8.2福岡のBブロック公式戦の前哨戦として、ジュース・ロビンソンとSANADAがそれぞれデビッド・フィンレー、BUSHIをパートナーに激突。
先発はジュースとSANADA。ジュースはヘッドロックで固めるも、SANADAは髪を引っ張って脱出。すると、ジュースはソバット。さらにロープに飛ぶが、場外からBUSHIが足を取って妨害。しかし、ジュースはL・I・Jの誤爆を誘う。そして、SANADAにリズミカルにナックルパートから、フェイントをはさんでドロップキック。
外国人タッグはSANADAに対してダブルのヒップトスから、ジュースがセントーン。フィンレーはヨーロピアンアッパーカット。そこkらフィンレーはSANADAに串刺しエルボーを連発。しかし、またもBUSHIが場外から足を引っ張って妨害。
リング上、BUSHIがフィンレーにミサイルキック。そして、Tシャツでチョーク攻撃を仕掛ける。さらにL・I・Jタッグはフィンレーにダブルの低空ドロップキック。続いてL・I・Jはジュースにダブル攻撃を狙うが、逆にジュースはフライングボディアタックで二人まとめてなぎ倒す。
そこからジュースはSANADAに串刺しボディプレス、返す刀でBUSHIにはキャノンボール。しかし、SANADAはスキを見てジュースに低空ドロップキック。すると、フィンレーがSANADAに変形のバックブリーカーをお見舞い。そして、Prima Noctaを狙うが、SANADAは切り抜ける。
ならばとフィンレーはセカンドロープからヨーロピアンアッパーカットを狙うも、SANADAはSkull Endで捕獲。すかさずフィンレーは首固めで丸め込むも、これはカウント2。
すると、SANADAはもう一度フィンレーにSkull End。この間にBUSHIはジュースのトペ・スイシーダを炸裂。フィンレーはそのまま逃れることができず、SANADAがギブアップ勝ちをスコア。
SANADA「言いたいことあるんだけどね、まだここで言いたくないかな……」
※BUSHIはノーコメント
ジュース「うまくいかない日が続いてるけど、今日もまたスカッと晴れない日だった。『G1』も中盤戦に入ってきたのに、なかなか晴れない……9日目、10日目、11日目、12日目、13日目と続いてるけど、改めて『G1』がどういうものか思い知らされてるよ。なかなかいい結果に恵まれない。これまでレスリングを続けてきた中でも、一番厳しいんじゃないかな。3日目までは良かったけど、4日目、5日目、6日目と悪くなって、7日目、8日目、9日目と足を引きずりながらリングに上がらなければならなかった。はあ、次はSANADAか……。SANADAはニュージャパン・プロレスリングでも重要な位置にいる。俺はアスリートとして真正面からぶつかっていくよ。今の自分の力をすべてぶつけてね。自分自身を裏切るようなことはしない。どんな状況に追い込まれても逃げ出さないし、立ち上がってそこから抜け出すべく努力する。今の俺は2点だ。2点だけ。5試合消化して、たったの2点。このまま2点で終わるかどうかわからない。でも、このまま2点で終わるのは恥ずかしい。恥ずかしい結果には終わりたくない。じゃあ、次の2点をプラスするためにはどうすればいいのか? 勝つしかないんだよな。1つでも2つでも、勝つしかない。まだ6点プラスする可能性は残されてる。でも、残念ながら残りすべて勝っても、勝ち上がれないんだけどね。いまここに、20人のトップレスラーが集まってる。あっ、ジュース・ロビンソンは入らないから19人か。だけど俺は一つでも多く勝てると信じてリングに上がってる。どうすれば勝てるか、考えながら闘ってる。だけど、勝てないのが現実だ。これだけのトップレスラーが相手なんだから、それも仕方ないことなんだけどね。でも、俺を応援してくれるみんなのためにも、一つでも多く勝ちたい。いや、勝たなければならないんだ。SANADA相手に、ヤノ相手に、ケニー相手に、ビッグ・マイク(エルガン)相手に……。リング上で誰と向かい合おうが、勝つことを目指さないといけないんだ。来年の『G1』でチャンスをもらうためにもね。SANADAとの闘いは厳しいものになるだろうけどね」
――ヒザをケガしたのはどのシーンでですか?
ジュース「EVILにジャーマンスープレックスを仕掛けられた時だ。起き上がって攻撃しようとしたとこで、ジャーマンスープレックスで投げられそうになったからこらえようとした。その時にヒザに変な形で力がかかって、ヒザが伸びてしまったんだ。バネが伸びて切れるような感じがした。“やっちまった”と思ったけど、試合は続けないといけない。そんな状態でも最高のレスラーであるカズチカ・オカダと20分以上も試合ができたのは、少しだけ自信になった。勝てなかったけどね。万全な状態だったら、どうなっていたか……。期待してくれてたみんなには悪いことをしたと思ってる。とにかく最後まで駆け抜けるよ。足の状態を気にしないで、とにかく闘い抜く。ようやく半分過ぎたところだ。せっかくビッグチャンスをもらったんだから、足の1本ぐらい、どうなってもいいという思いでね。ヤングボーイたちは、俺の足の状態を見て気にしてるみたいだけどね。せっかく大きな目標だった『G1』に出られたのに、途中で投げ出すわけにはいかないよ」
--オカダ戦でパルプフリクションを狙った時、ジャーマンで切り返された瞬間はどう思いました?
ジュース「まさかあんな形でやられるとは……。レインメーカーの1発2発は覚悟してた。3発やられて倒されても起き上がってやろうという気でいた。でも、そこまで立っていられなかった。(パルプフリクションを)レインメーカーで返してくるんじゃないかっていうのは考えてたけど、まさかジャーマンスープレックスでとは……。一瞬、どうなったかわからなかったよ。あんな状況からジャーマンスープレックスで投げられたのは初めてだ。だから、首と後頭部へのダメージが大きかった。バンプを取るタイミングも遅れたしね。よくケガしなかったと思うよ」
※フィンレーはノーコメント