『ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27』第8戦の長岡大会。Bブロック公式戦の5試合を目玉に、全10試合が組まれた。

　第1試合は、ヤングライオンコンビの海野＆成田が鈴木軍のザック＆デスペラードに挑むタッグマッチ。ザックは『G1』Aブロックにエントリーしており、7月29日（土）名古屋で後藤と当たる。

　成田対ザックで試合がスタートし、ザックが腕を捻る。そして、次に脚を取って成田を苦しめ、赤コーナーへ連れ込む。
　ここから成田は集中攻撃にさらされるが、ザックをボディスラムで投げて脱出。タッチを受けた海野が、串刺しバックエルボー3連発でザックに追い討ちをかける。
　しかし、ザックがエルボースマッシュで海野の動きを止め、変型オーバーヘッドキックで腕を蹴り上げる。これでデスペラードが登場し、カウンタートラースキックを海野にお見舞い。
　だが、海野がカウンタードロップキックでデスペラードに逆襲し、成田とタッチ。そして、成田＆海野はダブルカウンターエルボーをデスペラードに食らわせる。
　ところが、デスペラードがカウンタースピニングスパインバスターで巻き返し、マフラーホールドで捕獲。すると、ザックがコブラツイストで海野を分断し、最後はデスペラードがヌメロ・ドスで成田を屈服させた。

　試合後、海野とデスペラードが至近距離で睨み合う。ところが、デスペラードがいきなりエルボーを見舞って海野をダウンさせ、ストンピング連射で場外へ落とした。

デスペラード「オイオイオイ、いいか、（※ザックを指して）公式戦を控えてる大事な身なんだよ。なんだよ、あんなの？　どうせあれだろ、新日本がよ、こいつ（ザック）の技術の高さを見て、せっかくだから、いい機会だから勉強させてやろうとか、そんなとこだろ、オイ？　鈴木軍、そんなもん関係ねえんだよ。あ？　（※ザックに向かって）どうだった？」
ザック「大したことなかったね。全然、手ごたえなかったよ。ヤングライオンのプロレスなんて僕には通用しないよ。あんなスタイルじゃね。僕の目がそっちに向くことはなかった。もっともっとヤングライオンをぶつけてくるんだね。簡単にやっつけてやるから。ヤングライオンなんて言ってるけど、全然、獰猛な動物のようじゃなかった。どういう意味でヤングライオンなんて言ってるんだ？　人間でしかなかったよ。さあ、次はゴトーだ。きっちり借りを返すだけだね。NEVERのタイトルマッチで敗れた借りをね。それだけだ」
デスペラード「KUSHIDAよ、早く来てくれ。テメエが来てくれねえと、いつまでもあんなの相手にしなきゃいけねえらしい……」

海野「（※左腕を押さえながら）こないだの福島といい、今日といい、最大のチャンスをもらっといてこの結果……。『G1』に出てるザックに勝てば……。可能性はあると思ったんですけど……悔しいです。このまま負けられません。もっと練習して、倒せるように出直してきます。ありがとうございました」
※成田はノーコメント