Road to DOMINION

日時: 2015年6月28日(日) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,725人（超満員札止め）

第1試合 20分1本勝負

田口隆祐
ジェイ・ホワイト

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　試合開始早々、田口が尻を突きだす動作で威嚇。その後、ホワイトがヘッドロック、ショルダータックル、カウンタードロップキックで先制。そして、逆水平チョップ、カウンターバックエルボーへ繋ぐ。
　さらにホワイトは、田口のヒップドロップをかわして自爆を誘い、ヒップアタックをお見舞い。そこからロープへ走るも、田口がカウンタージャンピングヒップアタックで逆転。
　これで田口のペースとなり、ヒップアタック連射、キャメルクラッチ、膝関節を狙ったヒップドロップ、ヒップドロップ連射、トップロープ越えのヒップドロップと猛攻。さらに、ホワイトの顔面に尻をこすりつけ、ランニングヒップアタックを連射する。
　続いて田口は中邑のように体をのけぞらせてからロープへ走るが、ホワイトがカウンターフライングフォーアームで迎撃。これで田口の動きを止めると、ジャンピングエルボー、エルボー連打、カウンターバックエルボー、串刺しエルボースマッシュと一気に畳み掛ける。
　次にホワイトは、オーマイ＆ガーファンクルポーズを真似てからミサイルキックをお見舞い。しかし田口は、次の逆エビ固めから逃れ、コーナーを利用したカウンターヒップアタックで逆転。そして、コーナー最上段へのぼると、“元祖”オーマイ＆ガーファンクルポーズからダイビングヒップアタックをお見舞い。
　続いて田口はスリーアミーゴを敢行するが、3回目のブレーンバスターをホワイトが首固めに切り返す。だが、田口はすぐに前落としで追い討ち。そして、アンクルホールドを狙うも、脱出したホワイトが飛びつき前方回転エビ固めを繰り出し、そこから両脚を持ってエビ固めで押さえ込む。これを田口が返した直後、ホワイトが逆エビ固めで捕獲。田口がロープへ近づくと、変型STFへ移行する。
　ホワイトの攻勢は続き、エルボー連打、エルボースマッシュ。しかし、田口がカウンタージャンピングヒップアタックで巻き返し、カウンター延髄斬りで追撃。
　それでもホワイトはどどんを切り返すが、田口がさらに切り返して押さえ込み、キックアウトされた直後にアンクルホールド。そこからオーマイ＆ガーアンクルホールドへ移行し、ギブアップを奪った。

COMMENT

——今日はジェイ選手相手に懐の深い闘いをされましたが?
田口「懐が深いと思っていただいたら、嬉しい反面、それだけ追い込まれていたという。引き出しを開けずには勝てない相手だったっていう。『SUPER Jr.』に出ていてもおかしくないレベルですよね、ジェイ・ホワイト。なんかジェイにはね、デヴィちゃんのにおいを感じますよ。デヴィちゃんのようなね、あんな華々しいスター選手になるんじゃないかって、ダイヤモンドなんじゃないかって。凄いですよ、ジェイ・ホワイト。デビット・フィンレー、田中、小松に負けず劣らず。海外にも遠征に行ってる若手もいますし、下からの突き上げにね、あっさり昇天してしまわないように、若い活きのいい突き上げですから辛いですよ、おじさんには。ベテランの熟練の腰回しで、熟女の腰つきで若手の突き上げを逆に締め返してやります。締め返して、逆に昇天させてやる。昇天・改させてやる。裏昇天」

※ジェイはノーコメント