大会開始前、新日本プロレス道場生の岡と北村が、レスリングルールのエキシビションマッチで対戦。
まずは、ブシロードクラブ監督の永田が立会人兼レフェリーとして登場し、ファンに挨拶。そして、永田に呼ばれて岡と北村が入場した。
序盤、岡が繰り出したタックルを北村が切る。すると、岡が河津落としで叩きつけるが、北村は片脚タックルからの俵返しでお返し。
その後、北村がフロントスープレックスからグラウンドへ持ち込むも、永田がブレイクを命じる。そこから岡がタックルを決めるが、またもブレイクとなる。
その後、北村が再び俵返しで投げるも、岡が両脚をクロスさせてローリングさせる。ここで試合終了のゴングが鳴った。
両者の闘いを見届けた永田は、「この2人の潜在能力ですが、皆さん見ていただけましたでしょうか? 2月から新日本プロレスの道場に入って、目下、猛トレーニングを日々やっている最中であります。いずれ、この『LION’S GATE』の舞台で2人はデビューすることになりますので、皆さん、そのときまでご声援よろしくお願いします」と、ファンに挨拶。場内が大きな拍手に包まれた。
COMMENT
岡「新日本の舞台でアマチュアレスリング、しかもLION’S GATEの第1回。こういうチャンスをいただいて、凄いよかったです。出せるものは出せたので。岡が上とか、北村が下とかはお客さんに判断していただいて。俺としてはやれてよかったです」
——道場生活は?
岡「バリバリ順調です!余裕です」
——デビューというものはどうとらえていますか?
岡「まだ始まってもないので。デビューがスタートなので。陸上に例えれば靴ひもを結んだところかな、と。デビューがいつ、どこになるか、そんなの関係ないし。できるだけ大きな舞台で早く、みなさんにプロレスラー岡を見せたいです」
——北村はライバルという認識?
岡「いや、まったく!お客さんやマスコミには悪いと思うんですけど、ボコボコにしてやろうと思ってたので。まあでも、若手という枠じゃなくても、俺が一番強いと思ってるので。ライバルとはまったく思ってないです」
——どういうファイトスタイルを心掛けてる?
岡「いつもガツガツ前に出るスタイルで。でも、今日はトリッキーなスタイルでいこうと思ったので。バックを取る技や猫だまし、あと河津掛け、アンクルホールド。それは狙っていたので。今日は100%出せたと思います」
北村「今日は大チャンスをいただけたので、それに向けて全力を出しました」
——デビューについての思いは?
北村「いただいたチャンスをきっかけに、一日でも早くデビューできるように、毎日ベストを尽くしていきたいと思います」
——岡選手を意識しますか?
北村「もちろん。彼のやってきた努力や結果は身を染みてわかってるので。彼がいるから僕も頑張れるので。ファイトスタイルも岡はトリッキー。僕はパワー系が 多いので、同じレスリングでもタイプが違うので、お互い刺激し合って向上していきたいです。デビュー目指してがんばっていきたいと思います」