Aブロック公式戦、飯伏幸太（1勝1敗）と石井智宏（1勝1敗）が対決。両者は14年5月の横浜アリーナ大会でNEVER無差別級王座を賭けて一度激突。そのときは好勝負の末、石井が勝利を収めている。

 

　開始のゴング、ロックアップから飯伏がヘッドロックで固めるも、石井はショルダータックルでダウンを奪う。すると、飯伏はもう一度ショルダータックルを狙うが、逆に石井は吹き飛ばす。ならばと飯伏はリープフロッグからドロップキックを放つも、これを読んだ石井はスライディングラリアットへ。しかし、飯伏もかわしてハイキック。だが、石井もよけてバックドロップへ。しかし、飯伏は一回転して着地。そしてキックを繰り出すも、寸前で石井はかわす。ここで両者が見合うと、場内は拍手に包まれる。
　続いて両者は強烈なエルボー合戦へ。そこから飯伏はミドルキックでダウンを奪う。だが、石井も強烈な逆水平チョップで反撃開始。思わず飯伏は前のめりに倒れてしまう。石井は飯伏を立たせるとヘッドバット。さらに逆水平チョップ、ヘッドバット、そして顔面を足で踏みつけていく。
　石井はブレーンバスターを狙うが、飯伏は逆に豪快に投げ返す。すると、石井は即座に立ち上がってロープに走るも、飯伏はカウンターのドロップキック。続いて飯伏はスワンダイブのミサイルキックをヒット。石井が場外に落ちると、すかさず飯伏はプランチャ。
　飯伏は石井をリングに戻す。そして、串刺し攻撃を狙うが、逆に石井が投げ返して串刺しラリアット。だが、飯伏もフロントキック2連発からラリアットの体勢へ。しかし、これをかわした石井は急角度のバックドロップ。
　続いて石井はブレーンバスターを狙うが、飯伏は着地。そして、ソバットでダウンを奪うとその場飛びシューティングスタープレス。飯伏はヒザ立ち状態の石井の胸板にキックを連発。石井は喝を入れるように、自分の頭をマットに打ちつける。そして、飯伏のキックに対し、自分の胸を掻く仕草を見せてから、立ち上がって強烈な逆水平チョップ。
　コーナー際にダウンした飯伏に対し、石井はヘッドバットからストンピング。だが、飯伏も怒りの形相で向かい合い、ヒザ蹴りでダウンを奪う。そして、石井の顔面に蹴りを叩き込んでいく。
　立ち上がった石井はツバをはきかけてから張り手。飯伏も張り手を返すと、石井は左右の掌底を繰り返す。だが、飯伏も掌底を返し、さらにキックでダウンを奪う。飯伏のハイキックをかわした石井は、高角度の投げっぱなしジャーマン。しかし、飯伏はすぐに立ち上がるとラリアット。だが、石井は倒れずにヘッドバット。すると、飯伏はオーバーヘッドキックを炸裂。石井は後退するも、ロープの反動を利用してラリアットでダウンを奪う。しかし、石井もコーナーに倒れ込んでしまう。
　飯伏は雄叫びを上げて石井に突進するも、石井は飯伏を抱え上げてコーナー上に設置。そして、ヘッドバットを見舞って動きを止め、一気に雪崩式ブレーンバスターへ。続いて石井はラリアットを狙うが、飯伏はその腕にキック。そして、ジャーマンを決めるもカウント2。
　飯伏はニーアタックを狙うが、受け止めた石井は延髄斬り。そして、スライディングラリアットを決めるが、飯伏はカウント2でキックアウト。続いて石井はパワーボムを狙うも、切り抜けた飯伏はやり投げを狙う。しかし、これをしのいだ石井は延髄ラリアット。そして、投げっぱなしジャーマンを仕掛けるが、飯伏は一回転して着地。そしてハイキックで石井からダウンを奪うも、自身も倒れ込んでしまう。
　飯伏は打撃のコンビネーションからフォールにいくが、石井はカウント1で跳ね返す。そして、カウンターのラリアットを叩き込むも、飯伏もカウント1でキックアウト。ここから飯伏はドラゴンスープレックスホールドを決めるもフォールは奪えず。
　石井は下から突き上げるようなヘッドバット。飯伏は張り手で反撃。続いて張り手の相討ちから、石井がラリアットを繰り出すが、その腕を取った飯伏が逆にショートレンジのラリアット。そして、石井の両腕を固定してニーアタック。ここから一気に飯伏はシットダウン式ラストライドを決め、粘る石井から3カウントをゲット。飯伏が死闘を制し、2勝目を飾った。

 

　石井はヤングライオン二人に抱えられるように花道をあとに。