『G1 CLIMAX 25』Aブロック公式戦。
ここまで3勝2敗の棚橋と、1勝4敗でなかなか結果を出せないギャローズが激突。両者は昨年の『G1』でも対戦し、そのときは棚橋がハイフライフローで勝利を収めている。
 
開始のゴングと同時に場内は棚橋コール。棚橋はバックを取るが、ギャローズはバックエルボー。いったん、棚橋は距離を取ると、ロックアップからギャローズをコーナーに追い込む。しかし、ギャローズはキックで棚橋をリング中央まで吹き飛ばすと、雄叫びを上げて威嚇。ならばと棚橋は手四つの体勢を誘うも、「ここまで届くか？」とばかりに手を高く上げてスカすギャローズ。すると棚橋はコーナーに登って、手を高々と上げる。そして、ギャローズが突っ込んできたところを、棚橋はジャンプでかわしてヘッドロックで捕獲。ギャローズは棚橋を抱え上げるも、棚橋はその反動を利用してグラウンドでのヘッドロックに持ち込む。ギャローズは力づくで棚橋をトップコーナーに持ち上げ、雪崩式攻撃を狙うが、棚橋はエルボーでギャローズを叩き落とす。するとギャローズはハイキックを繰り出し、棚橋を場外に落とす。ギャローズもこれを追いかけると、棚橋に強烈な鉄柵攻撃。棚橋はカウント16でリングに生還。
リング上、ギャローズはボディブローの連発から鋭いアッパーで棚橋からダウンを奪い、さらに顔面かきむしり攻撃。そしてギャローズがハンマースルーでコーナーに棚橋を投げると、その勢いで棚橋はリングに倒れ込んでしまう。続いてギャローズはヘッドロックで固めるが、棚橋はエルボーで切り抜け、前方回転エビ固めを狙うが、これはギャローズがこらえて、上からナックルを連発。そしてギロチンドロップを叩きこむが、棚橋はカウント2でキックアウト。
なおも攻撃の手を緩めないギャローズは、体重の乗ったエルボードロップを連発。さらにセカンドロープからダイビングエルボーを狙うが、これは棚橋が回避。そしてギャローズの足を持つとドラゴンスクリュー、そして太陽ブローを連発。棚橋の動きを止めたいギャローズは、その首を捕獲するも、棚橋はギャローズのヒザに低空ドロップキック。怒りのギャローズは棚橋を場外に押し出そうとするが、棚橋はロープを逆上がりの要領で使用してリングに戻ると、フライングエルボー。そしてエルボードロップからサンセットフリップをお見舞い。さらに棚橋はトップコーナーに登ってダイブするも、ギャローズはその首根っこをつかんでチョークスラム。さらにブレーンバスターで投げようとするが、棚橋は背後に降り立ち、ロープへ。しかし、待っていたのはギャローズのハイキック。ここでギャローズはカナディアンバックブリーカーの体勢に棚橋を持ち上げると、そこからマジックキラーのようなかたちで落とす荒技を披露。
そしてギャローズはネックハンギングボムを狙うが、棚橋はうまく切り抜けてツイスト&シャウト。そしてスリングブレイドを見舞うが、ギャローズはカウント2でキックアウト。ならばと棚橋はハイフライフローを繰り出すも、これはギャローズがヒザを立てて迎撃。そしてギャローズは串刺し攻撃を狙うが、棚橋はキックで迎撃。さらにギャローズに向かって走り込むも、ギャローズは二段蹴りを叩き込み、そこからジャックハマー。このピンチに場内は棚橋コールが巻き起こる。とどめとばかりにギャローズはハングマンズヌースの構えに入るが、棚橋は高角度前方回転エビ固めに切り返してカウント3をゲット。棚橋が技アリの勝利で、その勝ち星を4つに伸ばした。