NEVER無差別級6人タッグ王座選手権が海外にて、初めての開催。先日、王者となったケニー・オメガ&ヤングバックスにKUSHIDA&ACH&マット・サイダルが挑む。
ACH、マット・サイダルに続いて、KUSHIDAが大歓声で迎え入れられる。しかし、ヤングバックス、そしてケニー・オメガにはそれ以上の大歓声が発生!
ROHで圧倒的な人気を誇るヤングバックスに続いた、自身のテーマで入場したケニーも熱狂的に迎え入れられ、「オ・メ・ガ!」コールが爆発。
さらに、試合前には「ク・シ・ダ!」「ACH!」「マット・サイダル!」コールも巻き起こる。試合は、ニックとKUSHIDAが先発。軽快な動きで観客を魅了すると、次はマット・ジャクソンとACHもスピーディーな展開を披露。ACHが爆発的な挑発力を見せつける。
さらにケニー・オメガとマット・サイダルのマッチアップ。サイダルがネックホイップで沸かせば、ヤングバックスが場外に叩き落としたところを、ケニーがサイダルに入場口のスロープでジャーマン敢行! さらにヤングバックスが同時トぺ、ケニーがノータッチのトペ・コン・ヒーロを爆発させると場内は大熱狂!
試合は、サイダルが捕まる展開となるが、KUSHIDAがケニーに対峙。ハンドスプリング・エルボー、さらにムーンサルトと思いきや、そのままコーナーポスト越えのトぺで突っ込み、場内を沸かせる。
このあと、グラウンド体制のKUSHIDAを持ち上げたケニーがマット&ニックがコーナーで同時攻撃。ここからケニーとKUSHIDAは逆水平チョップ、オーバーヘッドキックの攻防を見せる。
中盤、ACHの魅力が爆発し、跳躍力満点のスタナーが爆発! そして大混戦の中、ACHがロープを駆け上がりながらの場外トぺを披露すると、場内は「THIS IS AWESOME!」の声。
ここから試合はさらに大混戦、リング上でマサヒロ・タナカを連打するKUSHIDA。「サック・イット!」を連呼しながらニックがパンチ連打。さらに、ケニー&ヤングバックスは3人同時のスーパーキックをKUSHIDAに炸裂!
試合は、さらに加速。ニックが強烈なキャノンボール。さらにヤングバックスの大攻勢が続いたあと、またもやケニー&ヤングバックスがサイダルに3人同時のスーパーキック!
しかし粘るサイダルがトップロープからサイクロラマを爆発! これで形成逆転と思われたがこれはカウント2。まだまだ続く大混戦の中で、KUSHIDAが場外のケニーにプランチャ!だが、これをキャッチしたケニーはなんと場外パイルドライバー!
最後は、マットがサイダルをパイルドライバーに抱え、そこへニックがスワンダイブ式450°で飛びつくメルツァードライバー爆発! この体制から、さらにケニーがサイダルを肩の上に抱え上げ、必殺の片翼の天使で試合を決めた。
ケニー「ROHはすごく久しぶりだが、皆が成長しているかどうか試したかった。それとKUSHIDAはヘビー級にチャレンジしたいと言っているが、それができるかも試したかった。でもまだまだ早い、笑わせるなKUSHIDA! いま、世界一のチームは「エリート」(オメガ&ヤングバックス)なんだ。日本だけじゃなく、世界で一番のチーム! だから我々は闘い続ける、チャンピオンとして最後まで」
KUSHIDA「なんか、3人くっつくと威力が……タッグチームとしての完成度が、ただでさえヤングバックスでも高いのに、上がりきったこのタイトル。今日、当日知りましたけど。そのぶん即席では獲れないですね。やっぱり会場の支持率もそうですし……。これは生半可な気持ちでは獲れないですね。今日、久々にアレックス・シェリーとも顔合わせたし、彼は彼でROHでやるべきことがあるから。その時が来たら、IWGPジュニアタッグ、そしてNEVER無差別級6人タッグも、もう1人パートナー見つけて、また改めてチャレンジしたいですね。ただ、ケニーが持ってるインターコンチ、俺は興味ないから。俺のジュニアベルトと、。どっちが長く、結果・内容を残して価値を高めるか、それの勝負だと思ってるから。(6人タッグは)またやらせてもらいたいですね」