Road to TOKYO DOME

日時: 2015年12月19日(土) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,758人（超満員札止め）

第3試合 20分1本勝負

真壁刀義
桜庭和志

境界線

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　『WORLD TAG LEAGUE 2015』覇者の真壁＆本間が、CHAOSの桜庭＆YOSHI-HASHIと対決。なお、真壁組は1・4東京ドームにて、IWGPタッグ王者カール・アンダーソン＆ドク・ギャローズに挑戦する。

　真壁対桜庭で試合が始まり、真壁がグラウンドで果敢に攻める。そこから本間対YOSHI-HASHIとなり、本間が強烈な逆水平チョップを連発。そして、カウンターバックエルボー、ボディスラムに繋いで小こけしを放つが、かわされて自爆してしまう。
　場外乱闘となり、YOSHI-HASHIが本間、桜庭が真壁を徹底的に痛めつける。大ダメージを負った本間がカウント14でリングへ戻ると、YOSHI-HASHIがトップロープへ乗せ、低空ドロップキックをお見舞い。
　本間の劣勢は続き、桜庭がミドルキック、チンロック、フライングメイヤー、胸板へのローキック、三角絞めなどで追い討ち。そして、両脚で本間のボディに組みつき、フロントネックロックを極める。しかし本間がブレーンバスターに切り返し、ようやく真壁とスイッチ。
　その真壁は、串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドで桜庭に追撃。さらに、スリーパーホールドを切り返してバックを取るが、桜庭がさらに切り返して脇固め。そして、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めを極めるも、本間が小こけしでカットした。
　真壁対YOSHI-HASHIの場面。YOSHI-HASHIが逆水平チョップ、ネックバスター。さらに、YOSHI-HASHIが串刺しバックエルボー、桜庭がカウンターミドルキック、YOSHI-HASHIがヘッドハンターで波状攻撃を見舞う。
　苦しくなった真壁はラリアット逆襲するも、YOSHI-HASHIが負けずにカウンターラリアットで報復。一方、本間と桜庭が対峙し、本間がカウンターこけしロケットで桜庭を排除する。
　ここでYOSHI-HASHIがパワーボムの体勢に入るが、真壁がバックスープレックスに切り返す。すると、YOSHI-HASHIはコードブレイカーで真壁を叩きつけ、ロープへ走る。しかし、真壁が右ラリアットを放ち、かわされた直後に左ラリアットをお見舞い。
　続いて真壁＆本間がYOSHI-HASHIをこけしインパクトの餌食にし、最後は真壁がキングコングニードロップでとどめを刺した。

COMMENT

真壁「やっぱあれだな、ナイスだな、桜庭コノヤロー。一瞬でも隙をついてきやがる。ウワァ、腕いってぇ。まぁしゃあない。『タッグマッチで救われた』、バカヤロー、なに言ってんだよ。最初から計算ずくだバカヤロー。最終戦にWORLD TAG LEAGUE優勝者、誰当ててんだよバカヤロー。こっからどんどん盛り上がってくとこだろうが。オウ、いいぜ、正月明けてよ、テメェら覚悟しとけよコノヤロー。オイ、今から楽しみだ、1月4日。覚悟しとけコノヤロー、テメェら。オイ、WORLD TAG LEAGUE優勝？オイ、それだけでおさまるわけねぇだろ。こっちとら、腸煮えくり返ってんだよコノヤロー。本物のプロレスを見せてやる。それだけだ」
本間「俺、今日生まれて初めてやったことあるんすよ。19年目で初、初めてやったこと。なんだかわかります？ベルト、こうやっちゃった(※ベルトを腰に巻くジェスチャー)。初めてリング上で自己主張しちゃいました。そのぐらい獲りたい。いや、初めてじゃないかもしれない。でも初めての気持ちで。疑ってんのか？ほんとだよ」
——かなり見たことありますが？
本間「いやいや、初めて。初めてだから。昔のことなんか忘れちまったよ。やっぱさ、IWGPタッグ、すげぇ権威のあるベルトなのに、お粗末な扱い。みんなが許しても、俺と真壁は絶対許さねぇ。俺と真壁が獲って、絶対もう1回輝かせてみせる。それが俺たちの使命。あと今日も真壁がニードロップ決めたけども、東京ドームでは絶対俺がみんなのこけしで、俺が勝ちたいと思います。そんでもって、正月からハッピー・ニュー・こけし。こけしからのお年玉。なににしよっかなぁ。絶対こけしで幸せにしてみせますから。こけし・イズ・ハッピー、東京ドームでみんなで幸せになろうぜ。ありがとうございました」

※（YOSHI-HASHI、桜庭に肩を借りながら現れる）
YOSHI「桜庭さん、また来年、クッソ痛ってぇ……次、RIZIN必ず勝って、また、会いましょう」
※桜庭はノーコメント