G1 CLIMAX 27 – 愛知・愛知県体育館 – 第7試合

ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27

日時: 2017年7月29日(土) 16:30開場　18:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館（ドルフィンズアリーナ）
放送
観衆: 6,327人（札止め）

第7試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 27」Aブロック公式戦

飯伏幸太
バッドラック・ファレ

（2勝3敗＝4点）
（3勝2敗＝6点）

境界線

11分37秒　バッドラックフォール→片エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　Aブロック公式戦、飯伏幸太（2勝2敗）とバッドラック・ファレ（2勝2敗）が対戦。両者は2年前の『G1』で対戦し、そのときはファレが勝利。ファレは入場時、ファンが持っていたダリルを手に取ると花道で引き裂く暴挙。さらにコール時の阿部リングアナに蹴りを見舞う。

　開始のゴングと同時に場内は「飯伏」コール。ファレが突進してくると、飯伏はすばやくよける。そこからロックアップで組み合うと、ファレは飯伏をコーナーまで吹き飛ばし、串刺し攻撃を狙う。これをかわした飯伏はハイキック。続いてキックを連発するが、受け止めたファレはその足に右足を振り下ろす。その右足を踏みつけると、さらにロープを利してヒップドロップ。
　ファレは場外に下りると、飯伏の右足をコーナーに打ちつけていく。そして、リングに戻り、ロープを使って右足を絞め上げていく。さらにファレは飯伏の右足を持ち上げて、リングに打ちつけるかたちでニークラッシャー。飯伏のピンチに場内には「飯伏」コールが発生。
　飯伏はエルボーを連発するが、ファレはボディブローで動きを止める。そしてロープに走るも、飯伏はカウンターのドロップキック。そして、打撃のコンビネーションからサッカーボールキックを放ち、その場飛びムーンサルトプレス。しかし、飯伏は右ヒザを押さえて苦しげな表情。
　飯伏は痛みをこらえてキック。だが、ファレもショルダータックルで反撃。そして、グラネードを狙うが、飯伏はバク宙で切り抜ける。続いてバックを取るが、ファレはバックエルボーで切り抜ける。しかし、飯伏はしつこくバックを取りにいく。すると、ファレはそのままうしろに後退して飯伏を押しつぶす。だが、続く串刺し攻撃は飯伏がかわし、バックを取るとついにジャーマンで投げきる。ファレは場外にエスケープ。
　飯伏は気合を入れるとプランチャで飛ぶも、これはファレにかわされてしまう。ファレは飯伏を鉄柵に叩きつけ、さらに観客席に向けて豪快に放り投げる。続いて場内の壁に飯伏を打ちつけようとするが、逆に飯伏がファレを叩きつける。そして、飯伏は2階まで上がると、ファレに向けて決死のムーンサルトアタックを敢行。
　ファレはカウント18でリングに生還。すると、飯伏はスワンダイブのミサイルキック。そして、ファレに突進するが、待っていたのはカウンターのラリアット。ここからファレはバッドラックフォールを狙うが、切り抜けた飯伏は回転エビ固め。カウント2で返されると、渾身のバズソーキック。
　飯伏はファレの両手を待ったままニーアタックを炸裂。そして、パワーボムを狙うが、ファレは切り返してサモアンドロップ。さらにジャンピングボディプレスを食らわせるが、飯伏はカウント2でキックアウト。しかし、ファレはグラネードからバッドラックフォールとたたみかけ、3カウントを奪取。ファレが3勝目をゲットした。

COMMENT

ファレ「脚の状態はどうだ、イブシ？ちゃんと手当てするんだな。また、同じようにしてやるけどな。次にやっても結果は同じさ。覚えとけ。さあ、次は誰だ？誰であっても関係ないがな。このまま勝ち進むだけさ。落ち着いてな……」

飯伏「ああ……ああ……（※インタビュースペースにたどり着くと、フロアに座り込む。時折、右膝を押さえながらコメント）いやあ、正直、3敗目はやっぱり、どう考えてもきついですね。でも、まだ、まだわかんないんで。まだ全然あきらめないです。いやあ、（ファレの攻撃は）1発1発が重すぎましたね。ここに来てちょっと、巡業の不慣れというか、経験不足がちょっときたかなっていう部分はありますけど、まあ、自分なりに、自分ではやってきたつもりなんで。絶対まだまだ……むしろ、これから挽回しますよ。絶対に、絶対に、絶対に……（※自分に言いきかせるように言いながら、立ち上がって控室へ）」