シンガポールのシンガポールエキスポ・ホール7にて、絶賛開催中の『CharaExpo 2015』。13時からは地元のプロレス団体SPW(シンガポールプロレスリング)の提供試合が行われた。
そのメインイベントには、DDTプロレスリングの中澤マイケル(※以前、シンガポールに在住→現在はタイに移転)が登場。AWGC(Asia Wrestling Grand Champion)Jr.ヘビー級王者のザ・ステイトメントと、タイトルマッチを行なった。
序盤、中澤が持参したオイルを全身に振りかけたため、ステイトメントがロックアップしようとしてもグリップできずに転倒してしまう。それでもステイトメントはバックを取るが、中澤はまるでうなぎのように体をすべらせて脱出。
それでもステイトメントは場外戦へ持ち込むが、中澤がフェンスへ股間を叩きつけ、そのままスライドさせて大ダメージを負わせる。そしてリングへ戻ると、ステイトメントへオイルを振りかけ、ジャンピングフットスタンプを投下。自分も転倒してしまうものの、その勢いでステイトメントを押し潰す。
そこからステイトメントが逆襲に出ると、中澤が2重になったショートタイツを脱ぎ捨て、Tバック姿になる。そして、股間に密着していたインナータイツを右手へ装備し、ステイトメントの顔面へ押し付けようとする。これをステイトメントが抵抗して押し合いとなり、その反動でインナーがレフェリーの顔面を直撃!
その直後、中澤はインナーをステイトメントの顔面へ押し付けてフォールへ行くが、レフェリー不在でノーカウント。すかさずステイトメントが、急所攻撃とバックフリップで逆襲へ転じる。
しかし、中澤はミサイルキックをかわして流れを変え、オイルを口に含んでステイトメントの顔面へ噴射。即座に首固めで3カウントを迫る。
その後、中澤は再び右手にインナーを装備し、なんとレインメーカーを敢行! だが、ステイトメントが回避し、ダブルニーアタック、バックフリップで逆転。最後は、コーナー最上段からダイビングボディプレスをさく裂させ、中澤を葬った。
マイケル「いや、ひさしぶりの試合だったんでね。チクショー。負けちゃいましたね。ベルトをDDTに持って帰りたかったんですけどね。自分は、まだ引退はしていないんで。長期休養という感じで、所属はDDTですね、ハイ」
——現在は、ベトナムにお住まいだとか?
マイケル「いや、現在はすでにタイに移ってまして(笑)。シンガポール、ベトナム、タイと拠点を移してますね。新日本さんがシンガポールに来るということで、ほかにもお手伝いできればということで。ただ、さっきの試合でだいぶやらかしてしまったんで。新日本さんやブシロードさんの足を引っ張っていなければいいんですが……。明日は試合はないですね。悪ノリせずに、1試合だけでやめておきます(笑)」