第7試合は、Aブロック公式戦。現在「4勝3敗=8点」で首位を追走する飯伏幸太が、ただいま「2勝5敗=4点」と苦しい闘いが続くYOSHI-HASHIと対戦。“同い年”の両雄がシングル初対決で、どんな試合を見せるのか?
まずは腕の取り合いからスタート。YOSHI-HASHIはヘッドロックからショルダータックルで先制。飯伏もスピーディな展開から、カウンターのミドルキック一閃! 続いて背中へサッカーボールキックを見舞っていく。
ここから飯伏はエルボー連射。だが、YOSHI-HASHIも場外へ連れ出しての鉄柵攻撃、逆水平チョップ。もう一度、鉄柵へ叩きつけて、逆水平チョップと意地むき出し。さらに、先にリングインするとYOSHI-HASHIは、飯伏にブレーンバスター一閃。
ここから飯伏の首を背後から捕獲していったYOSHI-HASHI。飯伏はエルボー連射で反撃するが、YOSHI-HASHIも逆水平チョップ、ハンマーパンチで呼応。さらに、対角線に振っての串刺し逆水平チョップを炸裂。だが、飯伏も打点の高いドロップキックで反撃していく。
続いて、飯伏は素早い打撃のコンビネーションから、ミドルキック。その場飛び式ムーンサルトプレスをズバリ。ここからバックを取り合った両者、YOSHI-HASHIはラリアットをかわしてのヘッドハンター発射!
続いてYOSHI-HASHIのパワーボム狙いをフランケンシュタイナーで切り返した飯伏。ここで大歓声に応えるように、場外へ落ちたYOSHI-HASHIへ三角飛びのケプラーダを炸裂! さらにエプロンからスワンダイブ式ミサイルキックと怒涛の攻勢。続いてソバットを入れた飯伏だったが、YOSHI-HASHIもカウンターのかちあげ式ラリアットを決めて譲らない。
このあとYOSHI-HASHIはコーナー近くで飯伏を寝かせてからのスワントーンボムを爆発! 続いて、リング中央のバタフライロックでシッカリと捕獲。
一度はエスケープした飯伏だったが、YOSHI-HASHIはさらにフロントネックロックから、グラウンドでのフロントネックロックと飯伏を離さない。
しかし、ここで飯伏はYOSHI-HASHIの両手を掴み、いつのまにかカミゴェの体勢へ。このピンチをヘッドバッドで切り返したYOSHI-HASHI。さらに、両者が両腕を握りあいながらの異様なキック合戦。YOSHI-HASHIはこの状態からヘッドバッド。何度もフロントキックを放っていくが、それでも両腕を離さない飯伏。なんと、この態勢のままYOSHI-HASHIを寝かせて、容赦なく上から踏みつけていく、人でなし攻撃。
ここから一気にカミゴェを狙った飯伏だったが、これはかろうじて回避したYOSHI-HASHIが逆襲のパワーボム! 続いてカルマを狙ったYOSHI-HASHIだがこれは不発。ここから両者は激しいエルボー合戦。逆水平チョップ、エルボー、張り手の応酬。おたがいに何度もボディに打ち合う中、飯伏は強烈なミドルキックを爆発!
だが、負けられないYOSHI-HASHIもバックスピンキックで反撃。飯伏のサッカーボールをキャッチして、トラース・キック一閃! ここから飯伏をスリーパーで立たせたうえで、バッククラッカー! 流れるように、走り込んでのWニーアタック。これをカウント2で返す飯伏。
試合終盤、YOSHI-HASHIは「うわあああ!」と吠えて、カルマを狙ったが、これも読んでいた飯伏は激しい打撃戦から、側頭部へのハイキック爆発!
勝機と見た飯伏は得意のシットダウン式ラストライド!これを返したYOSHI-HASHIに場内から大歓声が起こるが、続けて飯伏は、YOSHI-HASHIの両腕の自由を奪ってから、ついに必殺のカミゴェをクリーンヒット。これで勝負アリのカウント3。
この勝利で「5勝3敗=10点」と勝ち星を伸ばした飯伏。最後は、ダウンしているYOSHI-HASHIに近づいて何かを語り、最後は頭を下げた飯伏だった。