Road to THE NEW BEGINNING
- 日時
- 2016年1月29日(金) 18:00開場 19:00開始
- 会場
- 埼玉・所沢市民体育館・サブアリーナ
- 観衆
- 1,126人(超満員札止め)
MATCH REPORT
田口は昨年の1月4日東京ドームの中邑を彷彿とさせる王冠を被って登場。そして、自分のTシャツを脱ぐと、中邑の退団記念Tシャツがあらわになった。
後藤対オカダで試合がスタート。後藤がクリーンブレイクせずに奇襲を仕掛け、チョップ、エルボー、ストンピングを乱れ打つ。そして、オカダのフロントハイキックをかわしてショルダータックルを食らわせると、ストンピング連打で場外へ追いやった。
柴田対石井の場面。石井がロープ際でクリーンブレイクせずにチョップを放つが、柴田がかわしてショートレンジフロントハイキック。これで両者が一気にエキサイトし、激しいエルボー合戦を展開。そこから柴田が、カウンターキチンシンク、背中へのサッカーボールキック、足4の字固めと畳み掛けた。
柴田からタッチを受けた田口は、中邑を指名。これで中邑がリングに入ると、場内が大歓声に包まれる。すると田口は、中邑のアクションを真似て握手を要求。中邑はこれに応じると見せかけ、田口のつま先を踏みつけて奇襲。さらに、バイブレーション式踏みつけ攻撃を繰り出す。
だが、田口が強引に立ち上がって中邑を押し倒し、ヒップアタックを連発。さらに、中邑の顔面に尻をこすりつけ、ランニングヒップアタック3連射から電動こけしを見舞う。
しかし、中邑がカウンターの膝蹴りで巻き返して田口をコーナー最上段へ乗せ、ガラ空きのボディへジャンピングニーアタックを食らわせる。そして、リバースパワースラムからボマイェを放つが、田口に回避されてニュートラルコーナーに激突してしまう。
それでも中邑は、ダイビングニードロップで田口に追撃。その後、外道が顔面踏みつけ攻撃、石井&中邑&オカダがトリプルフロントハイキック&合体ヒップドロップの連続攻撃、オカダが変型卍固め、中邑がスリーパーホールドなどで田口に集中砲火を浴びせる。
しかし田口は、カウンタージャンピングヒップアタックを中邑に食らわせ、延髄斬りで逆転に成功。これでようやく棚橋が登場し、中邑にフライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップ。
その後、棚橋と中邑がエルボー合戦を繰り広げ、棚橋が張り手。だが、中邑がハンマースルーを切り返してボディに膝蹴りを見舞い、フェイント式ニールキックで棚橋を黙らせた。
棚橋対石井の場面。棚橋がヘッドバットを浴びせるも、自分が頭を痛めてしまう。しかし、石井の串刺し攻撃を回避すると、カウンターバックエルボー&フライングボディアタックの連続攻撃で巻き返した。
柴田対石井の場面。柴田が追走式串刺しジャンピングフロントハイキック2連発、エルボー連打、串刺し低空ドロップキック、フロントネックチャンスリー。すると石井はバックドロップで逆襲し、逆水平チョップ、串刺しラリアット、ブレーンバスターへ繋ぐ。
次に石井はジャーマンスープレックスを仕掛けるが、柴田がヒールホールドに切り返す。その後、両者がフロントハイキックとラリアットを打ち合い、エルボーの相打ちでダブルダウンとなった。
後藤対オカダの場面。後藤がミドルキック3連射、串刺しニールキック、バックドロップ。すると、オカダがコーナーを利用して後藤を捕まえ、レッドインクを極める。
続いてオカダはコーナー最上段へのぼるが、後藤がいち早く立ち上がり、追走式ラリアットを狙う。これをオカダが回避してレインメーカーに行くが、後藤がかわして牛殺しの体勢に入る。そこからオカダが脱出すると、両軍の選手が次々とリングに飛び込んで乱戦となり、オカダが後藤にドロップキックをお見舞い。
その直後、外道が外道クラッチで後藤を押さえ込むが、田口がカットに入り、ジャンピングヒップアタック&延髄斬りでオカダを分断。すると、後藤が牛殺しで外道を叩きつけ、昇龍結界でギブアップを奪った。
COMMENT
——新日本プロレス退団の決まった、同期でもある中邑真輔選手と最後の試合となりましたが?
田口「まぁ最後といってもね、引退するわけではないですから。引退するわけじゃないんで、またどこかで会うでしょうから。まぁこの世界、戻って来るのがよくあることですから。まぁでも一番は成功して、戻ってこないってのが一番ですからね。まぁボクが向こうに行くことはないですけど。まぁ成功しないで、戻って来てほしくはないですね。成功して戻って来なければ、それが一番です。戻ってきたなら、またやりましょう」
棚橋、柴田はノーコメント
石井「柴田、俺はテメェから、大阪で(ベルトを)獲り返して、この道、突っ走るからよ」
オカダ「後藤さん、しっかり盛り上げてくれたな。俺もな、もう黙っとく必要はないよ。今の後藤さんならいいよ。しっかり大阪待ってろコノヤロー」
中邑「あと1つ。明日のホールが、新日本のとりあえず最後の試合ということで。まぁ最後っていうのもなんですけれども、最後まで、“中邑真輔は中邑真輔”。まぁそう……明日どんな感情が沸き起こるのか、自分にはわからないですけど。まぁ軽くファンタスティカでも、日本全国ちょっと回らせてもらえてね。いろんなところから、ほんとにありがたい声援を受けました。今日に至っても、遠くからやって来てくれて、ほんとになんていうか、ありがたいなぁと。まぁでも、最後まで、最後まで、“中邑真輔は中邑真輔”なんで、ご心配なく」
※外道はノーコメント