LION’S GATE PROJECT1

日時: 2016年2月25日(木) 18:00開場　19:00開始
会場: 東京・新宿FACE
観衆: 467人(超満員札止め)

第1試合 20分1本勝負
本城匠デビュー戦

本城匠
マイバッハ谷口

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　新時代の若手育成プロジェクト『LION’S GATE』の記念すべき第1回大会。
　対戦カードは新日本プロレスとプロレスリング・ノアの若手たちが中心。なおかつ全試合が新日本プロレスvsノアという構図になった。
　
　オープニングマッチは、2013年10月の公開テストで合格した本城のデビュー戦。相手は、レスリングの猛者としても知られる強豪の谷口。
　
　ゴング直後から本城が前へ出るが、谷口は冷静に対処。片脚タックルでも倒れず、首投げで投げ捨てる。
　さらに谷口は、ヘッドロックで絞り上げ、振り解かれるとカウンターショルダータックルをお見舞い。そして、本城のエルボー連打を軽々と受け止め、重いエルボー1発でなぎ倒す。
　これで客席から「本城」コールが起きるも、谷口がボディスラム、エルボー連打、トーキック、ショートレンジラリアットなどで一方的に攻め立てる。
　しかし本城は、ショルダータックルでようやく一矢報いると、ストンピング＆エルボー連射に繋ぐ。だが、谷口は容赦なくカウンターラリアットをお見舞い。それでも本城がフォールを返すと、「本城」コールが起きる。
　そこから本城がエルボー連打を繰り出すも、またもや谷口が受け切り、強烈なエルボーで報復。そして、カウンターの変型諸手刈りから逆エビ固めで絞り上げ、完勝を収めた。
　
　試合後、本城は四方の客席に向かって礼。ファンが温かい拍手と「本城」コールを送った。

COMMENT

谷口「誰かのデビュー戦の相手をするのは初めてだったんですよ。体格も大きいし、おもいきりはよかったと思うし、これから楽しみだと思います。コッチも戦って、初心の気持ちを思い出したというか」

——GHCタッグ王座戦に弾みがついた？

谷口「はい、おもいきりやろうと思います」

本城「クソー!!　こんなもんなのかって、全然ダメだ!!　俺がいままで、耐えに耐えてきて、その結果がコレか！自分に腹が立つ！クソー！」

——今日の悔しさをどう活かす？

本城「練習するしかないですよ！練習で、とにかく死ぬまで練習して、つぎはもっと！今日は何もできなかった！次に進みたいと思います！」

——目標とする選手は？

本城「そんなこと言ってられるレベルじゃない。全然ダメだ！」　

——自分を出すのが目標？

本城「勝ち負けはあとからついてくるものだと思います。とにかく、いまは全然足元にも及んでない。やるしかないですね。こんなもんじゃダメだと思うからこそ頑張るし。俺はいつでもマイナスからだから。浜口さんに拾われた頃から、何も満足にできなくて、全部が全部中途半端で。あのままだったら、チンピラになってたと思います。でも、浜口さんがマイナスからゼロに仕上げてくれて、平田さんはじめ新日本の先輩がようやく1に押し上げてくれました。だから、時間はかかったけど、マイナスからのスタートの人間をなめるんじゃねえぞ。それだけです。ありがとうございました！」