DESTRUCTION in OKAYAMA
- 日時
- 2015年9月23日(水) 13:30開場 15:00開始
- 会場
- 岡山・桃太郎アリーナ
- 観衆
- 3,160人(満員)
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第8試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- <第71代王者>
- <挑戦者>
※KUSHIDAが2度目の防衛に失敗。オメガが第72代王者となる。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
ゴング開始直後、ケニーが手を差し出し、KUSHIDAと握手をかわす。まずは両者リストの取り合いからグランドの攻防へ。そしてロープ際、ケニーはクリーンブレイク。KUSHIDAはアームホイップでケニーを投げ飛ばすと、ケニーはKUSHIDAの髪を掴み反撃。すると、再びケニーが握手を求める。再度これに応じたKUSHIDAの顔面へ、ケニーがツバを吐きかけると、これにKUSHIDAは大激怒。KUSHIDAはエルボーの連打からハンドスプリングエルボーを見舞うと、場外のケニーへエプロンサイドから飛びかかる。しかしケニーはこれをキャッチすると、そのままカミカゼを見舞う。さらにケニーは金属のバケツを持ち、そのままムーンサルトでKUSHIDAの膝へバケツを押し当てていく、危険技を披露。これにはKUSHIDAも悶絶。
戦場がリングに戻ると、ケニーはKUSHIDAの顔面を踏みつぶしていくと、変型のキャメルクラッチでKUSHIDAを締め上げていく。しかしこれはKUSHIDAがなんとかロープへエスケープ。続けてケニーはバックブリーカー、ブレーン・バスターを連続で決めていく。
苦しい状況のKUSHIDAは、ロープへ走ったケニーへハンドスプリングヒールキックで反撃に出ると、マンハッタン・ドロップ、ランニング低空ドロップキック、セルフ式タイムスプリッターズコンビネーションを連続で見舞う。続けてKUSHIDAはケニーの腕をとり、断崖式のアームブリーカーを決める。さらにKUSHIDAはその場飛びムーンサルトプレスを放つが、カウント2。しかしケニーもホバーボードロックを狙ったKUSHIDAをとらえると、そのままコーナーマットにKUSHIDAをぶつけ、コタロー・クラッシャーを狙う。しかし、KUSHIDAはこれをかわし、腕ひしぎ十字固めから三角締めを極める。しかしケニーも極められた状態で、KUSHIDAを持ち上げる。だが、KUSHIDAもクラッチを離さず、エプロンサイドでのタランチュラ式三角締めへ移行。しかしこれは場外のギャローズがカットに入ると、場外でKUSHIDA、さらにシェリーを痛めるつけ、2人をとらえると、そこへケニーがノータッチトペコンヒーロを発射。しかしこれはKUSHIDAとシェリーがかわし、ギャローズへ誤爆。すると、今度はKUSHIDAがコーナートップからのトペ・コン・ヒーロをケニーへ決める。そして先にリングに戻ったKUSHIDAは、あとからリングインしたケニーの顔面へドロップキックを見舞うと、続けてムーンサルトプレスを放ち、そのままホバーボードロック、腕ひしぎ十字固めを極める。だが、ケニーもそのままKUSHIDAを抱え上げ、変型のパワーボムを見舞う。しかしKUSHIDAもローリングエルボー、オーバーヘッドキックを打ち込むと、両者リング中央で倒れる。そして両者互いの髪を掴み、エルボー合戦に入ると、KUSHIDAはミドルキックの連打からハンドスプリングエルボーへ。この瞬間、ケニーはレフェリーの服を掴み、これに巻き込むと、KUSHIDAの肘がレフェリーの顔面へ。直後にギャローズがリングインし、KUSHIDAへ地獄突きを見舞う。すると、シェリーがギャローズへダイビングボディアタックを放つが、ギャローズはそのままシェリーをキャッチ。しかしそこへKUSHIDAがミサイルキックを見舞い、ギャローズを蹴散らすと、KUSHIDAはケニーの腕をとり、アームブリーカーを放ち、ロープへ走る。しかしそこへケニーがカウンターの膝蹴りを打ち込むと、片翼の天使の体勢へ。しかしKUSHIDAはこれをなんとか逃れると、ケニーの顔面へマサヒロ・タナカを的中させる。さらにKUSHIDAはとどめのホバーボードロックを狙うが、そこへアンダーソンが介入し、KUSHIDAへガン・スタンを敢行。そして最後はケニーが片翼の天使を炸裂させ、KUSHIDAから3カウントを奪った。
試合後、新チャンピオンとなったケニーはマイクを握り、「フフフ、ハハハ。(サイダルを指さし)俺はお前を知っている、マッド、サイダル。次のショーでは、俺がお前を(ホウキで掃き、ゴミを捨てるジェスチャーで)シュッシュッシュ、ティンティンティン。お前を掃除してやる!!」と、リングサイドでこの試合を観戦していた、サイダルを挑発し、時期挑戦者に指名した。
COMMENT
KUSHIDA「(※シェリーに抱えられながらコメントスペースに入ってくるなり倒れ込む。シェリーが寄り添うようにする中、コメントする)情けねえと思わねえのかよ? こんな手(使って)、これでジュニアが上に上がっていけると思ってんのかよ? そんなわけねえよ。クソッ! これでいいのか? これでいいのかよ?(※うわごとのように繰り返しながら、シェリーに抱えながら控室へ)」
サイダル「さっきのチャンピオンシップをリングサイドで最初から最後まで見ていた。俺はKUSHIDAをリスペクトする。彼は最後までフェアに闘った。相手がどんなに汚い手を使ってきても。ケニー・オメガは俺を掃き捨てるって言ったよな? すべてのニュージャパンのジュニアヘビー級の選手をシングルマッチで掃き捨ててきれいにするって言ってるんだって? そして次に掃き捨てるとして指名したのが、この“リボーン”マット・サイダルか……だけど、俺は誰にも掃き捨てられない。なぜなら俺は内面からクリーンだからだ。BULLET CLUBにここではっきり気づかせてやる。プロレスリングで最も大きな力を発揮するのはハートだ。それは剣のように鋭い。それを俺は(※胸を指しながら)ここに持っている。彼が持っているジュニアヘビー級タイトルに俺が挑戦する。そうすればタイトルは俺に擦り寄ってくる。俺がBULLET CLUBを止めてやる」