バディファイトPresents G1 CLIMAX 25

日時: 2015年8月11日(火) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,742人（超満員札止め）

第6試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦

天山広吉
柴田勝頼

境界線

（2勝6敗＝4点）
（4勝4敗＝8点）

09分49秒　アナコンダマックス

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　20回目の出場という節目の『G1』において、1勝6敗と苦闘が続く天山が登場。対するは、決勝進出のためにもうひとつも星を落とせなくなった柴田。
　
　序盤、天山がモンゴリアンチョップ3連射で柴田を倒し、「天山」コールを浴びる。そして、エプロンに立つ柴田をタックルで場外に落とし、鉄柵攻撃、カウンターヘッドバット、鉄柱攻撃。
　しかし、リングに戻った柴田はエルボー連打で天山をニュートラルコーナーへ追い込み、足4の字固めで絞り上げる。
　天山が辛うじてロープへ逃れると、柴田は天山の顔面をシューズで執拗にこすり、ロープに飛んで顔面ウォッシュ。さらに、串刺し低空ドロップキックで追い討ちをかける。
　続いて柴田はフロントネックチャンスリーの体勢に入るが、天山がこらえて後方へ投げ捨て、串刺し低空ドロップキックをお返し。
　さらに天山はコーナー最上段へのぼるが、柴田がジャンピングフロントハイキックを見舞う。そして、自分もコーナーへのぼるが、天山がヘッドバット連打で転落させる。ところが、柴田が再びジャンピングフロントハイキックを浴びせ、デッドリードライブで投げ捨てる。
　次に柴田はロープへ走るが、天山がボディにカウンターヘッドバットを食らわせる。さらに、ニールキックをショートレンジでヒットさせると、アナコンダバイスで捕獲。そこからアナコンダバスターを狙うも、柴田が踏ん張ってこらえ、変型武者返しで叩きつける。
　ここで柴田はスリーパーホールドを極め、天山が激しく抵抗すると延髄斬り。さらに、後頭部へラリアットを見舞い、即座にジャンピングハイキックを浴びせる。
　続いて柴田はキックを発射するが、天山が蹴り脚をキャッチし、顔面めがけてヘッドバット。これで場内が「天山」コールに包まれ、天山が柴田の頭部へヘッドバットを乱れ打つ。
　次に天山はモンゴリアンチョップを連射するが、3発目を柴田がかわして背後へ回り込み、再びスリーパーホールドで捕獲。だが、天山が前方に投げ捨て、アナコンダマックスで逆襲。さらに、変型アナコンダバスターで叩きつけると、さらに強烈な力で絞り上げて勝利を掴んだ。

　試合後、場内は大「天山」コールに包まれた。

COMMENT

天山「オッケー! いやぁ、キツイなぁ。柴田、キツイぞ。俺の体ボンクラや。もうあれ以上きたら、あの最後のアナコンダ、あれが極まらんかったら、もうどうしようもなかった。それぐらい焦ったね。最後の最後、あれは絶対に離さない、離してたまるかって。意地でも俺この『G1』また1勝しかしてない。6敗? 知ったこっちゃねぇよ、オラ。今日勝てばいいんや。今日勝てばなんかあるやろって。あんだけお客さんが後押ししてくれたし、俺としてはほんまこの1勝大きいっすよ。『G1』リーグ、もう終わりかもしれんけど、まだまだ最後の最後、今日終わりちゃうし、まだまだ残ってる。そこに辿り着くために、俺はこの『G1』やってきたと言っても過言ではないよ、ほんまに。最後の最後、あのクソガキ野郎。オイ、テメェの吐いた俺に対しての覚えてんねんやろうなって。オイ、冗談ちゃうぞ。オイ、人が言っていいこと悪いこと、ふざけやがって。ほんまにぶちのめさな、気が済まん。クソガキ野郎め、あの野郎、グッチャグチャにしてやるからな、お前。オイ、『G1』最後の公式戦、俺知らんぞ、どうなっても。ぶちのめすしか、それしか考えてへんから。やるかやられるか、やってやろうやんけ。オイ、終わらしてやるよ、お前のこと! ふざけやがって」

※柴田はノーコメント