが強いか、勝負しましょう、ライガーさん。いきたいヤツは、いけばいいんだよ。このベルト、新日本プロレスジュニア、IWGPジュニアヘビー級、このベルトチャンピオンこそが世界最高峰だよ」
オスプレイ「俺は1年間、このチャンスを待っていた。IWGPジュニアヘビー級王座に挑戦し、ベルトを獲る。イギリス人として、初めてのIWGPチャンピオンになる。だけど、結果はこうだった。でも、俺はここで止まってるわけにはいかない。もっと強くなって、もう1度挑戦する。IWGPのベルト、これを獲る。ウィル・オスプレイ。俺こそが必ずチャンピオンになる。周りのみんなにも約束する。俺はチャンピオンになる」