8・14両国で行われるAブロック公式戦・天山（2勝6敗）vs内藤（5勝3敗）、真壁（5勝3敗）vs飯伏（3勝5敗）のダブル前哨戦。
　
　シリーズ前から内藤の挑発を受けていた天山が先発し、内藤を指名する。しかし、内藤はまったく闘う意思を見せず、天山はやむなく真壁と交替。これで真壁対飯伏となり、飯伏がキック攻撃で先制。しかし、真壁がカウンターショルダータックルでなぎ倒した。
　ここで再び天山が登場すると、飯伏が内藤にタッチ。内藤が必要以上にゆっくりリングインすると、天山がいきなり襲い掛かってストンピング連射。
　さらに天山は、ヘッドバット連射からモンゴリアンチョップを放つが、内藤が延髄斬り、低空ドロップキックで逆襲。さらに、場外で鉄柵攻撃を見舞う。
　リングへ戻り、内藤は低空ドロップキックで天山に追撃。そして、天山を踏みつけて目を開けるポーズを披露し、ファンのブーイングを浴びた。
　一方、天山はそのままローンバトルへ追い込まれ、ドラダが串刺しラリアット、飯伏がモンゴリアンチョップ、打撃コンビネーション。しかし天山は、マウンテンボムで飯伏に逆襲。
　真壁対飯伏の場面。真壁が串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールド、カウンターラリアット。しかし飯伏は、エルボー合戦へ持ち込み、打撃コンビネーションで逆転。
　そこから飯伏は、レッグラリアット、その場飛びムーンサルトプレスに繋げる。すると、真壁が右ラリアットを放ち、かわされた直後に左ラリアットを浴びせる。しかし飯伏は、カウンターハイキックで真壁をストップさせた。
　KUSHIDA対ドラダの場面。ドラダがハンドスプリング＆バク宙でフェイントをかけ、セカンドロープを利用したアームホイップ。これでKUSHIDAが場外に落ちると、トペコンヒーロを見舞う。その直後、飯伏がミサイルキックで真壁を場外に落とすが、コーナー2段目からのムーンサルトアタックはかわされて自爆となる。
　一方、ドラダはロープ渡りからダイブするが、KUSHIDAが受け止めてホバーボードロックで捕獲。それを内藤が低空ドロップキックでカットする。
　劣勢のKUSHIDAは、トップロープを支点にしたバク転キック、エプロンからの延髄斬り、ロープを利用したアームブリーカーで逆襲。続いてKUSHIDAはコーナー最上段へのぼるが、ドラダが追いかけ、トップロープ上から雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。
　さらにドラダはトップロープの反動を利用した飛びつき回転エビ固めを繰り出すが、KUSHIDAが切り返して反対に押さえ込み、3カウントを奪取した。
　
　試合後、天山と内藤が番外戦を開始。内藤が黒いTシャツを脱いで闘牛士のようなアクションを見せ、激怒した天山が張り手、ヘッドバットで報復。
　その後、今度は真壁と飯伏が乱闘を展開し、ゴングが激しく乱打された。

天山「オイ、なんや! なにがしたいんじゃ、タコ! なめんなよ、コラ! クソガキ野郎! オイ、やる気あんのか。お前、ふざけんなよ。オイ、なにがやりたいんじゃ! おちょくんのもええ加減にせえよ。オイ、クソッタレ。あの野郎、オイ。今日はこれくらいで済んだけどな、明後日逃げも隠れもできひんぞ。オイ、シングルや。オイ、今のうちやぞ、逃げるんやったら。オイ、やったるよ。なんでもやったるよ。アイツのこと、ほんま腸煮えくり返ってるよ。オイ、絶対にこんな中途半端で終わらへんぞ。ガッチリ潰して、ぶちのめすんや! オイ、クソガキ野郎、バカタレが。笑ってるのも今のうちだけや。両国のリングで、お前を終わらせてやるよ、俺が。俺が終わらせてやる!」
真壁「オイ、飯伏よ、触発されんのはわかるけどよ、身の程をわきまえろ、バカが。それだけだ」
KUSHIDA「視界良好。あとはリコシェ、両国で待ってる。リコシェが2014年の(SUPER Jr.)チャンピオンだったら、俺は2015年の『SUPER Jr.』のチャンピオン。どっちが先をいってるか、どっちが新しいか、その勝負」
 
ドラダ「KUSHIDA!! もう一度オレと闘え!!」
内藤「オイオイオイ。試合壊してるのどっちだよ。え? 焦るのは分かるよ、天山。俺が『終わってる』って言ったから悪いんだろ? じゃあこの中(コメントブースに居る記者陣)で今年の優勝、天山だって思ったヤツ、どんだけ居んだよ! 言ってみろよ!! オイ、誰も思ってないだろ? 俺が代表して言ってやっただけだよ。 アツくなんなよ、天山。まだ時間はあるんだ。トランキーロ。焦んなよ。それより、それより、まだ俺、優勝決定戦の可能性、あるんでしょ? あの“終わった天山”に勝って。棚橋対AJがどうなったらいいんだ?」
——両者欠場などの無効試合とかですかね?
内藤「無効試合になったら、俺1位通過でしょ? オイ、いいこと聞いたぜ。どうやったら無効試合になるか、考えつつ、まぁ“終わった天山”さっさと俺との試合をすんなり終わらせる」
飯伏「真壁さんは、シングルマッチ、本当に初めてで。更に今年の『G1』の公式戦の最後の相手で。どうなるか分かんないですけど。今シリーズであったこと、全部ぶつけて、勝ちます。正直、僕は凄い大好きな先輩なんで。真壁さんはどうか分からないですけど、僕は凄くリスペクトしてるし、大好きな先輩なんで、全力で逆に行けますね。楽しみですよ」