『G1 CLIMAX 27』第5戦の町田大会。Aブロック公式戦の5試合と、7月25日(火)郡山大会で行われるBブロックの前哨試合で、全10試合がラインナップされた。
第1試合は、7・25郡山で行われる『G1』Bブロック公式戦・小島vsエルガンの前哨マッチ。
両者の先発で試合が始まり、タックル合戦でエルガンが競り勝つ。そして、エルボー、ボディスラム、トップロープ越えのジャンピングボディプレスへ繋いだ。
小島対北村となり、北村が逆水平チョップ連射、俵返し。だが、小島がDDTで逆襲し、替わった天山がヘッドバット、モンゴリアンチョップで北村へ追撃。さらに、串刺しラリアットからブレーンバスターで投げ捨てる。
北村の劣勢は続き、小島が逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップ。しかし、北村はショルダータックルをブチかまし、小島&天山をまとめて吹き飛ばした。
これでエルガン対小島となり、エルガンが小島&天山に串刺しラリアットを連発。そして、2人の連携攻撃を逃れ、どちらもジャーマンスープレックスホイップで叩きつける。
その直後、エルガンはファルコンアローで小島に追い討ちし、北村とタッチ。その北村は、エルボー連打、串刺しバックエルボー、ショルダータックルと畳み掛ける。
次に北村はアルゼンチンバックブリーカーで小島を担ぐが、天山がモンゴリアンチョップ3連打でエルガンを蹴散らし、カットへ入る。すると北村は逆水平チョップで天山に報復するが、小島がすぐさまコジコジカッターをお見舞い。そして最後は、ウエスタンラリアットで轟沈した。
小島「2年前… 2年前の『G1 CLIMAX』。お前と初めて闘ったことをよく覚えているよ。『こんなに力強い、こんなにスピードが速いヤツがいたんだ』とビックリしたことを覚えているよ。あれから2年経って、お前はドンドン、ドンドン成長して、オレの手が届かない所まで行ってしまって……ないんだよ!お前がドンドン成長しようとオレはお前のところまで届くぞ。オレが背伸びしたら、お前の足を掴めるぞ。オレがこの2年間で証明してやる。お前は確かにすごくなった。だけどオレだってほんのちょっとだけど頑張ってるんだよ。ほんのちょっとの上積みっていうのは、すごく大きいんだよ。25年やってる、26年やってる、そういう人間の怖さを思い知れ」
天山「今日はコジの公式戦じゃないって事でタッグ戦で前哨戦ね。まぁマイケル・エルガンがグズグズ言ってるかもしれないけど、コジからしたらなんの差はないと思うよ。そんなエルガンが上に行ったとか、サイズがあるとか関係ない。コジが今までどんだけやってきたか。どんだけこの世界でやってきたか。それを魅せればレベルはそんなに変わらない。ハッキリ言ってコジはシングルプレーヤーとしても最高だと思うし、今日はタッグだけど。次の公式戦ではしっかりマイケル・エルガンがっちり倒して欲しいと思います。ラリアットがっちり決まれば、エルガンなんて一発ですよ。その一発を最後にがっちり見たいと思います。なんとか次の公式戦で初勝利獲ってもらわないとね。これ以上負けは許されないと思いますんで。一緒に闘ってる気持ちでいますんで、やっぱりコジの為になんとかヘルプしてあげたいし。去年あれだけ試合が出来たのもコジが後ろからオレのこと押してくれたからだし。すごくヘルプしてくれた。今年は倍以上返さないといけないね。コジにはしっかり今年の『G1』で爪跡残して欲しいなと思います。まだまだコジはこんなもんでへこたれる様な男ちゃうし。まだまだこれからですよ」
北村「先輩方を超えて、もっと進化していきたいと思います」
エルガン「2年前の『G1』で初めて新日本のリングに上がって、新日本のファンとしてすごく緊張していた。2年前はコジマさんにはファンとして闘ってしまったかもしれない。だけど今は違う。次の試合はオレの勝ちだ」