Road to DOMINION
- 日時
- 2015年7月3日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,686人(超満員札止め)
MATCH REPORT
真壁対石井で試合が始まり、激しいエルボー合戦を開始。そこからショルダータックル合戦へ発展し、互角の展開となった。
棚橋対矢野の場面。矢野が自分からロープブレイクすると、棚橋も同じ動きで対抗。その後、両者が互いの髪の毛を掴み、マーティー浅見レフェリーが反則カウントを数える。すると、棚橋だけが手を離してしまう。
しかし棚橋は、エルボー&太陽ブロー、カウンターバックエルボー&フライングボディアタックを矢野へお見舞い。そこから腕を取って絞るが、控えの内藤が背中を勢いよく叩いてタッチ。
その内藤は、ロープブレイクを無視して外道を攻撃。さらに、アームホイップ、低空ドロップキックで追い討ちすると、外道を踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを浴びせる。
ところが、矢野が場外から内藤の脚を引っ張り、両軍入り乱れての場外乱闘へ突入。これで石井組が内藤を捕獲し、矢野がコーナーの金具へ叩きつける。
その後も苦しい展開の続いた内藤だったが、石井のブレーンバスターから逃れ、ロープを利用したスイングDDTで逆転。その直後、内藤はコーナーで控える真壁と睨み合いになり、振り返ってなおも石井のほうへ歩き出す。だが、真壁が背中を叩いて強引にタッチ。
その真壁は、両腕ラリアットで矢野と外道をなぎ倒し、石井にはカウンターラリアット、ノーザンライトスープレックスホールドで追い討ち。だが、石井も負けずにパワースラムで巻き返す。
そこから両者がエルボー合戦とラリアット合戦を繰り広げ、石井が僅差で競り勝つ。しかし真壁は、替わった矢野へ左ラリアットを浴びせて脱出。
棚橋対矢野の場面。棚橋が矢野をコーナーの金具へ激突させ、フライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップで追撃。それでも矢野はマンハッタンドロップを浴びせるが、棚橋もすぐにマンハッタンドロップをお返し。
しかし矢野は、棚橋を突き飛ばしてコーナーの金具へぶつけ、スクールボーイで丸め込む。そして、YTRアピールを開始するが、棚橋がスリングブレイドでなぎ倒す。さらに棚橋はコーナー最上段からハイフライフローを敢行するが、矢野が両膝で受け止め、首固めに切り返す。
その後、矢野が髪の毛を掴むが、棚橋が張り手で報復。さらに、矢野が放った急所へのバックキックをかわして突き飛ばし、エプロンの外道と激突させる。そして、矢野の後ろ髪を掴んで引き倒し、横入り式エビ固め(スクールボーイ)で3カウントを強奪した。
試合後、真壁と石井が睨み合いになる中、内藤は1人で退場。
一方、棚橋が「愛・して・ます」アピールを開始すると、矢野がイス攻撃で妨害。なおもイスをふりかざすが、棚橋がそれごとドロップキックで吹き飛ばした。
COMMENT
内藤「インゴベルナブレース。トランキーロ(落ち着け)、トドハポレス(すべての日本人)、棚橋、真壁、トランキーロ(落ち着け)。焦んなよ」
真壁「オイ、一言だけしか言わねぇぞ、よく聞け! オイ、石井、大阪で覚悟しとけ、テメェ。今のNEVERのチャンピオン、この俺様の破壊力恐さ、テメェに思い知らせてやる。それだけだコノヤロー。なんかあるかコノヤロー!」
——いよいよ大阪大会まで待ったなしですが?
真壁「オウ、待ったなしだな。待ったなしの闘い。オイ、俺の大好きな闘い方だ。オイ、目にものみしてやる、覚悟しとけコノヤロー。それだけだ」
——前哨戦勝利で大阪城大会に臨めますが?
棚橋「エアギターを弾きたかったすけどね、ちょっと自重してきました」
——それは次の楽しみですね。
棚橋「そうですね。しっかり快勝してっていうことですね」
——今日の試合もそうでしたが、最近の内藤選手の心ここにあらずというようなことに関してはいかがですか?
棚橋「今のところ興味ないよ。全力で盛り上げたいからさ、俺は。それを壊すような真似だけは許さない」
——まだまだ棚橋選手の試合に入ってない感じですか?
棚橋「いやいや、入るどころか逸れていっていますよ」
——矢野選手の金的を何度も阻止しましたが?
棚橋「人間ってやっぱり規則性があるから、どのタイミングで来るかとか、もうわかったね。トン、トン、スーっと」
——ずっと煮え湯を飲まされ続けましたが、大阪城で終わりですか?
棚橋「もうねぇ、7月ですよ、2015年も。もう1回俺は世界で評価されたいから。国内にとどまってるつもりはないからさ」
矢野「ファーック!!」
※石井、外道はノーコメント