『G1 CLIMAX 27』公式戦前哨戦。
8月4日(金)愛媛大会の『G1』公式戦で対戦する、ザック・セイバーJr.と内藤哲也が6人タッグマッチで激突。
ヒロムはボロボロになったタカタイチ興行のフライヤーを、タイチはキレイなタカタイチ興行のフライヤーを持ってそれぞれ入場。
さらに、タイチは以前BUSHIから奪ったマスクを振りまわり、挑発しながらリングサイドを回ると、これに怒ったBUSHIはタイチへトペ・スイシーダを発射し、ゴング前から両軍が場外戦を展開。
そしてゴングが鳴ると、リング上ではヒロムとデスペラードが打撃戦を展開し、両者TIME BOMB、ギターラ・デ・アンヘルを狙っていく。
しかし、ここはお互いにかわしていくと、ヒロムはヘッドシザース・ホイップから腕と足をとってのドラゴン・スクリューを敢行。
ここで両者、ザック、内藤とタッチをかわすと、リング中央でエルボーの打ち合いから、内藤がアームホイップ、ランニング低空ドロップキック、マンハッタン・ドロップ、水面蹴り、コーナーミサイルと畳み掛ける。
しかし、ザックも内藤の延髄斬りをかわし、卍固めで反撃に出ると、内藤の旋回式DDTもかわし、水面蹴りで内藤をリングに倒し、タイチとタッチ。
タイチは内藤の顔面にヒザを当て、内藤の決めポーズで挑発すると、すぐさま内藤もBUSHIとのコンビネーションでランニング低空ドロップキックを決め、BUSHIとタッチ。
BUSHIはコーナートップからミサイルキックを放つが、タイチも側頭部への蹴りで応戦。
そして、タイチはロングタイツを脱ぎバズソーキックを狙うが、BUSHIはこれをかわすと、リングインしたヒロムがタイチの顔面へトラースキックを発射。
さらに、BUSHIとヒロムはトレイン攻撃から、内藤も加わっての串刺し低空ドロップキックを敢行。
ここを勝機とみたBUSHIはMXを狙うが、タイチはこれを間一髪でかわす。
すると、ここでデスペラードがパイプ椅子を持ってリングインするが、レフェリーがこれを阻止。
ここで、タイチはレフェリーの死角をついてマイクスタンド攻撃を見舞うと、最後はタイチ式外道クラッチを炸裂させ、BUSHIから3カウントを奪った。
試合後、タイチは以前BUSHIから奪ったマスクを被りコーナーにかけ、MXのポーズでBUSHIを挑発。
さらに、タイチはリングに倒れるBUSHIのマスクに手をかけると、ここはヒロムがカットに入り、これを阻止した。
タイチ「(※奪い取ったBUSHIのマスクをマイクにかぶせて)ほれ、これ(マスク)、まだ俺の手元にあるぞ。欲しくねえのか? (※マスクの額の部分の縫い取りを見て)タケシ(武士)……タケシ……アイツの本名か? タケシ……オイ、タケシ、欲しくねぇのか? もしかしたらよ、俺に負け続けて、(試合するのが)『怖くなったんで、やめます』って言うかもしれねえけどな、8.28まで(このマスク)預かっておくよ。別にいいよ、辞退しても。どっちでもいいよ、その時はな、EVIL? SANADA? いや、違うな。さっきいただろ? お前でもいいぞ。いつも言ってるように、ハポン軍団、お前ら全員、TAKAタイチ興行、使ってやるよ! 出してやるよ! フハハハハハハ」
ザック「ロスインゴはいかしてるね。いかしたヤツらの集まりだ。この10年では最高にいかしてるかもね。でも、俺はそんなヤツらをやっつけるハンターさ。もう1回、やっつけようか。ナイトーを筆頭にいかしたヤツらが集まってるけど、彼らがベストタッグなのは過去のことだ。今は、さらにいかしたヤツらがいるのを忘れるな。まぁ、次はサブミッションで、10分以内で片付けるよ。1分以内で片付けられるけど、それじゃ短すぎるだろ? だから10分以内ね。ここに最高のジュニアカルテットがいる。スズキグンのことさ。ロスインゴとじゃないよ。俺たちの方が素晴らしいのさ。これからスズキグンはどんどん上がっていく。すぐにナンバーワンになるさ」
デスペラード「KUSHIDA? あ、そうだ、KUSHIDAだ。KUSHIDA、いい加減、俺を見ろ。俺を見るんだ。お前は今、どこにいる? 何やってるんだ? 全然、聞こえてこないぞ。どこにいるのか、映像もねぇ。休んでんのか、チャンピオンが? だから、テメェは“偽りのチャンピオン”って言われるんだよ。俺に勝ちもしねぇで、負けっ放しで、新日本のジュニアの一番強い人間が持ってるはずのベルトをお前が持ってる。おかしいだろ? 帰って来い。待っててやるから。ちょっと考え改めたんだ。だってよ、ザックに付いて、ボスに付いて、公式戦がない間の、あの人たちの試合でタッグ組んでるだろ? (対戦相手が)若手ばっかりでよ、つまんなかったよ、今日、どうだ? あんな面白いヤツがいたんだ。知ってたよ、人間は知ってたよ。でも、やんのは初めてでよ。BUSHIはやったことあったんだ。アイツは同じマスクマンとしたら、同じっていうのも嫌だが、アイツは下の下なんだよ。マスクの使い方も知らねえからよ。1回(マスクを)剥がされただけでピーピーピーピー言ってる。違うだろ? マスクってのはよ、勝つために使うものなんだよ。オシャレじゃねえだよ、これはよ。ヒロム、はじめまして……」
BUSHI「オイ、タイチ、ふざけやがって。次、お前と当たるのいつだよ? 8月28日、新宿FACE? それとも、この『G1』最後の(8.13両国)、まだ対戦カード、出てないでしょ? 最終日、両国か? ま、どっちでもいいよ。次のお前と再び、このリングで会うのを楽しみにしてるよ。そして、お前を後悔させてやる」
内藤「次のリーグ戦の相手は、ザック・セイバーJr.。新日本のリングに上がってて、なかなか味わえないようなテクニックを持ってる選手だからね。非常に楽しみですよ。もしかしたら、このAブロックの中で、一番、俺を焦らせることができるのが、ザック・セイバーJr.なのかもしれないッスね。非常に楽しみですよ。それから、愛媛で『G1 CLIMAX』が開催されるのは、これが初めてなんでね。愛媛のお客様、楽しみに待っててください。じゃあ、皆様、Hasta Viernes(アスタ・ヴィエルネス=また金曜日に)、アディオス」
ヒロム「なぁ、みんな、もっと俺のことも、今、現実に起こってることすべて含めて、もうちょっとハッピーに考えてくれよ。もっとハッピーに考えて……自分の真実を作れるのは、自分だけだ。(※TAKAタイチ興行のチラシを手にして)楽しみだなぁ……ハッハッハッハッハッハッ」