G1 CLIMAX 27 – 宮城・仙台サンプラザホール – 第7試合

ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27

日時: 2017年7月26日(水) 17:00開場　18:30開始
会場: 宮城・仙台サンプラザホール
放送
観衆: 2,593人（札止め）

第7試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 27」Aブロック公式戦

（3勝1敗＝6点）
（2勝2敗＝4点）

境界線

9分02秒　回転エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　Aブロック公式戦、ザック・セイバーJr. （2勝1敗）とバッドラック・ファレ（2勝1敗）の異次元対決が実現。

　ファレはリングインすると、阿部リングアナを突き飛ばす暴挙。ザックはデスペラードをセコンドに従えて登場。

　開始のゴングと同時に突進してきたファレかわしたザックは、飛びついてスリーパーへ。さらに前に回るとアームロック、さらに裏アキレス腱へとつなげるが、ファレはロープへ。そして、ストンピングを見舞い、ザックを場外に引き連れ鉄柵攻撃。
　すると、デスペラードがファレに殴りかかる。しかし、ファレはショルダータックル。そして、ファレはザックをベアハッグのように抱え上げると、そのまま背中をコーナーに叩きつける。さらにボディスラムのように持ち上げ、もう一度コーナーへ。ダメ押しの鉄柵攻撃を見舞うと、ファレはリングに戻る。ザックはカウント14でリングに生還。
　ファレはロープ際でザックに踏みつけ攻撃。だが、ザックは下からアンクルホールド。しかし、これがほどけるとファレはもう一度、拷問のような踏みつけ。そして、ハイアングルのボディスラムからフォールに入るが、ザックはカウント2でキックアウト。
　ザックはエルボーアッパーの連発で応戦。しかし、ファレはボディブロー一発で交代させる。ザックはスキをついて横回転エビ固め、前方回転エビ固めと丸め込んでいく。しかし、ファレは首をつかむとネックハンギングツリーへ。だが、ザックは切り抜けるとファレの腕にオーバーヘッドキック、そして足に低空キック。続いて前方回転エビ固めへ。これをこらえたファレはヒップドロップを繰り出すも、ザックはかわしてサッカーボールキック。
　ザックは串刺しエルボーから、エルボーアッパーを連発。しかし、ファレは首根っこをつかんでコーナーに投げ捨てる。続く串刺しボディプレスをかわしたザックは、卍固めへ。さらに指を極めていくが、ファレは力で返し、ザックを持ち上げる。だが、ザックはうしろに回ってスリーパー。すると、ファレはそのまま後退してザックをコーナーに叩きつける。
　ファレは串刺しボディプレスからボディスプラッシュ。ここを勝機と見たファレはバッドラックフォールを狙うが、切り抜けたザックは裏アキレス腱固めのように捕らえる。そこから両足を極めるが、ファレは必死にエスケープ。
　ザックはファレの右ひざにキックを連発し、ロープに飛ぶが、ファレはカウンターのラリアット。そしてグラネードを狙うが、ファレは空中で腕ひしぎ逆十字に切り返す。ファレが無理やり持ち上げると、ザックはサムソンクラッチのように丸め込み。これで見事に3カウントが入り、ザックが3勝目をスコア。

COMMENT

ザック「（※腰を押さえて）ああ……ファレほどの大きなヤツは、この世には存在しないんじゃないか。あんなのとても人間とは思えない。人間の域を超えたほどの大きさだったんで、思ってたようには攻略できなかった。体は大きいけど、頭脳は小さい。あの中には、ピーナッツほどの脳みそしか入ってないんじゃないか。それに比べて、俺は体は小さいけど頭はキレる。ひらめきにうまくはまってくれたよ。チャンスを見逃さなかったしね。１分でやっつけるって言ってたけど、その通りいかなかったね。だけど勝利はものにした。ま、次にファレと闘う時には1分でやっつけるよ。誰もこのザック・セイバー・ジュニアがヘビー級のトーナメントに勝ち残るとは思ってないだろうね。だけど、みんな見落としてるものがあるんじゃないか？　それは精神力さ。このシングルマッチが続くトーナメント（リーグ戦）を勝ち抜くには、数少ないチャンスを逃さないこと、そしてそれを引き寄せるだけの精神力が重要なんだ。まあ、何を言っても信じてもらえないかな？　だったら、トーナメントを勝ち上がって見せてやるまでさ。必ず大きな結果にたどり着いてみせるよ。英国人の誇りにかけてもね。『G1』？　何も問題ないよ」

ファレ「ガッデム……あそこで叩きつければ終わりだった。あっさり勝つはずだったのに……あそこであんなズルいことしてくるとは……クソッ！　まぁ、もういい。こんなところでつまずいてられるか。まだトーナメント（リーグ戦）は続いてるんだからな」