秋のビッグマッチラッシュ第3弾にして、9月5日名古屋から始まったロングシリーズの締めくくりでもある『DESTRUCTION in KOBE』。ケニーvsジュースのIWGP USヘビー戦をメインに据え、全9試合が繰り広げられる。
大会開始前、9月19日にメキシコで発生した大地震の被災者支援募金が呼びかけられた。また、頸椎損傷で治療を続けている高山善廣選手を支援する募金も行なわれた。
そこから始まった第1試合は、第三世代の天山がヤングライオンの川人とタッグを結成。岡&北村のヤングライオン同期コンビと対決。
川人と岡の対決で試合が始まり、川人がヘッドロックからショルダータックル。しかし、岡が受け止め、カウンタータックルでなぎ倒す。
川人対北村となり、川人のミドルキックに対して北村が逆水平チョップで報復。だが、川人はカウンタードロップキックで挽回。
天山対北村となり、天山がショルダータックル、モンゴリアンチョップ、トーキック、ヘッドバット、串刺しラリアット、ブレーンバスターと一気に畳み掛ける。
それでも北村は逆水平チョップで巻き返してロープへ走るが、天山がボディにカウンターヘッドバットを浴びせて迎撃。しかし北村は、カウンタースピアーで逆転に成功。
スイッチした岡は、エルボー連打、カウンタータックル、串刺しボディアタック、フロントスープレックスなどで天山に追撃。だが、天山がモンゴリアンチョップで流れを変え、乱入した北村にもモンゴリアンチョップを見舞う。
その直後、川人がスワンダイブミサイルキックで北村を分断し、天山が岡をカウンターラリアットでなぎ倒す。そして、“こけしアクション”から小こけしをお見舞い。
それでも岡はフォールを返すが、天山がすぐさまアナコンダバイスを極め、ギブアップを奪った。
天山「川人、大丈夫か?」
川人「ありがとうございます」
天山「相手がデカくても関係ない。川人、気持ちが強いから。な?」
川人「気持ちでは絶対、誰にも負けないです」
天山「なんてったって関西の、ここは神戸やけど、地元みたいなもんやな?」
川人「そうです」
天山「ここでしっかりアピール(できたな)。最後もいい感じでヘルプしてくれたしな」
川人「スキを見せたら、もう逃さないです、やっつけてやります」
天山「闘志むき出しでいかなあかんぞ」
川人「はい!」
天山「ありがとな。まあ、自分もね、第1試合でも第2試合でも、組まれた以上は若いヤツの中にまじって、しっかり存在アピールせなあかんと思ってるし、川人みたいなイキのいいヤツと組んで、相手もイキがいい、ガンガン来るっていうそういう中で、どんだけ俺がアピールできるかっていうのもあるし。シリーズ最終戦で、このあと当分、試合がないですけども、まだまだ余力っていうか力残ってるし、これからもガンガン、次のシリーズ、次の試合もこのままいきたいなという感じですね。そういえば今朝ね、コジから直接、やっと連絡あって。『ちょうど今、日本に着きました』って。その一言がありましたけど、すごい心配してたし、ちゃんと無事で帰って来てよかった。次の試合でまた組むかもしれんし、このまましっかりと(この調子を)キープしていきたいなと思います」
川人「相手がどんなにデカかろうと、俺は気持ちでは絶対、誰にも負けない。岡、北村、入門した順では後輩になるけど、君たち2人は超えなきゃいけない存在だと思ってる。ヘビー級だろうが、ジュニアだろうが、気持ちが(強く)あれば勝てるんだよ。それを証明していきたいと思います。次はシングルだってなんだっていいですよ。受けて立ちます。そして必ず、最後に(リング上で)立って残ってるのは、この俺です。俺から目を離すなよ」
岡「クソ!モンスターレイジでした。もっと暴れたい!」
北村「クソ!まだまだ足りない!もっともっと進化します」