過酷な『G1』公式戦を勝ち抜き、Aブロック1位になった内藤と、Bブロック1位になったケニーが、共に2度目の優勝を懸けて激突。両者は昨年の『G1』Bブロック公式戦最終試合(2016年8月13日両国)でも対戦し、ケニーが勝利して優勝決定戦へ進出。Aブロック代表の後藤を撃破し、外国人選手初の『G1』覇者となった。
試合開始のゴングが鳴った直後、両者へ向けた大声援で場内が騒然となる。そんな中、内藤は敢えてケニーと組み合わず、自分のペースへ持ち込もうとする。しかし、今度はケニーも内藤と組まず、不敵な笑みで挑発。
すると内藤がツバを吐き、ケニーの髪を掴んで場外へ落とす。そして、ロープワークで往復し、いきなりリングへ寝転んで拳を掲げる。
ここから場外戦になり、ケニーが鉄柵からジャンプしてムーンサルトアタック。さらに、内藤の腰を鉄柵へ叩きつけると、リング上でコタローフェースクラッシャーを見舞う。
だが、内藤がショルダースルーでケニーをエプロンへ追いやり、水面蹴りで転倒させる。そして、エプロン上でネックブリーカーを敢行すると、そこから再びネックブリーカーを繰り出し、ケニーを場外マットへ叩きつける。
これで内藤のペースとなり、変型バックブリーカー、低空ドロップキック。さらに、リングへ寝転ぶフェイントからトペスイシーダで奇襲する。そして、放送席のテーブル上でパイルドライバーを繰り出すも、体勢が崩れてしまい、ケニーもろとも不自然な体勢で床へ落ちる。
リングに戻り、内藤がジャーマンスープレックスホールドで追い討ち。そして、次のドラゴンスープレックスをケニーが抵抗すると、左膝に低空ドロップキックを見舞う。
続いて内藤はケニーを踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを発射。ところが、ケニーが下から両脚キックで迎撃。
これでケニーがペースを掴み、逆水平チョップ、ランニング式バックブリーカー、逆水平チョップ、変型キャメルクラッチ。さらに、内藤を青コーナーと赤コーナーへ叩きつけると、ジャンピングバックドロップで追い討ちをかける。
次にケニーはカミカゼを繰り出すが、ライオンサルトは内藤が阻止。これでケニーがコーナー最上段で停止すると、内藤はセカンドロープからジャンプして飛びつき、雪崩式ネックブリーカーを敢行。
内藤の攻撃は続き、アームホイップ、低空ドロップキック、マンハッタンドロップ。さらに、ケニーを踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを食らわせる。
しかしケニーは、カウンターフランケンシュタイナーで逆転。これで内藤が場外へ落ちると、ノータッチトペコンヒーロで追い討ちをかける。
内藤が辛うじてリングへ戻ると、ケニーは背後からミサイルキックをお見舞い。そして、ドラゴンスープレックスを狙うも、内藤が抵抗して張り手を浴びせる。だが、ケニーはフェイント式延髄斬りを回避し、ブッコ抜きジャーマンスープレックホイップで報復。さらに、蒼い衝動式バックブリーカーからVトリガーに行くが、内藤が回避してジャーマンスープレックス。これはケニーがバク宙で切り返すも、内藤がロープを利用したスイングDDTで逆襲。
次に内藤は雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、ケニーがリング内へ脱出。さらに、内藤を引き込み、顔面をコーナーへ激突させる。そして、高速ドラゴンスープレックスホイップ、ショートレンジニーアタックで追撃。
次にケニーはダブルアーム式パイルドライバーを狙うも、内藤が抵抗し、高角度の飛びつきDDTで突き刺す。そして、ケニーの両脚をセカンドロープにかけて変型バックブリーカーを見舞うと、フェイント式延髄斬り、ジャンピングエルボーアタック、グロリアへ繋ぐ。
ここから内藤はデスティーノを仕掛けるが、ケニーが受け止めて変型パイルドライバーで逆転。そこからケニーがコーナーへのぼると、内藤が追いかけてブレーンバスターの体勢に入る。ところが、ケニーが内藤の頭部を引き込んで鉄柱へ激突させる。そして、超高角度雪崩式パワーボムを繰り出すが、内藤が雪崩式フランケンシュタイナーに切り返す。
内藤の攻撃は続き、雪崩式リバースフランケンシュタイナー。そして、コーナー最上段からスターダストプレスを放つも、ケニーがかわして自爆させる。さらにケニーは、ダブルアーム式パイルドライバーからフォールに行くが、内藤がキックアウト。
するとケニーは、ショートレンジニーアタック2連発で追い討ち。これで内藤はダウンしてしまうが、3発目のニーアタックを受け止める。ところが、ケニーが内藤を振り解いてニーアタックを食らわせ、ドクターボム、Vトリガーで追撃。ここで30分が経過し、ケニーが片翼の天使を仕掛ける。しかし、内藤が切り返し、変型デスティーノをお見舞い。
続いて内藤は(正調)デスティーノに行くが、ケニーがクロイツ・ラスに切り返す。そして、そのまま内藤のリストを掴み、レインメーカー式ニーアタックを食らわせる。
さらにケニーはVトリガーから片翼の天使を仕掛けるが、内藤が変型デスティーノに切り返す。ここからダブルダウンを挟み、ケニーが逆水平チョップを打ち込む。これに内藤はエルボーと張り手連打で応戦するが、ケニーがショートレンジニーアタック、ランニングニーアタックで挽回。
次にケニーはロープへ走るが、内藤がカウンターで浴びせ蹴りを見舞い、ドラゴンスープレックスホールドで3カウントを狙う。続いて内藤は(正調)デスティーノを仕掛け、ケニーが抵抗すると変型デスティーノで叩きつける。そして、今度こそ(正調)デスティーノを炸裂させ、ついに3カウントを奪取。4年ぶり2度目の『G1』制覇を成し遂げた。