Road to DESTRUCTION
- 日時
- 2015年9月22日(火) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 愛媛・宇和島市総合体育館
- 観衆
- 1,175人
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第3試合 20分1本勝負
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
ドラダ対バレッタで試合が始まり、ドラダがハンドスプリング&バク宙でフェイント。そして、セカンドロープからのフライングボディアタック、ロープの反動を利用したアームホイップを食らわせると、バレッタは控えのロメロへ泣きついた。
タイガー対ロメロの場面。ロメロがトップロープとセカンドロープのあいだで急停止してフェイントをかけるが、タイガーが慌てずに低空ドロップキックで場外に蹴落とす。リングに戻されたロメロは、すぐさま控えの外道へ泣きついた。
ライガー対外道の場面。外道のサミングに対し、ライガーが風車式バックブリーカーで報復。外道はたまらず控えのロメロに泣きつくが、突き離されてしまう。しかし、ロメロがリングに入り、「ゴメンナサイ! ダイジョウブ!」などと口走ってライガーと握手。そして、ロメロにすすめられ、バレッタと外道もライガーと握手をかわす。そして、2人がライガーの手をあげると、ガラ空きになったボディにロメロがトーキックをお見舞い。
これをきっかけにしてライガーが孤立し、バレッタがフライングラリアット、外道が顔面踏みつけ攻撃などで追い討ち。しかしライガーは、カウンター掌底でロメロに逆襲。
タッチを受けたドラダは、スワンダイブアームホイップ、ヘッドシザースホイップでロメロに追撃。そこからロープへ走るも、バレッタが場外から足を引っ張って妨害。
ここからロメロが連続串刺しラリアットを開始するが、ドラダが脱出。さらに、ロメロのパサーダを利用し、バレッタにミサイルキックを食らわせる。そして、トラースキックでロメロを倒し、その場飛びムーンサルトプレスで追い討ちするも、次のスワンダイブ攻撃はロメロが下からのドロップキックで撃ち落とした。
タイガー対外道の場面。タイガーがコーナー最上段からフライングボディアタックをお見舞い。すると、バレッタがタイガーを羽交い絞めにするが、タイガーが両脚キックで外道を迎撃し、カンガルーキックでバレッタを吹き飛ばす。そして、外道を場外に追いやると、トペスイシーダで大ダメージを負わせる。
次にタイガーは、ハイキックで外道に追い討ちし、ボディスラムからダイビングヘッドバットを発射。しかし、外道にかわされて自爆となり、ロメロ&バレッタがダブルジャンピングニーアタック、外道がトラースキックで追い込む。
しかしタイガーは、カウンターローリングソバットで外道に逆襲し、タイガードライバーで追撃。すると、ライガーがロメロにスライディングキック、ドラダがバレッタにプランチャを食らわせて分断。
その直後、タイガーがタイガースープレックスの体勢に入るも、外道が回避してサミング。そこから首固めで押さえ込むが、タイガーが跳ね返し、カウンター脇固めからのリバースダブルアームバーでギブアップを奪った。
試合後、タイガーがマイクアピールを行ない、タイトルマッチの必勝をファンに約束。そして、ライガーとの防衛戦に勝ち、宇和島へ凱旋すると予告した。
タイガー「宇和島の皆さん、こんばんは!(※『こんばんはー!』の大合唱) 今日は“宇和島の英雄”田中翔が、このあと出て来ますんで、しっかりと応援して下さい!(※大拍手) それとあとひとつ言わせて下さい。明日の岡山で、NWAのJr.のタイトルマッチを行ないます。明日、ベルトを獲って、ここにいる大先輩、獣神サンダー・ライガーを挑戦者に指名して勝って、この宇和島に、チャンピオンとして戻って来たいと思います!(※大拍手) 残り、試合ありますけど、みんな熱い試合をしますので、腹の底から、応援してくれるかな!!(※大歓声) ・・・『いいとも』って言うと思ったけど(※場内笑)。ありがとうございました!(※大拍手)」
COMMENT
——王者のスティーブ・アンソニーはハーリー・レイスの弟子、彼のレスリングスクールの師範代のようです。こちらは佐山聡の弟子ですけど・・・。
タイガー「そうなの? 全然、(師匠同士は)接点がないようだけど(苦笑)。まあ、お互い素晴らしい師匠を持ってるという部分では、僕も彼をリスペクトするし、侮れない選手だと思ってます。そういうレイスさんの弟子ということは、基礎の基礎はできてるでしょうし。ヘタしたら僕よりできてるかもしれませんよ。そういう意味ではすごく楽しみは楽しみですけど、注意していかなければ足元をすくわれるんで。いい試合して、俺ともう1度やらしてほしいって言ってくれるような試合にしたいと思います」
——それにはブルース・サープ社長が邪魔な存在ですけど。
タイガー「何をしてくるかわからないですけど。対策の練りようもないし。とはいっても、相手はかなり年齢を召した人なんで、なるべく触れないようにと思ってますけど。とにかく明日、頑張ります」
ドラダ「マスカラ・ドラダがヌメロ・ワン(ナンバーワン)なんだ。チャンピオンなんだ。もう1回、カンペオナート(タイトルマッチ)を組んでくれ。モーイッカイ」
※ライガーはノーコメント
ロメロ「ゲドー、おまえのせいで負けちゃったじゃないか。なんでギブアップするんだ?」
外道「Sorry」
バレッタ「Sorryで済むんだったら、警察は要らないよ。お前は“Sorry”って言葉が好きなのか?」
外道「そんなことないさ。お前が言いたいことはわかってる。でも、今日のところはSorryとしか言えない」
ロメロ「そういえばゲドー、お前はライガーのことをリスペクトしてないって言ってたな? これまでリスペクトしたことないって言ってたな?」
バレッタ「そうだ。試合中、確かにそう言ってた」
ロメロ「ライガーをそんなふうに言っちゃダメだぞ。彼はキング・オブ・コックローチ(ゴキブリ)なんだから」
外道「俺もそれはわかってるさ」
ロメロ「まあいい。お前がギブアップしたんだから、今夜はゲドーが支払いを持て。ゴチソーサマデシタ!」
バレッタ「そうだそうだ!」
外道「ンー、OK、OK。仕方ない」
ロメロ「ヤッター! 今夜はハッピーだぜ!」