WORLD TAG LEAGUE 2015
- 日時
- 2015年12月4日(金) 18:00開場 19:00開始
- 会場
- 香川・高松市総合体育館
- 観衆
- 904人(満員)
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第6試合 30分1本勝負
「WORLD TAG LEAGUE 2015」Aブロック公式戦レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
中西対ダニエルズで試合がスタートし、いきなり中西がダニエルズをニュートラルコーナーへ押し込む。すると、ダニエルズが大声で「クリーンブレイク!! クリーンブレイク!!・・・」と連呼。これに応じた中西を不意打ちする。
しかし中西は、ダニエルズのフライングボディアタックを受け止め、ボディスラムで叩きつける。さらに、カザリアンもボディスラムで投げ捨てると、永田&中西が2人へダブルショルダータックルを食らわせた。
永田対カザリアンの場面。永田がショルダーアームブリーカー、キチンシンク。すると、カザリアンが手でTの字を作って「タイム」の意思表示を見せ、握手を求める。それに永田が応じず不意打ちを見舞うが、控えのダニエルズが背中にキック。さらに、場外から足を引っ張って永田を転倒させると、カザリアンがセカンドロープからジャンプしてギロチンドロップを投下。
これで永田の動きがストップし、アディクションが集中攻撃を開始。カザリアンがマウントパンチ連射、ダニエルズ&カザリアンが連携攻撃、ダニエルズがライオンサルト、トップロープ越えのエルボードロップ、カザリアンがトップロープ越えのギロチンドロップなどを浴びせ続ける。
苦しい展開の続いた永田だったが、カウンターフロントスープレックスでカザリアンに逆襲。ようやくタッチを受けた中西が、ダニエルズに対して逆水平チョップ連射、串刺しラリアット。
すると、ダニエルズがカウンターフロントハイキック、顔面パンチ連射で巻き返すが、中西がカウンター一本足ハンマーで逆転。さらにアルゼンチンバックブリーカーを仕掛けるも、ダニエルズが脱出してリバースフルネルソン。だが、中西がバックスープレックスで投げ捨てた。
永田対ダニエルズの場面。永田がミドルキック3連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー。だが、次の串刺し攻撃をダニエルズが回避し、コーナーから変型フットスタンプで踏み潰す。そして、ダニエルズ&カザリアンが中西に合体ブレーンバスターを仕掛けるも、中西が反対に2人を投げ捨てる。
ここで永田&中西がダブル野人ダンスを披露し、永田がダニエルズにフロントハイキック、中西がカザリアンにラリアット。さらに、腕固めとアルゼンチンバックブリーカーを同時に極めるが、カザリアンが脱出してダニエルズを救出。
さらにダニエルズ&カザリアンは、ジャンピングネックブリーカー&水面蹴りの同時攻撃で中西を蹴散らす。すると永田がカザリアンを突き飛ばしてダニエルズに衝突させ、ダニエルズをフロントスープレックスで投げ捨てる。
その直後、永田はフロントハイキックでカザリアンを場外に落とすが、ダニエルズが背後から絡みついてスクールボーイ(横入り式エビ固め)。レッドシューズ海野レフェリーのブラインド突いて両脚をセカンドロープにかけ、強引に3カウントを奪取した。
この結果により、アディクションは3勝3敗=6点、永田&中西は2勝4敗=4点でリーグ戦を終了した。
COMMENT
ダニエルズ「今夜、2人の元IWGPヘビー級チャンピオンが組んだタッグチームを倒した。それが今日の相手だったユージ・ナガタとマナブ・ナカニシだ。チャンピオンが2人で組んだのだから、これはニュージャパン・プロレスリングの長い歴史の中でも、トップタッグチームの一つだ。彼らを倒して、俺たちは6点となった。残念ながら決勝にはいけない。だが、これであきらめたわけじゃないぞ。必ずニュージャパンに戻ってきて、チャンスを手にする。そしてIWGPタッグチャンピオンになってやる」
永田「ああ、クソッ。先輩、申し訳ないです」
中西「いや。やられた。納得いかん。ちょこまかちょこまか動きやがって」
永田「テンポがちょっと違うんだよ。俺たちとちょっと違ったんだよ」
中西「ああ、ちょこまか動かれたら、どうもならんわ」
永田「よく言えば、うまい! もっと力を出し切りたかった。封じ込まれたっていうのは、相手がうまいからなんだよ。悔しい! 意を決して臨んだこのタッグリーグ戦、終わってみれば惨敗だ」
中西「最後は気持ちよく闘いたかった。その気もちが裏目に出たかもしれんけど、闘い方は変えへんから。とことんまでやったる。誰が相手でも」
永田「最後の最後で・・・。最後の公式戦だったから、勝ちたかった。うまさにやられたけど、それを吹き飛ばしたかった。次、もう次、目指すしかない」