『WORLD TAG LEAGUE 2015』第11戦の高松大会。試合開始前、尾崎仁彦リングアナウンサーが登場。AJスタイルズが腰の負傷で今大会を欠場し、対戦カードが一部変更になることを告げた。
　
　そこから始まった第1試合は、NWA Jr.王者のタイガーとCMLLウェルター王者のドラダが、6人タッグマッチで対決。なお、KUSHIDAは1月4日（月）東京ドームでケニー・オメガの持つIWGP Jr.王座に挑戦する。
 
　タイガー対田口で試合がスタート。タイガーがモンキーフリップで田口を大きく投げ飛ばし、ジャンピングヒップアタックを回避して尻を蹴る。それでも田口はカウンタージャンピングヒップアタックでタイガーを場外に落とし、ロープのあいだから尻を出すトペフェイント。しかし、タイガーが素早くエプロンへ上がり、またも尻を蹴った。
　ホワイト対フィンレーの場面。ホワイトがドロップキックを浴びせてフィンレーの動きを止め、自軍コーナーへ連れ込む。そして、替わったKUSHIDAがセルフ式タイムスプリッターズコンビネーションを食らわせると、フィンレーの動きが完全にストップ。タイガー組が代わる代わるいたぶり続ける。
　苦しくなったフィンレーは、カウンタードロップキックでKUSHIDAに逆襲。タッチを受けたドラダがKUSHIDAにスワンダイブチョップを見舞い、ハンドスプリング＆バク宙でフェイント。そして、セカンドロープからジャンピングバックエルボーを浴びせる。
　さらにドラダは、体を1回転してニュートラルコーナーのセカンドロープを飛び移り、ミサイルキックをタイガーにお見舞い。そして、プランチャでKUSHIDA＆タイガーを押し潰す。その後、ドラダがスワンダイブミサイルキックで追い討ちすると、KUSHIDAはオーバーヘッドキックで報復した。
　田口対KUSHIDAとなり、田口がKUSHIDAの顔面に尻をこすりつける。だが、KUSHIDAがハンドスプリングエルボーでお仕置き。これでホワイト対田口となり、ホワイトがリープフロッグからカウンターバックエルボー。
　ここからホワイトが串刺しエルボースマッシュ、KUSHIDAがエプロンからの延髄斬り、タイガーがタイガードライバー、ホワイトがミサイルキックで田口に追撃。
　しかし田口は、コーナーを利用したカウンターヒップアタックでホワイトに逆襲。さらに、タイガー＆KUSHIDAにジャンピングヒップアタックを食らわせ、3人にランニングヒップアタックを連発。そこから全身をクネらせてギタるも、ホワイトたちが一斉に立ち上がってストンピングを浴びせる。
　すると田口は、前落とし、スライディングヒップアタックでホワイトに追い討ち。次のどどんはホワイトが前方回転エビ固めに切り返すが、田口がすぐに延髄斬りで動きを止め、改めてどどんをさく裂させた。

田口「ジェイ（ホワイト）も一発狙ってて、ヤングライオンの気持ちのぶつかり合い、技がどうとかじゃなく、気持ちをぶつけてきて、気持ちよかったです。まあ、リング上は、いろんなもののぶつかり合いですから。試合ができない者は去ればいいし、去った後の穴、穴があったら入れたい人もいるんでね。穴があったら入れたい、入れるんだ・・・」
※ドラダ＆フィンレーはノーコメント
 
タイガー「やはりライガーさんがいないと、ポッカリ穴が開いてしまった感じで。でも試合は、このメンバー、みんな素晴らしいんで。自分もこの試合で何か得るものはあるんで、それを一つでも、毎日一つでも得て、それでタイトルマッチが決まれば・・・僕の中ではもう決まってると思うんで、ライガーさんと目いっぱい激しい闘いをやりたいですね」
——試合の中で、自分の技を一つひとつ確かめてるような気もしましたが・・・。
タイガー「どんな技でも、昔使ってた技でも、『そうだなあ』と思ってる技もあるし、ここでというときに決まればすごく重い技になるし。だから使うタイミングですよね。飛ぶときもそうだし。まだ時間がありますから、しっかりと確かめていきたいと思います」
※KUSHIDA＆ホワイトはノーコメント