THE NEW BEGINNING in OSAKA
- 日時
- 2016年2月11日(木) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 5,180人(超満員)
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第6試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ- (第44代チャンピオンチーム)
- (チャレンジャーチーム)
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ニック・ジャクソン
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ボビー・フィッシュ
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マット・ジャクソン
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カイル・オライリー
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マット・サイダル
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リコシェ
※ヤングバックスが防衛に失敗。リコシェ&サイダルが新王者に。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
先発はリコシェとニック。しかし試合開始早々、ヤングバックスのセコンドのコーディ・ホールが、場外でリコシェに乱入攻撃を見舞う。リング上はオライリーが登場。リコシェとロープを使った攻防から、打撃のコンビネーションをヒット。続いてタッチしたフィッシュは、リコシェに膝蹴りからトペ・アトミコ。その後もreDRagonが素早いタッチワークでリコシェを攻める。
リコシェはフィッシュにスピンキックで反撃すると、サイダルとドロップキックのコンビネーション。さらにリコシェ組はダブルの攻撃を狙うが、オライリーはディフェンス。ここでリコシェは場外にいたヤングバックス目掛けてフェイントのダイブ。続いてフィッシュもトペコンヒーロ。混戦模様の中、オライリーはサイダルにロープ際でぶら下がり式の腕ひしぎ十字固めを極めるが、これはヤングバックスがキックで阻止。
リング上ではサイダルがニックにローキックを連発。すると、ヤングバックスは2人がかりでサイダルにストンピング。そしてヤングバックスはサイダルの左腕に集中攻撃を見舞うと、さらにダブルのネックブリーカー。だが、負けじとサイダルもニックにキックで反撃すると、ヤングバックスを2人まとめて変形のDDT。
ようやくサイダルはリコシェにタッチするが、コーディが妨害。だが、サイダルはヤングバックスの誤爆を誘うことに成功。続いてリング上ではフィッシュがニックにエクスプロイダー。そしてreDRagonはマットに合体のダイビングニーを見舞い、チェイシング・ザ・ドラゴンを狙うが、これはニックがカット。ここから3チームがリング上に入り乱れる混戦状態に。
リコシェはマットを場外投棄すると、reDRagonには2人まとめて変形のネッブリーカー。さらにニックにはベナドリラーを狙うが、これはニックがディフェンス。だが、リコシェはサイダルとともにニックにその場飛びのムーンサルトプレス&シューティングスタープレス。
リング上、オライリーはリコシェに変形ダブルアームスープレックスを連発すると、フィッシュと2人がかりで合体ジャーマン。ここを勝機と見たreDRagonは、リコシェ組にダブルのボディプレスを狙うが、これはかわされてしまう。そして、大の字のreDRagonに対して、ヤングバックスがファイヤーバードスプラッシュを繰り出していくが、これも失敗。続いて、リコシェ組がヤングバックスにダブルのシューティングスタープレスを放つが、ヤングバックスは間一髪で回避。
リング上、ニックがコーナーに上るもreDRagonが阻止。そして2人がかりの雪崩式ブレーンバスター。混戦模様のリング上、リコシェはニックにスワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュ。続いてサイダルはマットに雪崩式のフランケンシュタイナーを狙うが、これは交わされてしまう。そしてマットはリコシェにスーパーキックを決めると、ヤングバックスがリコシェとサイダルに2人まとめて合体のスワントーンボム。これをカットしたオライリーは、ヤングバックスに打撃のコンビネーション。だが、そのオライリーを場外で捕らえたコーディは、そのまま担いで連れ出してしまう。
ここでサイダルがヤングバックスを2人まとめてフランケンシュタイナー。だが、ヤングバックスもサイダルにインディテイカーを決める。しかし、これはリコシェが間一髪でカット。続くモア・バンク・フォー・ユア・バックもリコシェはカットし、ニックにはベナドリラー2pointをお見舞い。最後はリコシェ組がヤングバックスにダブルのシューティングスタープレスを決めて、3カウントを奪取。リコシェ組がIWGP Jr.タッグ初戴冠を果たした。
COMMENT
サイダル「もっと飛ぶぞ。これまで以上に、まだまだ飛ぶぞ」
リコシェ「こんなに早くベルトを手にしてインタビューに答えるなんて。いつも100%の力を出してきたことが、こうやってベルトに結びついた。マット・サイダルとリコシェこそが、最高のプロレスを見せているんだ。これはその証だ」
サイダル「ジュニアタッグ部門ではどんなチームが来ようと関係ない。俺たちはこれで満足してるんじゃない。まだまだ上を見てるんだ。まだまだ昇り続ける」
リコシェ「ファンのみんなには、これまで応援してくれたことに感謝する」
サイダル「ファンのみんなが信じていてくれたからこそ、このベルトを獲ることができた。最初に日本に来たときからずっと、信じてくれていたからこそ。ずっとずっと前からな。ベルト姿を見せることで、少しはお礼できたかな。感謝してるよ」
リコシェ「何とも言えない感覚だ。言葉が見つからない。この感覚を何て伝えたらいいのか……」
サイダル「このベルトは(※胸に当てて)ここにある。俺たちのハートだ。俺たちは心の底からつながっている。ほかに理由などない。俺とリコシェはハートでつながっている。これが終わりであり、そしてまた始まりだ。今後20年間、俺たちタッグチームを見続けてくれ。俺たちのことをたくさん話題にしてくれ。俺たちはまだまだ能力を秘めている。俺とリコシェ、そしてニュージャパンのファンのみんな」
リコシェ「アリガト」
サイダル「アリガトゴザイマス。そして、あともう一言」
サイダル&リコシェ「(※声を揃えて)ヤッター!」
オライリー「見ていただろ?今までずっとこういうことが起きている。俺たちチームがフォールを獲られたことも、ギブアップを獲られたこともない。なのに、俺たちがなぜ負けないといけないんだ。俺たちはまだ一度も負けていない。いろんなチームがいるが、俺たちが優れているのは間違いない。これから2チームだろうが、3チームだろうが、4チームだろうが、8チームだろうが、そんなのまったく関係ない。俺たちが、このリングでベストなのは間違いないことだ。そうだろ、ボビー」
フィッシュ「あぁ」
オライリー「大丈夫か?頭を蹴られたからな。俺たちは、必ず帰ってくる」
マット「なんて残念な試合なんだ。あれは冗談だろ。こんなの信じられない。どうして俺らがベストなのに、負けないとだめなんだ。俺たちがベストなはずなのに、なぜ俺たちが負けるんだ」
ニック「神様、俺たちにもう一度チャンスを下さい。俺たちにリマッチを下さい。今、お前たちが見ているのは、ベストなチームではない。Su●k it!」