6勝1敗1分のオカダと6勝2敗のケニーが『G1 CLIMAX 27』公式戦最終試合で対決。この一戦に勝利したほうが、優勝決定戦でAブロック1位の内藤と激突する。
IWGPヘビー級王者のオカダは、1月4日東京ドーム大会でケニーの挑戦を退け、2度目の防衛に成功。6月11日大阪城ホールのリターンマッチは60分フルタイムドローとなり、オカダが6度目の防衛を果たした。その後、ケニーは7月1日&2日のロサンゼルス大会で行われた初代IWGP USヘビー級王座決定トーナメントにエントリー。決勝戦で石井を破り、初代王者に就いている。
ケニーのセコンドにマット&ニック、オカダのセコンドに外道がつく中、試合がスタート。ケニーがドロップキックとレインメーカーを回避し、高速ドラゴンスープレックホイップで叩きつける。
その後、オカダがジャンピングニーアタックをかわし、片翼の天使から逃れる。そして、ケニーをコーナー最上段へ座らせ、ドロップキックで場外へ転落させる。
場外戦となり、オカダが鉄柵攻撃から串刺しフロントハイキック。これでケニーを観客席へ追いやり、鉄柵越えのフライングボディアタックを食らわせる。
リングへ戻り、オカダがダイビングエルボードロップから早くもレインメーカーポーズを披露。ところが、ケニーがオカダを場外へ落とし、プランチャで押し潰す。
続いてケニーはオカダの首へミサイルキックを食らわせ、チンロック、首へのエルボースタンプ連打で追い討ち。さらに、オカダが首に施していたテーピングをむしり取り、ランニング式バックブリーカー、背中へのローキック2連発、胸板への逆水平チョップ、スリーパーホールドなどで試合の主導権を握り続ける。
苦しくなったオカダは、カウンターフロントハイキックで逆襲。そこからセントーンを繰り出すが、ケニーが両膝で撃墜する。
次にケニーはパイルドライバーの体勢に入るが、オカダが抵抗してリバーススープレックスに切り返す。そして、コーナーを利用し、リバースネックブリーカーを敢行する。
続いてオカダは、カウンターバックエルボー、串刺しバックエルボー、DDTでケニーへ追撃。しかし、いつものようにヘッドスプリングで立ち上がることはできない。
それでもオカダは、低空ランニングエルボースマッシュからツームストンパイルドライバーを仕掛けるが、首の痛みで自ら技を解いてしまう。するとケニーはオカダの首に逆水平チョップを見舞い、カミカゼで追い討ち。その直後、ライオンサルトを狙うも、オカダが両膝でブロックする。
ところが、ケニーはカウンターフランケンシュタイナーでオカダを叩きつけ、場外へ追いやる。そして、スライディングキックを首に浴びせてロープへ走るも、オカダがリングへ戻ってフラップジャック。
それでもケニーはスワンダイブ攻撃に行くが、オカダがドロップキックで場外へ落とす。ところが、ケニーが場外マット上でリバースフランケンシュタイナーを炸裂させ、大ダメージを負ったオカダをレッドシューズ海野レフェリー、林督元リングドクター、三澤威トレーナーがチェックする。
しかし、ケニーが3人を蹴散らしてオカダを捕まえ、エプロン上でドラゴンスープレックスホイップを敢行。さらに、蒼い衝動式バックブリーカーからフォールに行くが、オカダが肩を上げる。
するとケニーはオカダへピストルサインを向けて上体を起こし、ショートレンジニーアタックを2連発でお見舞い。そして、逆水平チョップで追撃するも、オカダはエルボー連打で対抗して行く。だが、ケニーはオカダの首にハンマーブロー連射を浴びせて動きを止める。
次にケニーは低空ニーアタックを放つが、オカダがブロック。それでもケニーはスタンディングでニーアタックを命中させ、片翼の天使に行く。しかし、オカダがツームストンパイルドライバーに切り返して脱出。
その後、ケニーがオカダをコーナー最上段へ乗せ、雪崩式攻撃を仕掛ける。しかし、オカダがエルボー連打を浴びせて転落させ、ミサイルキックで吹き飛ばす。
さらにオカダは、低空ドロップキックでケニーに追撃し、レインメーカーを繰り出す。しかし、ケニーが回避して逆水平チョップを浴びせ、追走式ジャンピングニーアタックで挽回。
だが、直後にオカダがカウンタードロップキックで巻き返し、レインメーカーを繰り出す。しかし、ケニーが腕にフロントハイキックを見舞って防御し、ショートレンジニーアタックを命中させる。
それでもオカダはジャーマンスープレックスでケニーを叩きつけ、その体勢から変型レインメーカーを繰り出す。ところが、ケニーが身をかがめてかわし、ジャックハマーで逆転。
ここでケニーは片翼の天使に行くが、オカダが抵抗して背後へ着地し、変型レインメーカーを食らわせる。しかし、フォールが遅れて3カウントはならず。
するとオカダはツームストンパイルドライバーの体勢に入るが、ケニーがエビ固めに切り返す。それでもオカダが肩を上げると、ケニーは逆さ押さえ込みを繰り出す。これをオカダが跳ね返し、そのままリストを掴んで変型レインメーカーを命中させる。
さらにオカダはケニーのリストを離さず、変型レインメーカーで追い討ち。そして、(正調)レインメーカーを敢行するが、ケニーが回避してロコモーションジャーマン2連発。それでもオカダは3回目のジャーマンを抵抗するが、ケニーがその場飛びリバースフランケンシュタイナーで叩きつける。
次にケニーは片翼の天使を狙い、オカダに抵抗されるとクロイツ・ラスへ移行する。それでもオカダは辛うじて肩を上げ、カウンタードロップキックで逆転。
さらにオカダは(正調)レインメーカーを仕掛けるが、またもやケニーが回避し、レインメーカー式ニーアタックをお見舞い。さらに、ダブルアーム式パイルドライバー、Vトリガーへ繋ぐと、最後は片翼の天使を炸裂させ、オカダを葬った。
この結果により、ケニーは2年連続で優勝決定戦へ進出。史上初の外国人選手による2連覇を懸け、内藤と激突することになった。