Road to DESTRUCTION
- 日時
- 2015年9月11日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,587人(満員)
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第6試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
まずは、内藤が必要以上に時間をかけてリングイン。続いて柴田が入場すると、リングへ寝転んで挑発した。
真壁対飯伏で試合開始となり、いきなり激しいエルボー合戦を展開。そこから真壁がショルダータックルを見舞うも、飯伏がカウンタードロップキックで逆襲。さらに、ミドルキック、カウンターミドルキック、その場飛びムーンサルトプレスで追い討ちした。
柴田対飯伏の場面。バックの取り合いから両者がロープ際へ移動し、飯伏がクリーンブレイク。すると、控えの内藤が背後から手を出すが、柴田は仁王立ちになって無視。そして、飯伏をフライングメイヤーで投げると、背中へサッカーボールキックを食らわせる。
その直後、柴田がロープへ走り、飯伏ではなく控えの内藤へランニングフロントハイキック。そのまま場外戦へ雪崩れ込むも、内藤が柴田に鉄柵攻撃を食らわせ、真壁も同じ目に遭わせる。
ここで飯伏と内藤が同時にリングへ入るが、レッドシューズ海野レフェリーが試合権利のない内藤に退去を命令。その後、飯伏がストンピング連射で柴田に追撃し、内藤へタッチを要求。しかし、内藤が無視したため、腕を叩いて強引にタッチ。
すると内藤は、柴田の首を絞め、すぐに飯伏へタッチを要求。仕方なく飯伏が出ると、内藤はなぜかまたもやタッチを要求。そして、飯伏へ柴田を押さえるように指示を出し、ミサイルキックを浴びせる。
だが、内藤はそれだけですぐに引っ込み、替わった飯伏が柴田へエルボー連打。しかし、柴田はカウンターキチンシンクで飯伏に逆襲。
真壁対飯伏となり、飯伏がカウンターレッグラリアット、その場飛びシューテイングスタープレス。すると真壁は、パワースラム、串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドで反撃。
その後、飯伏が真壁のラリアットをかわし、相打ちへ持ち込む。そして、ロープへ走ってラリアットを放つも、真壁がカウンターラリアットで迎撃。しかし飯伏がカウンターハイキックを食らわせ、真壁をダウンさせる。
これで飯伏は必死でコーナーへ近づき、手を伸ばしてタッチを求める。まったく興味を示さなかった内藤だったが、面倒臭そうに飯伏の背中を叩いてタッチ。
すると、柴田がエルボー連打で内藤をコーナーへ追い込み、串刺し低空ドロップキックを狙って対角コーナーへ走る。しかし、内藤が追走して串刺しジャンピングエルボー。それでも柴田は再びエルボー連打から距離を取るが、内藤が追走式カウンター低空ドロップキックをお見舞い。さらに、串刺し低空ドロップキック、ネックブリーカーへ繋ぐと、柴田の顔面を踏みつける。
怒った柴田が立ち上がり、強烈なエルボーで報復。そして、追走式串刺しジャンピングフロントハイキック2連発、フライングメイヤー、サッカーボールキック、背中へのローキック、コブラツイストで追い討ちをかける。
それを飯伏がカットし、柴田にミドルキック、真壁にドロップキック、鉄柵攻撃。しかしリング上では、柴田が内藤へ串刺し低空ドロップキック、フロントネックチャンスリー。
ここでエルボー合戦になり、柴田と内藤がノーガードで激しく打ち合う。そこから内藤がひざまずくと、柴田が胸を蹴り上げ、スリーパーホールドを極める。たまらず内藤がもがくと、柴田はミドルキックを見舞い、再びスリーパーで捕獲。そのまま絞め続けると、危険と判断した海野レフェリーが試合を止めた。
しかし、柴田はゴングが鳴っても腕を離さず、内藤の首を絞め続ける。そのため、真壁と若手たちが何とか柴田を引き離した。
ところが、突如として飯伏が真壁を急襲し、激しい番外戦が勃発。ゴングが激しく乱打され、場内が騒然となる。
一方、柴田は青コーナーから内藤が被っていた帽子を奪い、強引に折り畳んで客席へ放り投げてしまう。そして、柴田は退場するが、真壁と飯伏はなおも乱闘を続行。またもやゴングが乱打された・・・。
COMMENT
真壁「いっちょ上がりだろ。柴田がよ、もう一人の小僧しとめたろ?あれがすべてだバカヤロー。いいぜ、試合終わったあと、いくらでも来い、小僧!いくらでも胸貸してやるよ。ただ、そんときはよ、途中でセコンド、介入しねぇぞ、オマエら?オイ、わかってんのか?いいか、俺は命がけでこのベルト守ってんだ。テメーも命がけで来い!それだけだ!何かある?」
——最後の前哨戦でしたが?
真壁「まぁ飯伏に関してはよ、何も文句言う必要はねえ。ただよ!ひとつ、俺が提案してやるよ。おまえごときのレスラー像でな、首都圏の一試合二試合でよ、たけると思うなよ?全国レベルのこのオレ様が言ってるんだから、それは間違いねぇだろ!そっからが面白くなんだからよ。いまのままで面白いかって?どうだろうね、観客に聞いてみな!オイ!オマエが獲るか獲らねぇか、テメーの覚悟次第だ!いつでもいいぜ、かかってこい!道端でも構わねぇ。テメーのレスラー像、超ベビーフェイスを覆してよ、テメーの本性暴いてやるから覚悟しろよ、コノヤロー!リング上でテメーの狂気性を目覚めさせてよ、この俺様がマットに沈めてやるよ!覚悟しとけ、コノヤロー!それだけだ、俺が言いてぇのはよ」
——神戸のインターコンチタイトル戦がありますが、ベルトの価値を競うという部分で意識しますか?
真壁「ひとつ言っといてやる。俺みたいなレスラーはわかってんだよ。ベルトを持ったらどれだけ責任があるか。その日、ナンバーワンの試合を決めなきゃならねぇんだ、激しい試合をよ。だから、何遍も言ってるだろ?桃太郎アリーナを興奮の坩堝にしてやるよ!いいか、コノヤロー。それには小僧、テメーの狂気性を俺が目覚めさせてやるよ。テメーの狂気性がどこまで通用するか、人間凶器のこの俺様が暴いてやるよ。テメー身のレスラーとしての欲望、すべて出してこねぇと獲れねぇんだ、ベルトは。熊本で石井から俺が獲った試合、果たしあいだぜ?オメーにそれができるかどうかってことだよ。オメーの狂気性を出させて、俺が叩き潰してやる!人間凶器、真壁刀義の怖さを思い知らせてやる!」
飯伏「ハァハァ、楽しいっすね。楽しいっす。もっと爆発したいっすね。いやぁ、楽しいですよ。毎回、真壁さんと絡んでいくのが。次が決まってる中では、もうタイトルマッチですけど、まだ新日本プロレスはありますんで、いっぱい。いろいろまだまだやりたいし。今日も最高に楽しかったです」
※内藤は小松に肩を借り、ノーコメントで控室に戻った