7・29福岡大会にて『G1』Aブロック公式戦で激突する棚橋とファレ、内藤とAJが前哨戦として6人タッグで激突。当初、棚橋組にはキャプテンが入る予定だったが、今大会の中邑戦が不戦勝扱いとなったエルガンが、代わりに加わることに。

　先発は棚橋とトンガ。ゴングと同時に場内は棚橋コールに包まれる。ロックアップで組み合うと、棚橋はトンガをロープまで追い込んでクリーンブレイク。次のロックアップではトンガがロープに押し込むも、クリーンブレイクと見せかけて、ファレが棚橋の死角にあたるエプロンサイドから攻撃。トンガもせせら笑いながらエルボー。続いて串刺し攻撃を狙うも、棚橋は振り向きざまにダイビングボディプレス。さらにトンガの腕を固めていく。ここで棚橋が内藤にタッチを求めるが、内藤は視線をそらして無反応。そこで棚橋はひっぱたくように、内藤に無理矢理タッチ。
　リング上は内藤とAJ。しかし、やる気のみられない内藤はすぐにエルガンにタッチ。AJはエルガンにブレーンバスターを狙うが、逆にエルガンが高々と抱えあげる。しかし、これはファレがカット。ならばとエルガンはファレにショルダータックルを連発し、さらに巨体を肩に抱えようとするが、ファレは暴れてディフェンス。続くエルガンのスープレックスもこらえたファレは、タックルでエルガンを吹き飛ばすとAJとタッチ。
　AJはロープワークを駆使するも、エルガンはジャンプしたAJを受け止めると、そのままボディプレス。続いてスイッチした棚橋も、AJに串刺しボディスプラッシュ、さらにセカンドロープからのサンセットフリップを見舞う。しかし、ここで棚橋はBULLET軍に捕まってしまい、メッタ打ち。トンガからはエルボーとストンピング、ドロップキックを食らう。さらにファレはネックハンギングで棚橋をトップコーナーに固定すると、AJがエルボースタンプをひたすら落とし、棚橋を場外追放。
　長らくBULLET軍に捕獲されていた棚橋だったが、ファレのヒザに低空ドロップキック、さらにエルボーアタックを叩き込み、ようやく内藤とスイッチ。内藤はトンガにエルボー、さらにコーナーを使ったキックを狙うも、これは阻止され、起き上がったトンガのサモアンドロップを食らう。しかし、ロープに飛ばされた内藤はジャンピングエルボーアタックで反撃。すると、AJが内藤にスワンダイブのダイビングエルボー。続いてエルガンがAJにジャーマン。しかし、ファレがエルガンにボディプレス。今度は棚橋がファレにスリングブレイドを見舞うと、復活したトンガがすかさずドロップキック。リング上は両軍が入り乱れる。
　BULLET CLUBのトレイン攻撃を交わした内藤に対し、トンガは両肩に抱えあげようとするも、内藤はこれを切り返して7・26広島で棚橋を下した、変型のリバースDDTを炸裂。この一発で3カウントをゲットした内藤は、レフェリーが手をあげようとすると、そのレフェリーを場外に放り投げ、カメラに向かって「インゴベルナブレス！」と雄叫びをあげた。