第三世代の同志として共に25年のプロレスラー生活を歩んだ永田と中西が、記念試合でシングル対決。この試合の実況は、テレビ朝日の野上慎平アナウンサーが務める。
試合開始前、永田の軌跡を振り返るVTRが流れ、場内のボルテージが高まる。そして、先に中西が入場し、続いて「MISSION BLOW」の旋律に乗って永田が登場。場内が大「永田」コールに包まれた。
ここでアイドルグループのSTARMARIEが、永田、中西、レッドシューズ海野レフェリーに花束を贈呈し、いよいよ試合開始のゴングが鳴る。
序盤、手四つの力比べで中西が永田をロープ際へ押し込み、不意に強烈な逆水平チョップをお見舞い。すると永田はローキックを連射して行くが、中西がカウンタータックルで巻き返す。
しかし、永田がすぐにカウンターフロントハイキックを浴びせ、ニーリフト連打から中西を場外へ投げ捨てる。そして、エプロンへのぼった中西をフロントハイキックで蹴散らし、場外で鉄柵攻撃を見舞う。ところが、直後に中西がカウンタースピアーで逆転。
リングへ戻り、中西がチョップ、ストンピング、エルボー、ボディスラム、ジャンピングボディプレスと畳み掛け、ファンが大コールで永田を励ます。
それでも中西の攻勢は続き、逆水平チョップ、ヘッドバット、一本足頭突き、ブレーンチョップ、串刺しラリアット。だが、永田は2度目の串刺し攻撃をカウンターランニングローキックで迎撃。
続いて永田はローキックとミドルキックを連射し、青コーナーでエルボー連打。そして、中西を対角コーナーへ振り、串刺しフロントハイキックを見舞う。
さらに永田は、フェイント式低空ドロップキック、フロントハイキックで追い討ち。そして、ローキック3連発で中西をダウンさせ、背中と胸板へローキックを連発して行く。
しかし、中西が立ち上がり、エルボー→地獄突き→クロスチョップの連続攻撃で報復。そして、トップロープから雪崩式ブレーンバスターを敢行して永田を場外へ追いやり、プランチャで押し潰した。
これで大コールを浴びた中西は、永田をリングへ押し込み、コーナー最上段からミサイルキックをお見舞い。しかし、次のアルゼンチンバックブリーカーを永田が抵抗し、両者がエルボーと張り手を激しく打ち合う。そして、中西が強烈な張り手を連発すると、永田は膝をついて前のめりにダウン。
それでも永田は立ち上がって張り手連打を繰り出すが、中西が応戦して再び永田をダウンさせる。そして、野人ダンスラリアットからアルゼンチンバックブリーカーを極めるが、永田がスリーパーホールドで脱出。
すると中西は、永田を前方へ投げて腕を振り解き、のど輪ラリアットに行く。だが、永田が回避し、エクスプロイダーで投げる。そして、浴びせ蹴り、タイナーに繋げると、雪崩式エクスプロイダーの荒技を敢行。
永田の好撃は続き、フロントハイキックから大☆中西ジャーマン(第1段階)を狙う。しかし、中西が脱出し、“元祖”大☆中西ジャーマンで放り投げる。
次に中西は2度目のアルゼンチンバックブリーカーを極め、そこからヘラクレスカッターで叩きつける。だが、フォールは永田が跳ね返す。
すると中西はブレーンバスターの体勢に入るが、永田が腕固めに切り返し、腕ひしぎ逆十字固めに移行して行く。これを中西が抵抗すると、永田はミドルキックからショルダーアームブリーカー。
中西は逆水平チョップで逆襲に転じるが、永田がカウンターフロントハイキック対抗。すると中西はカウンターラリアットを浴びせるが、永田がすぐにカウンターフロントハイキックを返す。しかし、中西も負けずに野人ハンマーを食らわせ、カウンタースピアーで追撃。
続いて中西は3度目のアルゼンチンバックブリーカーを仕掛け、そこからマナバウアーを狙う。しかし、永田が回避し、延髄斬り2連発、浴びせ蹴りをお見舞い。そして、垂直落下式ブレーンバスターからフォールに行くも、中西がカウント1で跳ね返す。
すると永田は中西の顔面をハイキックで撃ち抜き、最後はEOJで勝利した。