WRESTLING WORLD 2015 in SINGAPORE

日時: 2015年6月20日(土) 10:00開場　16:00開始
会場: シンガポールエキスポ・ホール7
観衆: 未発表

第1試合　15分1本勝負

小松洋平
田中翔

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　新日本プロレスがシンガポールへ初上陸。試合前から特設会場には大勢のファンが詰めかけ、熱気ムンムン。尾崎仁彦リングアナウンサーのサポートとして、比嘉セリーナさんが英語のアナウンスで場内を盛り上げた。
　
　そんな中で始まった第1試合は、田中と小松のヤングライオン同期対決。
　
　小松がヘッドロックからショルダータックルを繰り出して先制。すると田中は、リープフロッグでフェイントをかけてアームホイップで投げ、ショートレンジドロップキックで逆転。
　続いて田中はエルボー連打で追撃するが、小松はカウンターバックエルボーで迎撃。そこからフライングメイヤー、チンロック、サーフボードストレッチ、ボディスラム、串刺しジャンピングバックエルボー、ボディシザースなどで一方的に試合を進める。
　さらに小松が逆エビ固めを極めると、「タナカ」コールが起きる。これで奮起した田中は、エルボーとチョップで小松に逆襲し、カウンタードロップキックで吹き飛ばす。
　田中の攻撃は続き、エルボー連打、串刺しジャンピングエルボー、サイドスープレックス。そして、逆エビ固めをお返しする。これはガッチリ極まっていたが、小松が辛うじてロープへ逃れ、カウンターフライングフォーアームで逆転。
　そこからエルボー合戦となり、連打で競り勝った小松がファルコンアローを狙う。だが、田中が背後へ着地し、スクールボーイで丸め込む。
　これを小松が返すと、田中は間髪入れずに首固め。それでも小松がキックアウトすると、強烈な張り手を食らわせる。だが、小松が超低空タックルで田中の足を取り、逆片エビ固めでギブアップを奪った。

COMMENT

小松「このシンガポールまでやって来て、ホントにこの職業じゃないと、シンガポールでまず試合なんてことはできないから。凄く貴重な経験になりましたね。なおさら、結果。そこで求められるのは結果なんでね。結果を積み重ねていって、ボクは次の目標にドンドン、ステップアップしていくだけですね。もう田中には負ける気がしないですね」

田中「このシンガポール。何人の人が初めて、プロレスを見たかわからないけど、第1試合の先入場。初めて観たプロレスラーがこのオレ…。そういう人が一人でもいてくれたら、うれしい。その人たちのためにも！　俺がこれからチャンピオンになる姿を見せないといけない。だからこそ、こんな同期の小松に負けたまんまではいられない。このあとノアのジュニアリーグも控えてる。ドンドン自分を磨いてレベルをあげていきます。爪痕を残そうなんて考えていない！　優勝しか考えていない!!」