Road to TOKYO DOME
- 日時
- 2015年12月18日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,666人(超満員札止め)
-
第2試合 20分1本勝負
レフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
真壁と小松が先発して試合が始まり、真壁がショルダータックルを2連発で受け止める。それでも小松はヘッドシザースホイップ、ドロップキックを繰り出すが、真壁が怯まずに赤コーナーへ押し込んだ。
本間対田中の場面。田中がロープ際で不意打ちし、エルボー連打、ショルダータックル。しかし、本間が受けきり、強烈な逆水平チョップをお見舞い。このまま田中がローンバトルを強いられるが、ショルダースルーで本間に逆襲。
本間対小松の場面。小松がランニングエルボー、串刺しバックエルボー、ハーフハッチ、ウルトラタイガードロップと得意技を連発。しかし、本間がカウンターバックエルボーで流れを変え、小こけしを命中させた。
真壁対田中の場面。田中がエルボー連打、フライングフォーアーム、串刺しジャンピングエルボー。次のボディプレスは失敗したものの、カウンタードロップキックへ繋ぎ、今度こそボディスラムで真壁を投げ捨てる。そして、逆エビ固めを極めるも、真壁が脚力で弾き返す。
さらに真壁は、田中のショルダータックル、フライングフォーアームを受け止め、カウンターラリアットをお見舞い。そして、串刺しショートレンジラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドで追い討ちすると、逆エビ固めをガッチリ極める。
たまらず小松がリングへ入ると、本間がこけしロケット、ショートレンジラリアットで戦闘不能に追い込む。これで田中は完全に孤立してしまうが、辛うじて自力でロープへ手を伸ばす。
続いて田中はエルボーを乱発して行くが、真壁が受けきって重いエルボーで報復。さらに、フライングフォーアームでも倒れず、田中にカウンターラリアットを食らわせる。そして、そのままキングコングニードロップで轟沈した。
COMMENT
真壁「オイ、俺たちチャンピオン、ホヤホヤだぞ。なんで当ててくる?そしてテメェら、何の意味があるかわかるかコノヤロー!いいか、これが新日本プロレス最前線だ!最前線の実力をわかったろ、お前ら。オイ、観客見ればわかったろ、それだけだ。それを感じたよ。なにを思うかは、アイツら次第だよ」
——最後にキングコングニードロップをあえて選んだところに意味があると思いますが?
真壁「やっぱり頑張ったな。本間にしてもそうだし。ヤツを良く見てる。本間が良く見てるし、俺の動きも良く見てる。起死回生を狙おうたってよ、そうはいかねぇ。気持ちはわかる。頑張ってるからな。なにをもって、頑張ってるってるか?アイツらのファイト見ればわかるだろ。だけど、だけどもだけども、それまでだったら、そこまでだ。こんだけのよ、超満員だろ、今日。超満員の客の前でよ、恥かかされたと思わねぇとよ。『偉大なる先輩たちと試合やって良かった』、そんなこと思うんだったらよ、もう地元帰れ。それだけだ。チャンピオンチームによ、どれだけ歯が立つか、そんだけの欲望があんだろ。結果はもう俺たちの圧勝だ。あとはお前らがどう思うか、それだけだな。上がるも下がるも、お前たち次第だ。そん時はまたよ、思う存分やってやるぜ。それだけだ」
本間「いやぁ、若いっていいね。やっぱ最高だよ。アイツら最高だよ。あの黒いショートタイツ、俺も穿きたかったんだよ。ヤングライオン、最高のブランドだよ。黒いショートパンツ、最高だよ。それに誇り持って、今までお前らやってきたんだろ?さすがだよ。だた俺はまだまだ負けられない。なんでかって?俺は、IWGPタッグチャンピオンになるから。俺は今年、真壁刀義に凄い幸せにさせてもらいました。でも俺は、真壁を幸せにしてない。だから、正月早々、みんなのこけしで、俺が真壁刀義を幸せにしてみせます。来年は、ハッピー・ニュー・イヤーじゃねぇ。ハッピー・ニュー・こけしだ。それで、こけしからのお年玉。なにあげよっかなぁ。考えとくわ。そのために絶対、IWGPタッグチャンピオンになりますから。こけし・イズ・ハッピー、幸せになろうぜ。田中と小松、お前ら最高だよ。ありがとうございました」
小松「さすがWORLD TAG LEAGUEチャンピオン。燃え尽きた。全力でぶつかってすべて潰された。これが世界レベルの力なんだって痛感しましたけど、また自分の中でテーマができたというか、燃えるものができたんでね。あのタッグをいつか、近いうちに超えてみせようって。今日これでさらに火がつきました」
※田中はノーコメント