『G1 CLIMAX 27』第17戦にして、両国国技館3連戦の初日。Aブロック公式戦の最終試合を主軸に、翌日(12日)に行われるBブロック最終試合の前哨戦、さらには翌々日(13日)に行われるタイトルマッチの前哨戦がラインナップされた。
また、テレ朝チャンネルと新日本プロレスワールドによる生中継が行なわれ、元阪神タイガースの赤星憲広氏がスペシャル解説者として登場した。
そんな中で始まった第1試合は、ヤングライオンズvs鈴木軍の6人タッグマッチ。鈴木は『G1』Bブロックにエントリーしており、公式戦最終試合で矢野と当たる。
ヤングライオンズが奇襲を仕掛け、いきなり場外乱闘で試合がスタート。ところが、鈴木軍がラフプレーで圧倒し、ヤングライオンズは沈黙。
そこからリング上で岡と鈴木が対峙し、なおも鈴木が岡を圧倒。表情を変えずに強烈な打撃を連発して行く。
しかし岡は、鈴木のフロントハイキックを回避し、カウンターショルダータックルで逆襲。ようやくタッチを受けた北村が、串刺しバックエルボー、スピアーで鈴木に追い討ちをかける。
その直後、北村は観客席に向かって自慢の筋肉をアピール。ところが、背後から鈴木が襲撃し、ボディブロー、左右の張り手連射を食らわせる。
続いて鈴木はフロントネックロックの体勢に入るが、北村がブレーンバスターに切り返して脱出。これで川人対鈴木となり、川人が串刺しバックエルボー、岡が串刺しボディアタック、北村がボディスラム、川人がミサイルキック。
だが、鈴木が左右の張り手連打で川人をダウンさせ、デスペラードとタッチ。そのデスペラードがピンチェ・ロコを炸裂させ、一気に川人を仕留めた。